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アートは変化を重ねてその先へ

イマジネーションが姿を現す


想像の雫が寄り集まり、瞬間を切り取り、重力
に反し、幾重に立ち上がる。その中を飛び回る
シップス・キャットが周囲に波紋をもたらし
て、アートはゆるやかに姿形を変えていく。



静けさと均衡を表す彫刻の中を



宇宙から来た猫たちが駆けめぐる



瞬間を閉じ込める彫刻



水滴が滴り、波紋が生じる直前のシルエットが



反転しては繰り返される



瞬間をとらえつつも流動的な形状は



内部に静かなエネルギーを湛えている



力は伸び縮みするように



波打つように、林立する雫の柱の中を



猫たちは浮かんでは、時をかき混ぜるようにして



収縮と膨張を示す彫刻に乗って



シップス・キャットは未来へと旅するように



混じり合う二人の芸術家の作品は



共に巨大な吹き抜け空間を


埋め尽くすように展開され、変容の庭と


呼ばれた空間で、静けさを保つ水滴のフォルム


 


倉庫の中で繰り返される形状は



変化を重ねて今に至る


壮大な景色の中で、彫刻は静かに佇み


自然に溶け込むように時を刻む



形は緩やかなラインから角度を帯びて


多面体となって、光と影を交差させる


風景にすっと立ち上がる彫刻は



瀬戸内に浮かぶ犬島に始まり



姿や形、素材や大きさ



そして時と場所を重ねて


日本各地へと波紋を広げていく



神戸なぎさ公園では、家族のように


寄り集まっては、風景を描く


エーテルという名の彫刻は、日本を飛び出し

その街の象徴となるほどに


スケールを拡張させては、立ち上がる


名和晃平氏の作品をめぐる旅はこれからも


芸術家から芸術家へ想像のバトンはつながれて、
世界に静かな波紋は広がっていく。アートが風景
に与える目に見える変化と、見えない変化。水滴
のフォルムは、街にひっそりと時に象徴的な姿で
そびえ、街の空気は静かに熱を帯びる。アートを
たどる旅はいつか、時と場所を超えていくように。



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