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公園に広がる風景の中へ

旅をして様々な出来事に出会いながら


以前に訪れたことのある服部緑地公園も、その時は
サッカーコートへと向かう子供を追いかけるように
して通り過ぎ、公園の風景を意識しながら楽しんで
はいなかった。当時を思い浮かべつつ、また訪れた
服部緑地公園で、視野を広げることで豊かな空間と
の出会いがある。それは旅を通して感じられるように
なったものでもある。次は公園に広がる風景の中へ。


広大な服部緑地公園の中を進む
気持のよい空の下、そよぐ風とあふれる緑が心地よく
空に向かって伸びる巨大なパンパスグラスは

訪れた9月頃が見頃だという

風に揺れるやわらかなパンパスの穂の向かいには
見覚えのある鳥の彫刻。穴のあいた部分は孔雀の羽を表して
その複数の開いた穴の向こうの
広がる緑の風景に、遠い記憶を手繰り寄せるように
いつか訪れた小豆島の緑の広がるオリーブの丘
白いオブジェのような遊具で遊ぶ子どもたちの姿を思い出し
オリーブ公園に設置されていた白い孔雀の彫刻に
服部緑地公園の孔雀の姿を重ねたり。共に大西金次郎作のもの

丸い穴で表現された羽根を持つ柔らかなシルエットは

ピーコックという陶器のオブジェにもつながって


思わぬ所で出会った彫刻が、記憶の中の風景をつなぎ
またパンパスグラスが広がる光景もきっといつかの旅へと
円形広場の上には気持ちのよい空が広がって
彫刻作品をたどるのも楽しみのひとつで
年月を経た質感のレンガの台座の上には、機械的な形状の
時空という名の彫刻は時の経過を伝えるように
ゆるやかに続く園路に沿って立つ遠くを見すえるような
石の彫刻は、背後からのシルエットも美しく
その凛とした雰囲気に引き込まれる
女性像がもたれかかるように寄り添う
仔牛は、対象的にユーモラスな表情で

旅で出会う牛の姿も集めたり

女性像の独特な表情とシルエットがすばらしい

様々に表現される人のオブジェをたどるのも楽しくて

作品は松下隆治による仔牛と女というタイトルで
今まで出会った彫刻の中でも、特に印象に深いものとなった
緑が広がる円形広場は素敵な彫刻に出会うことができる場所

中央の円形花壇は季節の花で彩られるようで

服部緑地公園にも花の季節に訪れてみたい


街中や公園に設置される屋外彫刻は、街歩きや旅の
目的に、またふとした出会いを楽しむ対象ともなる。
服部緑地公園の円形広場には、以前は9体の彫刻が
設置されていたといい、今は残された4体がそれぞれ
に個性を放っている。中でも現代的なシルエットの
女性像と仔牛の組み合わせの作品は、私が過去に見た
彫刻の中でもお気に入りの一つとなった。それらの
作品は旅の思い出をつなぐ装置ともなる。設置された
彫刻を楽しみつつ、公園に広がる風景の先へと進む。


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