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なんばから御堂筋を北に向かえば

様々なものに出会いふれながら

街全体を体で感じて歩く。私にとってはなじみのある
大阪も、気づけば姿を変えていく。街はそれぞれに時を
経ながら、それぞれの物語を紡いでいる。その時々で
目に留まるものも変われば、街歩きにも限りがなくて。

街を形作る素材。ガラスは光にゆらぎ
光は反射し透過する。Diorの入った建物にはデザインされた
パンチングメタル。ショーウィンドウは街に語りかけるように

ビルの名前はLVMH大阪。隈研吾氏が手掛けたもの


また影は壁面に踊るように、金属の形を映し出す
金属の細やかな装飾がされた扉。重厚な石。街を映すガラスは
HARRY WINSTONの建物で、伝統的なデザインと
現代的なデザインが交わるように2020年にリニューアルを

石は歴史を感じさせ、ガラスで今が表現されている


御堂筋を絶え間なく続く車。その先の切り込みの入った
ガラス箱のようなデザインの建物のW Osakaは

安藤忠雄氏の監修によるもので、シンプルさが際立つ

対象的に内部には楽しさが散りばめられて


街をたどれば、その時々に気になっていたものが目に留まる
影、隙間、構成、素材の切り替え
そして質感、手触りに、街の表情を感じながら


今の風景に、未来の風景を感じつつ
建物と緑が織りなす街の風景を


緑の形や、建物の形。そして街を構成する様々な店舗
躍動する牛のエンブレムといえばランボルギーニ

御堂筋では様々なデザインにふれることができる

ガラスが拡張させる風景の中、石と緑をたどりつつ
建物内部の空間にも立ち寄って。内部には外部と対象的に
質感のあるタイルによって。休日のカフェに日常を思い描き
休日の街の時間を楽しみがら、また車のデザインに目が留まる

アルトゥーラはスペイン語で高みへという意味で


そしてデザインは時代を越えて。寺院の山門のかわりとなる

大阪 エクセルホテル東急。街歩きを振り返れば

過去と現在と未来と、さまざまな風景が見えてくる
かつては伊藤忠商事の本社ビルも、持ち主が変わって
古きものは時代の中で新たな形へ。長さ1kmの壁面を持つ
船場センタービルは特徴的なパンチングメタルをまとい

その圧倒的な壁量が斬新さをもたらして


ショーウインドウの奥に並ぶ高級車は
ベントレー。光に照らされたロゴも羽ばたくように

良質なデザインには、きっとつながりがあるはずだ

そしてまた街の何気ない風景に目をやれば、ガラスに映る
柔らかな色合いの御影石の高層ビル
建物の質量を体で感じながら
ちりばめられた光によるデザインの店舗には
輝くティアラがディスプレイされて
休日の御堂筋の静かな歩道の風景を、気ままに楽しみながら
様々な角度で建物を見れば、それは別のものにも見えてくる

セントレジス大阪が入るビルは大成建設設計によって


通りを挟んで建つビルも特徴的で
斜め向かいの茶色の外壁は、国の登録有形文化財で

竹中工務店の本社ビルの御堂ビルディング

竹中工務店といえば竹中道具館を思い出す

ここはものを作るということに、向き合える場所に

向かいの建物は、自ら増幅するような特徴的なデザインで

安井建築設計事務所に手がけられ

御堂筋を風景と建物をたどりながら、ようやく本町駅まで

まだこれからも、デザインをたどる旅を続けよう


街を眺める。石、ガラス、金属、タイル。
様々な組み合わせが、街の風景を形作る。
街を感じる。雑踏、喧騒、そよ風、ゆらぎ。
街は、目をこらせば、耳を澄ませば、人それ
ぞれに姿形を変えながら、語りかけてくる。
街をたどる。影、光、奥行き、きらめき。 
街全体を体で感じながら歩く。日々の延長
にある旅のような日常へと。ひとまずは、
なんばから本町へつながる楽しい街歩き。


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