【白状】検証!悩める物書き手法
ぎゃ~~~~ッ!!!!!
なぜ冒頭から叫び声を上げてしまったのかと言うと、これが今の僕が抱える最大の課題だからだ。う~ん、この試みに参加したいけど、胸を張って「こう書いてます!」という自信もないし・・・
ということで、直近の文学賞で落選した作品を題材に、僕の小説のつくり方を検証してみようと思う。この機会を逃すわけにはいかない!
題材とする小説はこちら↓
応募していた個人文学賞「第二回すべて失われる者たち」のページ。見事に名前がない。チクショー!
清書前のプロットはこんな感じで、A4のコピー用紙に一度メモ書きしている。文字を書くのにタイムラグがあるので、ちょっとしたことを考えるのに良い運動になるような気がしているからだ。


字、汚いな~。きれいになりたい・・・。
一応、ここでお話の骨子は完成している。そのまま打っても2,000字行きそうな感じだが、画像からも分かる通りこの時点でちょこちょこ修正を行っている。紙に書くのが好きなのは、この修正跡が残る点だ。このおかげで、前にどんな内容を書いていたのかを思い出すことができる。
では、ここに至るまでの経緯を検証してみよう。
テーマはどうやって決めたのか?
テーマを決める前に、既に応募されていた作品に目を通した。今回のコンテストでは応募作品が公開されていたので、ライバルはどんな感じなのだと調査を行ったわけだ。その結果、あまり”ホラー”的な作品がないな~ということが分かり、「ホラー書いたら目立てんじゃね?」という浅はかな動機からジャンルを決定した。
さてテーマについてだが、主人公は「主人公になれなかった能力者」にしようというのはなんとなく決めていた。天の気まぐれで超能力が開花するが、うまく扱えなかったために命を落とす。掌編で描くにはこのくらいがちょうどいいと思ったし、個人的にはこの落としどころの方がリアリティを感じたからだ。
上のメモでは「テーマ」の中に話の概要を書いてしまっている。
弾けるような目眩の中で、男は強制的に凶悪な犯罪者の視点を追体験する。
それは主題ではない!ばかめ!
これだから自分の作品に対する情熱が足りないのだ。ここでのテーマ(コンセプト)というのは【主人公になれなかった能力者】が正しい。この時点で手段が目的に変わってしまっていたのだから救いようがない。
ちなみに、激しい目眩の中に知らない景色が明滅するという症状は、このころ実際に僕が悩まされていたもの。”はた迷惑な能力”の描写としてリアリティをもって書けるかな、と思い採用したものだ。
書いて推敲
さて、テーマときっかけが決まったので、それらしい流れを持った骨子を組み立てていく。これが上のメモの内容だ。
今回の場合、
・目眩の中に見えたものの異常さを警察に伝えるも、取り合ってもらえない
・主人公の証言が実際の事件に一致する点が多く、重要参考人として取り調べを受ける
・取り調べの最中に真犯人が見つかるが、リークされた情報に過熱したマスコミは事件の予言ばかりに気を取られている
・釈放後、朝と言う時間帯と、集まったマスコミのフラッシュがきっかけで目眩が起こり、集まっていた大勢を道連れにして自死する。
という起承転結の流れを組んだ。
メモで一回粗く完成させてしまっているので、あとは自分の粗を探して磨きあげる作業を〆切まで続けるだけだ。
その間に、Googleマップでロケハンをして、大体の位置関係が合致する場所を探していたりする。残念ながら今回はピンを残していなかった。どこだったっけな~。関東のあたりをモデルにしたような覚えがある。警察署のドアがガラス張りかどうかも写真で確かめた。
う~ん、地名問題については悩んでいる最中だ。今作は読者が身近に感じてくれることを期待して具体的な地名を伏せたが、それも”作者都合の展開”が当てはまる原因になってしまうのかも・・・。スパンと地名を出した方が案外身近に感じるのだろうか?でも、国内の事件でも遠いと人ごとに感じるしなあ。自分の感覚を信じてよいものか・・・。
編集
書けば書くだけお話は膨らむものだが、今回は2,000字という枠組みの中で戦わなくてはいけなかったので、当然どこを削るかを考えなくてはならない。いわば仕上げの段階だ。個人的に、ここの部分が完成度の残り2割を担っており、8割分の労力がかかるところだろうと思っている。描写の割合は適切か、冗長な言葉遣いは無いか、情報はきちんと伝わっているか・・・。
考え出すと全部が悪く見えてくる!!!助けて~~~~!!!!!!
この作業は文章を書いている最中にも行う。全体を改めて見直すためには一度完成させておかなくてはならず、そのためにも一度メモ用紙で流れが見えるようにしているのだ。紙だと画面を見ながら確認できるしね。
そして今改めて自分の作品を読んでみたが、これはもっと直せるな~と思うところばかりだ。絵と同じように、文章にも終わりはないんだなあということを実感している。
まとめると・・・
『同調する眩暈』執筆時の工程としては、
・敵情調査
・テーマの決定
・起承転結に当てはめる
・プロット書き出し
・情報収集
・書き始め(必要に応じて適宜情報収集)
・推敲、修正
・編集、修正
・修正
・提出
といった感じになるだろうか。ちなみにこの工程にAIは含まれていない。調べものの時にAIを活用しようとしたことはあったが、結局ソースを確認するので二度手間になってしまうことに気づいたからだ。
そして”創作者”としてのAIを信用できないので、推敲の際にAIを活用することはない。どうせ見てもらうなら好きな作家にコテンパンにされたい。それが叶わない限りは、偉大な先達の作品に触れながら己の文章力を磨いていくしかないと思っている。
参考文献
この作品を書く前に、三浦しをん著『マナーはいらない 小説の書き方講座』を参考にしている。理解して実践できているのは1割・・・いや1分・・・いや1厘・・・。
あと、公募『プロットだけ大賞』の応募用紙も良かった。活用できているのは3%・・・いや0.0001%・・・。
未熟ッ!
作業環境
wordを使っています。公募のスタイルに合わせて、一枚40字x40列にしたり、400字詰め原稿用紙と同じ形式にしたり・・・。
縦書きで書くとスクロールの手間が減る&なんか書きやすいので、最近は縦書きで執筆することが多め。誤字防止のため、文字をできる限り大きくしてます。
なぜwordにはページ送り機能がないのか!!!!!書いている途中に改ページしたときが気持ち悪くて嫌!!!!
清書が終わったらプリントアウトして、紙でまた校正作業をします。
いかかでしたか?
ただ好き勝手に文章を書いている者の様をまとめたが、楽しんでもらえただろうか?こんな感じで、へたくそながら「どうやったらいいんだ!」「助けて神様!いや神には頼らねぇF●CK」などと悶絶しながら七転八倒していることを面白がってもらえたら幸いである。
さて僕の執筆状況はというと、いまは少し小説から離れている。いろいろ物語が浮かんできても、それをうまく形にできんなぁと悩んだので、いっそ休みながら様々な小説を読み漁っている最中だ。
でもなんとなく、出力に絵が入っている気がするんだよねぇ。マンガなのかなぁ。大変だなぁ。
いいなと思ったら応援しよう!
ここまで読んでいただきありがとうございました.
よろしければフォロー/投げ銭お願いいたします.