見出し画像

中之島で時を重ねる美術館へ

眼前に広がる風景をめぐり、その先の


建物は水平に伸びたラインを持ち、所々に設けられた
開口部は形を変えながら、つながっていく。各部は干渉
しあい建物を立体づける。外壁のタイルには、時が染み
込むかのように、人々の思い出も刻まれる。その味わい
のあるタイルは光を吸収し、穏やかな空間を作り出す。


こども本の森の隣に建つのは
柔らかなタイルの色合いの大阪市立東洋陶磁美術館
足元には青々とした緑が輝いて
建物は高さが抑えられ、分節しながら構成されて
緑の大きさが建物の歴史を物語る
建物の隅はデザインされたコーナーサッシなど
建物のボリュームを軽くするように、開口部がランダムに

美術館はリニューアル工事を経て昨年オープンに

こちらはリニューアル前の美術館の様子。そこに増築された


ガラスのボリュームの中へと進む
曲線を描くコンクリート打ち放しの壁に沿い、2階への階段も
ロールスクリーンの細やかな織り目を通して
柔らかな光がエントランスロビー内に広がって
コンクリートの打ち放しの壁の後ろにはエレベーターがあり
ガラスのボリュームは既存の建物に沿わせるように
建物の壁は、外部から内部へとつながっていく
動きのある空間を楽しみつつ、ゆるやかな階段を2階へと
3次元的に変化を持つコンクリート打ち放しの壁に驚きつつ
2階へと上がり展示室への通路を進む
壁面の装飾は、建設当時からの文様に
見取り図や展示の特色なども参照しながら先へと進み
展示室の石の鴨形土器の上部から柔らかな光が降り注ぐ
外部から見上げたコーナーサッシは階段室に
横長に割り付けられたサッシの影もリズムよく
展示室への動線となるロビーにも作品が並ぶ
順路を指し示してくれるのは猫ではなく虎のmocoちゃん
通路に並ぶ椅子は以前から設置されているもので
以前にも、その椅子の並びのパターンを楽しんで
建具の格子のデザインも繊細で
格子組の納まりなども楽しんで
ロビーに面した展示室をいったりきたりして
展示室の構成なども確認しながら
美術館の展示もさることながら、建物に散りばめられた
デザイン要素もたどりつつ、タイルには突起が設けられたり
手すりの天端の納まりも特徴的で
階段の踊り場から、外観を特徴づけるサッシから
建物内部は自然光で満たされて
大きな開口部に面したロビーに並ぶ現代彫刻
平たく伸びるのは星野暁氏の表層という紙と土からなる作品
建物の開口部は光の範囲を制限させたりと
彫刻と空間の関係性も楽しみながら
美術館を隅々までめぐり、出口の方へ
案内役のmocoちゃんにも別れをつげて

訪れたのはリニューアルオープン記念の
シン・東洋陶磁ーMOCOコレクション

リニューアル前の様子も動画で楽しんで


穏やかな光が広がるロビー空間。大理石は自然光を
柔らかく反射させ、空間全体に光が広がる。1982年に
建てられた東洋陶磁美術館は、当時の姿をそのままに
シンプルなガラスのボリュームが増築されて、2年を
かけて改修し、昨年の4月にリニューアルオープンへ。
次には、美術館の展示についても振り返ってみる。


いいなと思ったら応援しよう!