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黒部ダムに刻まれた物語

その圧倒的な大きさでせまってくる

黒部ダムを訪れた。そこに予想以上の風景が広がって
いた。想像を超える構造物、圧倒的な自然。どのような
手順を踏めば、これほどのものが建設できるのか理解
しがたい。そしてその困難を極めた過程にもふれて。

高くそびえるコンクリートの構造物を見上げながら
構造物と緑の風景に包まれて。黒部ダムは
186mの堤高で、日本一の高さをほこるアーチ式のダム
両ウイングは重力式の複合した構造形式に
関西電力の命運をかけた工事は7年の歳月をかけて完成した
別名くろよんと呼ばれる黒部ダムでは
人々の英知と情熱が伝えられて
当時の建設の記憶がここに刻まれる
コンクリートは時を刻み風化して
構造物は緑に覆われながら時を重ね
錆びついたコンクリートバケットや
それを支えるケーブルのスケールにも目をみはる
コンクリートは3年もの間、打ち続けられたという
そしてその構造物に落ちる光と影
黒部には想像を越える物語が流れている
黒部ダムには展示エリアも設けられていて
黒部ダム建設の概要にふれる
そしてダム建設のために不可欠であったトンネル掘削工事
トンネルの途中には大量の水が噴出する破砕帯
黒部の太陽では、その様子が克明に描かれて
建設への道程に多大な困難があったことは想像にかたくない

黒部の太陽に時代の空気感も感じつつ

80mの破砕帯を7ヶ月の苦闘の末、突破して
大町トンネルが完成し、黒部ダムの建設への見通しが立ち
一日に最大8,653㎥ものコンクリートの打設なども
含めて工事の遅れを取り戻し、くろよんの完成へ
地下に設置された黒部ダムの発電所はダム水路式で
高さ186m、長さ492mの圧倒的な体積を持つ黒部ダム
設置された彫像は難工事において殉職した人々へ
木漏れ日は鎮魂するように差し込んで
黒部ダムに刻まれた物語にふれながら
青く広がる空と緑豊かな立山連峰に包まれて
豊かな緑に包まれる構造物の風景も感じながら
エメラルドグリーンに輝く水面を見渡して
飛沫によってダムの下の谷にかかる虹
光によって水面を照らされ輝いて
緑に包まれた黒部ダムの風景を見渡しながら
黒部ダムへの入口へと戻ってきた
周辺マップで全体像も確認して

黒部ダムの建設への困難な道を越えて

次の世代へと物語はつながっていく

1891年に水力発電は京都の蹴上発電所から始まり

京都や日本の産業の近代化に貢献し
今もその風景を残し続けている。水力発電は形を変えながら

日本各地へと広がって。福岡での旅でも

ダムが作り出す自然と構造物の風景にもふれた


この機会に黒部の太陽という映画を見た。そこで描か
れた黒部ダム建設への物語。それは関西電力による
困難で社運をかけた事業。そこに注がれた情熱の上に
建つ、圧倒的な構造物を振り返ると目頭が熱くなる。


歴史を知るほどに、私たちは様々な歴史の上に立って
いると感じる。60年ほど前に建てられた黒部ダムに
より関西に電力が供給され、高度成長期の経済発展が
支えられた。先人たちの英知は形を変えて今に伝わり、
そしてまた新たな未来への力につながって。そこでは
多くの苦難や、失敗も乗り越えられて。様々な物語に
触れて私も力をもらい、先の未来へと進んでいきたい。

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