★京都祭★祇園祭-2025年-八朔
祇園本宮とされる京都・八坂神社では日本三大祭り「祇園祭」が7月から始まる。公開済みの八坂神社のNOTEに追記しようと思ったが、これ以上追記すると長すぎるので、年度ごとに外だしすることにした。
2026年度の祇園祭までに「祇園祭とは?どういう歴史でなぜ流行っているのか?」を纏めたいなと。ということで、本NOTEは2025年の祇園祭についての記録です。
▼お勉強:祇園祭とは?
→八坂神社の祇園祭とは?
京都・八坂神社のお祭りで、日本三大祭りの一つ
毎年7月1日〜31日まで1か月間にわたり開催される大規模な神事
元々は平安時代、疫病を鎮めるために始まった
今では約1100年の歴史を持つ伝統行事
祇園祭は、貞観11年(869)、全国的に流行した疫病を鎮めるために、神輿を神泉苑(平安京に造営された天皇専用の庭園)におくり、病魔退散を祈る祭礼に始まったといわれています。それから千年以上の歴史を重ねるなかで、時代ごとの苦難を乗り越えながら現代に受け継がれてきた京都の夏を代表する祭です。
ちなみに「祇園祭=スサノオ=牛頭天王」という公式があり、はじまりは広島・素盞嗚神社(私のNOTE)が発祥で、その後に兵庫・廣峯神社、京都・梛神社・岡崎神社に遷り、八坂神社に落ち着いたとの認識である。
祭の歴史
今から約1150年前の清和天皇の貞観11年(869)に、京洛に疫病が流行し、庶民の間に病人、死人が多数出ました。
これは、牛頭天王(ごずてんのう、素戔嗚尊ともいわれている。)の祟(たた)りであるとして、鎮めるためにお祀りした祇園社(八坂神社の前身で、祭神は素戔鳴尊)を信仰し、病魔退散を祈願したといいます。
その方法は、日本全国の国の数に準じて66本の矛をつくらせ、それを神泉苑(中京区御池通大宮)に送り、悪疫を封じ込む御霊会をおこなったのが始まりであると伝えられています。
その後、祇園社の興隆とともに、“祇園御霊会”とよばれ、この名が略されて単に祇園会とよばれるようになりました。はじめのころは、疫病流行の時だけ不定期に行われましたが、円融天皇の天禄元年(970)からは、毎年6月14日に行われるようになりました。
その間、保元、平治の乱に一時絶え、足利時代に再興、足利将軍、夫人らが観覧したことが記録に残っています。
→祗園祭の主な行事
祗園祭は八坂神社の祭礼で、7月1日~31日の1か月にわたり様々な祭事が行われます。特に17日(前祭山鉾巡行と神幸祭)、24目(後祭山鉾巡行と還幸祭)、そしてそれぞれの宵山が広く知られています。宵山では、夕方になると山や鉾には駒形提灯が灯り、祗園囃子が響く風情あるなかを歩きながら鑑賞できます。

→屋根方って?
→厄除けちまき
→楽しみ方
祭りの醍醐味の1つは屋台?食?ですかね。
▼祭りの説明・模様
→7月1日〜5日 祭礼開始・吉符入・籤取り式など
7月1日から、祇園祭の1か月間が本格的にスタート
八坂神社で「吉符入(きっぷいり)」という儀式が行われる
各山鉾町(やまぼこまち)や八坂神社で行う祭礼開始の祈願儀式
祭りの無事と成功を神様に願う、いわば「開会宣言」
神職や関係者のみの厳粛な儀式(一般公開はされないことが多い)
7月2日、籤取り式(くじとりしき)が京都市役所で実施
山鉾巡行に参加する各町が「くじ」で巡行の順番を決める伝統儀式
非くじ取り山(順番固定の鉾)もあり
市長が立ち会う、ニュースにもなる重要な行事
7月1〜5日お千度参りなど神社を回って祈願する伝統儀式
→7月10日 提灯行事・神輿洗式
提灯行列(お迎え提灯/お迎え提灯行列)
神様を迎える行列(お迎え提灯)が、夕方から市内を練り歩く
約1,000人規模の行列で、提灯を持った人々や子どもたち、祇園囃子の演奏隊などが参加
ルート:四条通 → 河原町通 → 八坂神社
賑やかで観光客にも人気の行事。カメラを持っている人も多い!
神輿洗式(みこしあらいしき)
八坂神社の神輿(みこし)を清める儀式
午後8時頃から実施(雨天決行)
神職が神輿に神水(鴨川の水)をかけてお清めする
神様が乗る神輿を清めて、神幸祭(7月17日)の準備が整ったことを意味する
四条大橋周辺で見学でき、たいまつや灯明が幻想的
→7月10〜14日 山鉾建て(前祭)
山鉾建てとは?
祇園祭の山鉾巡行(7月17日)に向けて、山や鉾を組み立てる作業
釘を使わず、縄や伝統技法で組み立てる「縄がらみ」が特徴
組み立てが完了すると、豪華な懸装品や装飾が取り付けられる
見どころ
町中の路地に巨大な山鉾が出現する様子が圧巻
職人たちが手作業で縄を結び、精巧に組み立てていく過程が見られる
完成前から見学可能!写真を撮る人も多数
観光客でも組み立て現場の近くで間近に見学できる



→7月14〜16日 前祭 宵山(Yoiyama)
宵山(よいやま)とは?
山鉾巡行(7月17日)の前夜祭
四条烏丸エリアを中心に、山鉾の周辺がライトアップされ、一般公開される行事
地元の人にも観光客にも大人気で、最もにぎわう期間のひとつ
7月14日:宵々々山(よいよいよいやま)
人出は少なめで、落ち着いて見学できる7月15日:宵々山(よいよいやま)
人出が増え始め、露店も本格的に出る7月16日:宵山(よいやま)
最高潮のにぎわい。歩行者天国で大混雑

→7月17日(朝〜昼) 前祭 山鉾巡行(23基)
山鉾巡行(やまぼこじゅんこう)とは?
祇園祭のハイライトともいえる山鉾のパレード
四条通・河原町通・御池通を中心に、全長20mを超える鉾や山が23基行進
「動く美術館」と呼ばれるほど、装飾が美しく迫力満点!
見どころポイント
辻回し
鉾が交差点で方向転換する大技!
水をまきながら巨大な車輪を人力で回す → 観客大歓声!
特に河原町通×御池通交差点(河原町御池)が名物スポット
祇園囃子とお囃子方の演奏
巡行中も伝統音楽が鳴り響き、雰囲気を盛り上げる
→7月17日(夕方〜夜) 神輿渡御(Mikoshi Togyo)
神輿渡御とは?
八坂神社の御神霊(神様)を3基の神輿に乗せて、町中へお出ましいただく儀式
「神幸祭」とも呼ばれる
神様が町を巡って、疫病や厄を祓い、人々にご加護を与える神聖な行事
渡御される3基の神輿
中御座:素戔嗚尊(スサノオノミコト)
最も大きく、中央を進む東御座:櫛稲田姫命(クシナダヒメノミコト)
女性の神様を祀る西御座:八柱御子神(ヤハシラノミコガミ)
素戔嗚尊の8人の子神を祀る
時間と流れ(予定)
16:00ごろ:八坂神社本殿で「神幸祭」神事が始まる
18:00〜19:00ごろ:神輿が八坂神社西楼門から順に出発
19:30〜21:00ごろ:四条寺町の「御旅所(おたびしょ)」に到着
3基の神輿は一週間ほど御旅所に留まり、7月24日の「還幸祭」で戻る
→7月18〜21日 山鉾建て(後祭)
山鉾建て(後祭)とは?
7月24日の後祭 山鉾巡行に向けて、山鉾10基を組み立てる期間
前祭(23基)とは別の山鉾が登場し、より静かで落ち着いた雰囲気が魅力
職人が「縄がらみ」という伝統技法で釘を使わずに建てる様子が見られる
後祭に登場する山鉾(10基)
有名な鉾:橋弁慶山・浄妙山・北観音山・南観音山・鷹山(復興鉾)など
「大船鉾(おおふねほこ)」は、後祭のしんがり(最後尾)を務める特別な鉾
→7月21〜23日 後祭 宵山(Yoiyama)
後祭 宵山とは?
後祭(あとまつり)の山鉾巡行(7月24日)に向けての夜のライトアップ・お祭り期間
前祭の宵山より規模は小さいが、静かで落ち着いた雰囲気が特徴
露店も出て、地元の人や観光客が訪れる

→7月24日(朝) 後祭 山鉾巡行(11基)
後祭 山鉾巡行とは?
祇園祭の最後を飾るパレードで、前祭とは別の11基の山鉾が巡行
前祭に比べて規模は小さいが、歴史ある山鉾が多く、落ち着いた雰囲気と伝統美が魅力
「大船鉾(おおふねほこ)」が最後尾を務め、注目の鉾のひとつ
見どころポイント
縄がらみの技術で組み立てられた山鉾の美しさ
大船鉾の復興後初の巡行は特に注目(2025年も重要視される見込み)
辻回しは前祭ほど多くないが、静かに巡行する風情が楽しめる
祇園囃子が巡行を盛り上げる
→7月24日(午前中) 花傘巡行
花傘巡行とは?
祇園祭の後祭の山鉾巡行のあとに行われる、色鮮やかな花傘を中心とした華やかなパレード
京都市内の町衆や子どもたち、各種団体が参加し、花傘や飾り物、伝統衣装をまとって練り歩く
地域の「花傘踊り」や「稚児行列」なども見られ、華やかで賑やかな雰囲気が特徴
見どころポイント
華やかな花傘を持った踊り手や参加者の衣装が見事
子どもたちの稚児行列や獅子舞、笛や太鼓の演奏が楽しめる
地元の伝統文化に触れられる貴重な機会
→7月24日(夕方) 神輿還御・還幸祭
神輿還御・還幸祭とは?
7月17日から約1週間、御旅所に渡っていた神様(3基の神輿)が
八坂神社へお戻りになる神聖な儀式「還幸祭(かんこうさい)」とも呼ばれ、祇園祭のクライマックスのひとつ
神輿渡御の逆ルートをたどり、町を練り歩きながら帰還する
見どころポイント
神輿を担ぐ人々の力強い掛け声と迫力ある神輿振り
夕暮れ時から夜にかけての提灯の灯りが幻想的
地元の人々の祈りと熱気が感じられる感動的な場面
→7月28日 神輿洗式・夏越祭(疫神社)
神輿洗式とは?
祇園祭の神輿を清めるために行われる神聖な儀式
八坂神社の神輿を鴨川の川辺で清める
神輿が無事に巡行を終えたことを感謝し、次の祭りへの安全を祈願する
→7月31日 八坂神社で閉祭
閉祭とは?
祇園祭の全ての行事が終わりを迎える最終日
八坂神社で正式に祭りの終了を告げる神事や儀式が行われる
祭りの無事終了と、地域の安全・繁栄を祈願する大切な日
▼8月1日「八朔」
旧暦の「八朔」にあたる8月1日、京都・祇園では舞妓や芸妓が黒紋付姿でお茶屋や師匠を訪ね、日頃の感謝を伝える風習が行われました。八朔は、かつて早稲を贈って感謝を示す日とされており、祇園では今もその伝統が受け継がれています。猛暑日となった京都市内では最高気温37度が予想される中、祇園の街は華やかな雰囲気に包まれていました。
▼2025年度ニュース・振り返り
洲本市の洲本八幡神社では淡路島観光協会の関係者らが出席して、京都市の八坂神社までハモを運ぶ「はも道中」の出立式が開かれました。
夏が旬のハモは淡路島の特産品で、淡路島がかつて「御食国」として朝廷にハモを献上していたことにちなみ、京都の祇園祭に合わせて毎年「はも道中」が行われます。
神事では、八坂神社に奉納するハモがおけに入れられ、関係者らが道中の安全などを祈願しました。
▼その他:祇園祭と葵祭
葵祭の斎王代は学生や社会人など大人の女性が選ばれます。一方、祇園祭の長刀鉾(なぎなたほこ)に搭乗する稚児と禿(かむろ)は小学生の男の子で、神の依り代としてご奉仕します。かつては長刀鉾町に限られていたようですが、今では広く京都市内から選ばれています。
とはいえ、稚児や禿に選ばれるのはオーナー企業のご子息がほとんど。京菓子「鼓月」や「鍵善良房」、お茶の「福寿園」や漬物の「西利」、八坂神社の南にのれんを掲げる「祇園にしかわ」、そしてヤサカ観光バスといったおなじみの地元企業が並んでいます。斎王代と同様、父子や兄弟で稚児や禿となる例も少なからず見られます。
今年のお稚児さんは同志社小学校の3年生で、ピアノ、水泳、体操、ラグビーなど7つの習い事をかけ持ちしているスーパーキッズですが、和装小物「久保商事」社長をつとめるお父さんも禿の経験者。父子で祇園祭にご奉仕しています。今年の禿がノートルダム学院小学校に通う双子の兄弟というのもちょっとした話題です。
祇園祭のハイライトのひとつは23基の山鉾が巡行する17日の前(さき)祭の山鉾巡行。先頭をゆく長刀鉾に搭乗した稚児が、神域との境界を示す注連縄(しめなわ)を太刀でバサッと斬って、巡行の幕開けを告げる注連縄切りが最大の見せ場となります。巡行コースを清めはらう太平の舞もお稚児さんの役割です。
今では長刀鉾が唯一となりましたが、かつて生稚児が搭乗していた鉾に稚児人形が乗せられています。函谷鉾「嘉多丸」、月鉾「於菟麿(おとまろ)」、菊水鉾「菊丸」、放下鉾「三光丸」、そして鶏鉾にも稚児人形が乗っていますので、お見逃しなく。搭乗はしませんが、四条傘鉾と綾傘鉾でも毎年稚児さんが行事に参加しています。
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