ランドリーと回り続ける日常と
旅の上の日常と非日常と
繰り返す旅の現実と虚構に、視点を拡張させては
収束させる。対象を広く見つつも狭くみる。ある
一点を見通すように、全体を俯瞰するように。現実
と虚構の狭間の中で、旅の風景は回転し始める。

色を帯びた空間の先には

営業中のコインランドリー

小さなお店が並ぶ建物に

連続する馴染みのある丸い窓

下が洗濯機、上が乾燥機の

それぞれに設定された使用料金

対面のランドリーは使用中で

窓の中では洗濯物が回転する

シンプルなデザインのランドリーは

静かにずっと動き続けている

回転し続ける映像が

現実と虚構を浮かび上がらせる

目の前に見える世界と
作りだされた世界
実際には見えることのない風景に

旅先でふと引き込まれる
見えぬものを浮かび上がらせるように

視点はだんだんと誘われ
現実と虚構の狭間に揺れる
鏡の中と現実と、映り込んでは拡張していく風景。
日々の視点を広げながら、日常を過ごしていく。
あるべきはずのものと、ふと姿を変えるもの。過ぎ
去る時間と繰り返される時間。目の前のものと、
その裏側にあるものへ視線を向けるようにして。
