視点を解体しては組み立てるように
風景に並ぶ色や形に
ありのままに、また視点を幾重にも入り組ませる。
関係性は常に変化する。ひとつひとつの瞬間を切り
取って並べることで、流れた時間が再構成される。
連なる視点を、解体しては組み立てるようにして。

のれんをくぐると、内部はギャラリー空間となり

おぼろげに連なる線描が

壁面に並べられる

角度をつけて重ねられる視点に

芸術家が惹かれ合い
世界を変えた視点が、今になぞられ

立体的に浮かび上がる

作者は物語の主人公となり

作品の中に入り込んでは

自らの視点を構築する

ちりばめられた断片を
旅の中で組み立てるように

構造にも目を留めて
視点を世界へ広げていく

同じようでいても

わずかな違いが差を生み出す

生じるずれを許容して

視点は解体されては、構成される

芸術家が引いた線が、重ねた視点が

連なっては集合し
時代を超えて響き合う

世界を変えた芸術家の線をなぞることは
その世界を自らに落とし込むことでもある

繰り返すほどにずれる線
同じようでいて、同じではないもの

日々の視点を旅に重ね

また次なる一歩へと視点をつなぐ

芸術家は何度でも

繰り返し線を引いては世界を構成する

その連続の線上を歩くように
ありのままに注意を向ける
芸術家は惹かれ合い、思想は世界の見え方を変え、
まなざしが対象を拡大させる。連なる線描は、受け
継がれ姿をずらし、また世界を形作る。積み重なる
日常は同じとなることはなく、この先も続いてく。
