建物に流れる時間を感じながら
100年の時を刻む建物もあれば
困難にあい、姿形を変えながらも建ち続けている建物
もある。建物はそれぞれに異なる時間を刻み、そこに
流れる時を感じつつ、古きよき建物をめぐっていく。
100年の時を越えた三井商船ビルの隣の建物は、震災
で大きな被害を受けつつも、従前の姿へと再生された。
















ていることで、様々な角度から楽しめるということ



の広がりと窓の配置や階段の形状にも



作者は日本とカリフォルニアを行き来し
その場所で感じるものを表現されている




は河合浩蔵で、ドイツのセセッションの影響を受けたという









その繊細なデザインには姫路の旅でも出会った


旧居留地はフォトスポットにあふれている
文化遺産にも選定された海岸ビルには
古さと新しさが斬新に融合された形がある
建物楽しむということは、散りばめられたデザインを
もさることながら、内部空間に身を置くこと、体全体で
空間を感じること。海岸ビルの建物に足を踏み入れる。
ざらついた壁の質感、古きよき時代のデザインされた
窓の形。複雑な装飾にも目を留めながら、過去の時間
が漂うような空間に身を置く。拡散された光が空間を
包みこむ。自分の足音が響く。この空間にいるのは自分
一人。贅沢な瞬間だ。側には上ってみたくなるような、
おもしろい形の階段。窓の外に三井商船ビルが見える。
旧居留地に建てられた近代建築は、それぞれに歴史を
紡ぎながら今に至る。シップ神戸海岸ビルには当時の
外観が再生され、その内部にはガラス貼のオフィスが
建設された。過去のデザインを甦らせ、新しい空間へ
と変貌させる斬新な設計。オフィスは、当時の外観の
背景になるように配置されている。建物を残したり、
新しく生まれ変わらせたりと、建物の歴史はこの先に
続いていく。もっと建物と歴史と街との関係を楽しみ
ながら、風景との関係に目を留めつつ旅を続けよう。
