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揺れ動く街の色や形を伝う

風景に引かれた線をたどり

街の色や形を伝う。あらゆる人やものの関わりの
上に成り立つ街。うずまく思いが姿を変化させる。
街の古き時間に、緩やかに現代性が重ねられる。
建物は役割を変えては、人々の思いが時代を作る。



焼杉板に四半に連なるなまこ壁


斜めに連なる直線や



縦横に引かれた線をたどる



細い路地の先には


ここにしかないものを集める店がある



赤、白、黄色に、緑の色の連続に



目を留めては視点を転じる



ガラスに描かれる作家が



展開する作品は、柔らかな光を帯びたもの


記憶に留まる風景の色は



2025年を象徴するもので


瞬く間に過ぎ去った祝祭の記憶を



色や形に重ねていく


歩いては、立ち止まり、また腰掛けて



転じる視点に、街は時間を刻みながら



デザインの力を積み上げる


時間を重ねた建物の



表情にふれては



まとう現代性を伝うように



変わるものと変わらぬものの間を歩く


シンプルな直方体の建物は、新たに街の歴史をつなぎ



ガラスに映る新しきものと古きもの


岡山の街は、静かに脈々と動いている



時の流れに



風景は静かな色を帯びる



ゆらめく水面に映るのは



季節に色づく緑と、建築家が手掛けた形



デザインされた建物の



波打つトタンの奥に設けられた入口は


旅人を繋ぐ場所となり



アートの気配が立ち上がる


街は変化を続けては


風景に動きを与える



建物に連なる線は


時代を越えて連続しては


   
今に続く。看板にそっとたたずむ  



犬の姿に引き寄せられては


いつかの旅を振り返る



時代を越える建物に


人は集い、物語は動き出す



街に重ねられた形や



色をたどる



のれんの上には



ふわりと浮かぶ虫籠窓



焼杉板の連続に


醤の香りを感じながら



軒丸瓦に描かれた福の文字



過去から未来へと歴史をつなぐ建物へ


視点が動くほど、重なる線は関係性を変えていく。
角度によって色味は変わり、時間とともに褪せては
また輝きを取り戻す。変化し続ける街の流れを掬う
ように街を歩く。色と形を拾い集めるようにして。


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