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そして朱色に彩られた本殿へ

神の使いの動物の間を縫うように

奈良公園の奥に位置する春日大社へと向かう。そこは
全国に約3000社あるという春日神社の総本社であり、
古都奈良の文化財として世界遺産に登録されている。
奈良時代の初め、平城京鎮護のために創建され、主祭神
の武甕槌命(たけみかづちのみこと)が白鹿に乗って
こられたことに、鹿が神の使いとされる所以がある。


春日大社に設置される石燈篭の間を進めば
朱色の境内が見えてくる。内部に広がる風景を伺いつつ
若草山から春日大社に至る経路は、境内の側面へ
朱色に緑の連子格子の回廊を
春日大社に2000基も並ぶという石燈篭の連なりの中
境内にはさらに1000基の吊燈篭があり
合計3000基の燈篭の風景が続く。それらは平安末期より
今日へ、貴族、武士、庶民から奉納され続けたものであるという
建物を訪れれば、まずは見取り図で全体像を確認して
入り口でようこそと出迎えてくれるのは

奈良といえばのせんとくん

斜面に沿って建てられた境内を進み、まずは
太陽の光を受けて、淡い色合いとなる御本殿参拝所へと

朱塗りの春日大社の鮮やかさの中で

銅の吊燈篭の深い色合いが時を紡いでいる
光によって落ちる燈篭の影の形に
そのくすんだ色合いに、平安から今へと連なる時を感じて
立体的な境内をめぐり、幣殿を振り返りつつ
朱塗りの鮮やかさと檜皮葺の柔らかな風合いの中
斜面に沿って建つ境内を進めば
回廊も地面に合わせて捻るように
設けられた捻廊は、左甚五郎の手によって
銅色の吊燈篭の中に、ぽつりと金の燈篭が輝いて
境内に広がる朱色の濃淡に視点をめぐらせながら
順路に沿って境内に流れる時の中を進む
境内に建つ末社もたどりつつ
境内は、過去から変わらず降り注ぐ光に
照らされた連なる社の中を抜けて
春日大社の中には生命を司る神様も
最初に外から様子を伺った風景を、境内の内からも
時を重ねた石段の上の朱色の建物に
歴史を紡ぐ吊燈篭が連なる春日大社の風景
光は朱色の鮮やかさにゆらぎも与え
巨大な姿の神木は春日大社に流れる時を司る
がらんとした幣殿に、ここで行われる神事を思い浮かべ
砂ずりの藤も樹齢800年の時をつむぐ
また朱色の鮮やかで、厳かな正面の門をくぐり
春日大社から始まったという、参道に並べられた石燈篭と
人々でにぎわう春日大社を後にする


いざいざ奈良へ、旅を続けて

春日大社の風景に会いに

奈良公園の最奥部へ訪れた

山の斜面に沿って建てられ、立体的に構成された境内
をめぐる。広がる朱色は光を受けて輝くように、また
時の流れの中であせるように、様々な表情を見せる。
境内の燈籠は過去から今にかけて奉納され、春日大社
ならではの風景を作り出している。式年造替によって
本殿は20年毎に建て替えられ、春日移しという習わし
で場所を移し、各地に伝わる。その数は60回を数え、
60回を数えるのは伊勢神宮と春日大社のみだという。
境内に流れる1300年の時の中で、歴史は受け継がれ、
形を保ち、また後世へと伝わる。変わることのない形、
それでも確実に流れる時の間へと、春日大社を訪れた。



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