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日常と非日常が交差して

ゆっくりと動き始める街に


アートが重ねられる。日々の視点が色をおびる。
日常と非日常が隣り合わせに配置される。形を
とらえる視点は転がるように加速する。意味する
ことは心に置いて、アートが交差する街を歩く。



ピンクの幟を目印に



色を帯びる街に沿い、視点を回転させるように



置かれた彫刻に目を留めて



散りばめられた彫刻をたどる



街と接続される噴水広場で



水の動きが空へと伸びる



色づくタワーは芸術祭の始まりのシンボルとして



街を見守る存在となる



作品に応じて目線を変えて



何をどのように見るかを



街に視点を重ねていく



色を地面から吸い上げるように



多面体は街と連続する



建物の壁面は滑らかに



接続されては切り替わる


ホテルのロゴを、旅に重ねる



芸術祭に街が語り、人々が主役となる



三年に一度のトリエンナーレが



街の時空に影響を及ぼして



都市が舞台の芸術祭で


様々な交流が生み出される



祝祭の舞台となる街は


訪れる人によって読み解かれては



色や形が認識される



そして意味も。より良く働くためにと


壁にそびえる言葉



打ち放しのコンクリートの壁に



浮かんでは揺れる言葉



壁の外側と内側と



街の境界に沿って歩く


過ぎゆく時間に思いをはせる



ゆらめく時間の流れにふれるように



街が帯びる線をまたいでは



描かれた線に目を留める


日常にある色が増す



街が動きだす



バスがつなぐ街と人と


綴られていく物語



大通りに沿って、並ぶ作品と建物が



光に揺れては動き出す



エンタシスの柱を持つ銀行は


役割を変えて今に建つ



大通りを北から南へ歩くほどに


走りさる路面電車



色や形は様々に



行き交う電車に目を留める



犬の姿に、岡山の物語の



最後のピースを重ねてみる


街は動きを早めつつ



まだ静かな商店街に



曲線を帯びる光の先の



広がる柔らかなドームに


記憶ふと時と場所をつなぐ



ドームに描かれる賑やかな光景の先に


目指す建物の線が伸びる


言葉、色、形が組み合わされる。意味をまとう記号
の連続が、人それぞれにゆっくりと意味をなす。
小さな驚きが積み重なり、物語へと形を変える。
作品が街と絡みあう。街全体が舞台となり、都市
に異なる境界が生じる。いつかの記憶を重ねては、
過ぎゆく時間に沿うように、大通りを南へと進む。



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