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そして手のひらの中の美しさに

様々なものに宿る美しさをたどり


東洋陶磁美術館の中の最後の展示室へ向かう。そこに
はショーケースに並ぶ小さな色あざやかな壺の数々。
17世紀にヨーロッパから中国に伝わり、清朝において
流行し、中国で独自に発展したという鼻煙壺。手のひら
に納まる大きさの中で表現される美しさにもふれて。


この展示は沖正一郎氏から寄贈されたコレクションの一部で
1200件という数多くの中から一部のものを
その小さな壺の中に、様々な色や形や素材がちりばめられて
初めて目にする鼻煙壺の使い方も
ショーケースの中にある手のひらの中の美しさを
それは、小さな壺の中に凝縮された
細やかな表現を楽しみながら、壺に描かれた動物や
壺自体が動物の形をしているものも
装飾はときには立体的に
小さくても、その中には美しさが凝縮されていて
ありがたい形をしたものも。これはぜひ持ち歩きたい
描かれる動物の中には鹿の姿

様々な所で鹿との出会いも楽しんでいる

その横には壺いっぱいに賑やかな図柄
茄子の形をしたものは複数のセットに
これが一番のお気に入り。色と柄にひかれている
こちらは銀の花卉文四連鼻煙壺。建築的な佇まいに
こちらも沈み込むような色合の銀の素材で
こちらは真鍮に花鳥文が描かれて
こちらは瓢形だったりと形も楽しんで。下部には花文も
様々な色と素材の鼻煙壺には、赤と青のガラスのものや
深い緑の焼き物の壺も
色鮮やかな花弁や蓮池に鴛鴦
また白の立体的な彫り物に

三河内焼きの繊細さを思い出したり

手のひらの中の美しさ。小さな壺の中で展開される
多様な世界。美しさは様々なものに宿り、その思いが
込められた異なる色や形や素材の壺には、それぞれの
物語があり、それはまた別の風景とつながっていく。
旅を続けながら、様々なものとの出会いを楽しんで。




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