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建物は当時の名残を引き継いで

津山城の東部に位置する城東地区は

商家町として発展した街並みで、江戸時代の町割りを
よく残しているという。町家を主体に、切妻造平入を
持つ伝統的建造物が並ぶ地区。そこは出雲往来という
出雲と播磨を結ぶ出雲街道を城下町に引き込み、発展
したという。その江戸時代に形成された街並みは、今も
生き続け、当時の名残を引き継いで、風景を形づくる。


平格子、出格子窓、なまこ壁、袖壁などをたどりつつ
街道沿いの建物の1階の下屋には、軒丸瓦がリズムよく

瓦の文様もサイトをたどり振り返ったり

出格子窓の下部は下見板張。散りばめられる意匠を楽しんで

軒丸瓦の文様は様々で、巴の形は雷鳴を表す

路地に入り込めば、より空気は濃密で、なまこ壁が縦横に
漆喰の壁の納まりと小さな開口部にも目を留めつつ

津山市の城東に残る伝統的建造物群保存地区を進む

建物は当時の名残を引き継ぎつつも、新たな用途で利用され

かつて商人が住んでいた古民家はピッツェリアに

様々な時間の流れを感じながら
隣の建物の入り口には、女湯と男湯の文字
その建物は、通りの中で異なる時間軸を生み出し
塗り壁は新しく、街の色合いを鮮やかに
外観に近代建築の様相を持つ建物の
看板には福寿湯とあるが
のれんにはコーヒースタンドの文字
外観や文字や雰囲気など、様々な時間か入り混じるような

建物はかつての銭湯が、今はコーヒースタンドとして

リニューアルされている。街の息づかいを感じながら

通り沿いに建つ建物をたどっていく
ここは勝間田町といい、作州一円から集められた商人の街
その建物は、今は街に散りばめられたホテルの一つとして

看板に記された家紋は、繁栄を願う下がり藤

軒先の波の意匠を持つ鬼瓦や、軒丸瓦に描かれるのは

海老の丸紋。海老は昔から吉祥の生き物とされていて

瓦をたどれば、紋様の細やかな世界がみえてくる

重厚な軒瓦の意匠をたどり
建物に沿って路地へと進む
漆喰の壁には平瓦もリズムよく埋め込まれ
こぢんまりとした建物への入り口の先に
四隅の跳ねるような形を持つ繊細な意匠の格子窓
折れ釘の台座も漆喰で葉の紋様に形作られて
焼き杉の板の質感にもふれる
先ほどの入り口には、城東津山シネマの看板が掲げられ

ここは空手道場がミニシアターとして形を変えつつ

武道体験もできるという。ここでは地域の映画も

上映されて、その雰囲気を動画でも

津山で全編ロケをされた映画にもひかれる


江戸時代に整えられたという町割りに、建ち並ぶ建物
は少しずつ姿を変えつつも、今に当時の面影を伝える。
町家は、ホテルやピッツェリアへ、かつての銭湯は
コーヒースタンドとなり、空手道場は映画館となって。
外観を保ちながら、その内部空間はその場所の記憶を
伝えながら新たな空間へ転化されていく。ゆっくりと
コーヒーも頂きたかったが、津山城での長居で宿まで
の時間も気になる所。ひとまず城東地区の東の端へ。


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