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見えないものに手を合わせるように、ゆらめく光と影の中を

おはらいにもなるという反橋を渡り

住吉大社の本宮をめぐり、その先へ進む。白壁の美しい
御文庫の建物の奥には、初辰まいりの幟が並ぶ。住吉
大社といえば商売初辰・家内安全の「はったつさん」。
初辰とは毎月最初の辰の日のことで、4年を一区切り
として、48回参拝すれば満願成就となるいわれは、
四十八辰、つまり始終発達という意味を持つという。
何事も継続が力となる。私も可能な限り始終、旅路に。


白壁が美しい蔵の先に並ぶ赤いのぼりは
初辰参りのもので、住吉大社の奥には商売発達の神社がある
はったつさんと呼ばれる楠珺社で、商売繁盛といえば招き猫

我が家でも福を招いてくれている

神社には、やわらかな空気と厳かな空気が入り混じり
太陽の光は水面を軽やかに移ろうようで
住吉大社の境内で、朱色の門を行ったり来たりと
先に見える風景を繰り返しながら、門を
何度もくぐり、身も心も風景に溶け込んで。神社の風景を
様々な角度から。住吉大社は4つの本宮が並ぶ神社で
並列する第三本宮と第四本宮の先には第二本宮
今度は第三本宮で寄り添う兎を後ろから
正面からももう一度。心もほっこりとふんわりと
むくりのある屋根の先にそびえる樹木の風景にも目を留めて
建物の形は風景に様々な形を与えていく
光により形はあらわにも、木漏れ日のように揺らいだり
風景に奥行きと立体感が与えられていく
神社に並ぶ様々な建物の形や
狛犬が鎮座する風景をたどりながら
緑の風景と朱色の建物の交わりを楽しんで
住吉大社には600以上もの石燈篭が並ぶ場所
境内をぐるりとめぐり、最初にくぐった幸寿門を後にして
もう一度うさぎの手水舎へ。石に刻まれるのは
心洗の文字。心を常に穏やかに、何事も受け止められるように
そして、そびえる反橋をもう一度。住吉大社に広がる風景に
ありがたみを感じながら。朱色の欄干は軽やかに
時を刻む石灯籠は深みを帯びて
豊かな緑と、やさしく広がる木漏れ日に包まれて
水面にたゆたい、時をも映し出すような反橋を後にして

今昔さんぽでも、懐かしい風景を

住吉大社に流れるおごそかで柔らかな空気に包まれた
境内に広がる風景へ。朱色の門の先には、檜皮葺の4棟
の本殿が整然と並ぶ。大きな樹木は境内を包みこむ
ように広がり、木漏れ日をたどるように境内をめぐる。
なでうさぎやはったつさんの招福猫。小さな招き猫が
48体揃うと大きな招福猫に交換してもらえるという。
神様の領域に、人の願いと楽しみが交差する住吉大社。
そしてまた反橋を渡る。ぼんやりとにじむ姿を水面に
眺め、この旅路が、どうか末永く続きますようにと、
住吉大社を後にして、ひとまず今回の旅は終わりへと。

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