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世界は歓喜と興味に満ちていて

ゆらぐ水辺の風景を味わいながら

橋を渡り、先へと進めば打ち放しコンクリートの建物
が近づいてくる。そして、テラスの大きな青いリンゴ
のオブジェといえば、安藤忠雄氏が手掛ける施設。青い
リンゴに託されるのは、明日の希望への想いでもある。


水面にゆらぐコンクリートの打ち放しの建物
遠くからでも青いリンゴは輝くようで
また難波橋を渡り、その建物の下へ進む
ビルのガラスのカーテンウォールに光を感じ
見上げるほどに、街の自由さを楽しんだり
だんだんと目的の建物へ角度を変えながら
その手前の湾曲した構造物も安藤忠雄氏が手掛けたもので
京阪電車のなにわ橋駅の入口に
そしてその隣に建つコンクリート打ち放しの建物は
2020年にオープンのこども本の森 中之島
壁面には立体的な模型が設置されていて
青いリンゴと建物の位置関係もよくわかる
建物の庇の下をくぐり奥へと進み、リンゴの青さと
その大きさと存在感にふれ、そこに込められた安藤忠雄氏の
想いを知る。そこでは青春という詩も引用されて
あらためて心の持ちようについて考えさせられる
未来への希望の精神が込められた青いリンゴは

兵庫県立美術館でも輝くように

本を開けば、きっと未来も開かれて
そして旅を続けることは、何かとの出会いを重ねること
でも今回は内部は事前予約制で、また計画的に
それでも建物と風景のつながりと、その物語を感じつつ
大きな壁面に配置された細い開口部も興味深く
本は読めなくても、建物を読むように

神戸への旅でも本の森が建つ風景にもふれた

緑をまとうコンクリートの打ち放しの建物の
のびやかなシルエットを感じながら後にして

内部空間も気になる所で、また計画的に訪れよう

そして、またひとつANDO建築の風景へ


安藤忠雄氏の通ってきた道のりに思いをはせる。青春
という言葉を辞書でひいてみる。若い時代。でも言葉の
定義やとらえ方は人それぞれで、詩人のサミュエル・
ウルマンは青春とは人生のある期間を言うのではなく
心の様相を言うのだと定義する。そこで詠われるのは

驚異への愛慕心、空にひらめく星辰、その輝きにも似
たる事物や思想の対する欽仰、事に処する剛毅な挑戦、
小児の如く求めて止まぬ探究心、人生への歓喜と興味。

旅を続けるほどに、驚き心動かされ、自然にきらめきを
感じながら、各々の輝きにふれ、もう少し先へと出会い
への期待をよせる。世界は歓喜と興味に満ちている。

知ることで風景は見え方を変え、感じることで風景は
表情を変える。手のひらの中の小さな興味は、やがて
大きな歓喜となって体中へと広がっていくような気が
している。旅を続ける理由はきっとここにあると思う。


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