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金と銀の姿に旅の記憶を重ねながら

街全体を手に取るように楽しみながら


大阪の街を南から北へぶらりと歩く。御堂筋には様々
な建物が建ち並び、過去の記憶を受け継ぎながら街は
新しい姿へ変わっていく。変わり続けるもの、形を変え
ながら残されるもの。1933年に建てられた緻密な装飾
をまとう大丸心斎橋店は改装を重ねながら、御堂筋を、
大阪を見守り続けている。そしてそこに舞い降りた金
と銀の優美な彫刻は、建物に新たな生命が吹き込んで。


精緻に施された幾何学模様をまとう建物は、2019年に
 既存の建物活かしながらリニューアルされた大丸心斎橋店
ヴォーリズによりデザインされたディテールは、今も斬新で
この建物は1717年に創業の大丸のシンボル的な存在でもある
幾何学模様が連続する扉に導かれて
内部の天井を飾る装飾も見上げたり

大丸心斎橋店には美しい空間が広がっている

大丸といえば孔雀。フェニックスをデザインしてほしいと
いう依頼に、ヴォーリズが孔雀を提案したという逸話が残る
そして2019年の改装時に、名和晃平氏が手がけたデザインが
京都の仏師により生命を与えられ
金と銀の鳳凰の姿となって輝きを放つ

名和晃平氏と京都の仏師によるコラボレーション

大丸心斎橋店は歴史を生み出す場所にもなる

低層部の外壁の細やかな装飾の向こうに、増築された高層棟
その隣では、心斎橋パルコが銀にゆらめくルーバーに包まれる
御堂筋に沿っての街歩きでは金のルーバーをまとう建物も

つながる大阪の街のデザインに目を留めながら

金と銀に彩られた彫刻の記憶をたどる

奈良といえば鹿。名和晃平氏の彫刻をたどる旅へも

梅田から始めた旅は、大阪駅の金の時計塔にも立ち寄った

大阪駅の時空の広場に設置された金と銀の時計塔

御堂筋は彫刻が立ち並ぶ通りでもあり
彫刻の色合いにもつながりを感じながら

以前には御堂筋の西側の彫刻をたどった


そして金と銀といえば岡本太郎の彫刻を思い出す

その彫刻は輝き、生命を謳歌するように

旅で出会った金と銀に彩られた風景をたどりながら

もう一度、記憶の中を旅するように

大丸心斎橋店のレリーフに見つけたうさぎの姿
そういえば、金色のうさぎと
銀に輝くうさぎの姿にも出会ったことも

干支のモチーフでつながる風景もある


名和晃平氏の生み出す圧倒的な世界観に、大阪での街
歩きの中でふと出会う。凛と輝きを放つ美しい鳳凰は
時を経た建物に、新たな生命を吹き込みながら、力強く
街を見つめている。金と銀に輝く鳳凰の姿。その金と銀
のモチーフに思いを馳せて、風景のつながりを楽しみ
つつ、記憶のつながりをたどりながら旅を続けていく。


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