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津山城跡の西側に広がる地区を越えて

津山文化センターの建物と空間を満喫し

そろそろ宿へ向かう時間に。津山城跡の東西に広がる
伝統的建造物群保存地区。今回の旅は、まずは津山城跡
を訪れ、次に城東地区、そして城西地区を越えて、宿へ
向かう順路とした。その日、ほとんどの施設が定休日に
もめげることなく外観だけでも楽しんで、後は翌日へ。

津山文化センターを後にして、道沿いに建つ教会の
地域に馴染み、根付くような姿にも目を留めつつ
次は津山城の西側に広がる城西地区へと進む
まずは1917年築の中島病院旧本館へ。正面のバルコニーを
支える柱は装飾的なコリント式で、外壁には細やかなレリーフ
ここも森の芸術祭の会場であるが、その他の施設と同様に
定休日。建物は、市民の要望もあり2008年に市に寄贈され
2020年に、まちの駅 城西浪漫館としてオープンしている
窓に立体的な装飾が施された凝った洋風の意匠を持つ建物は
NHK 朝の連続小説 あぐりのロケ地にも。建物によっては
引いて、バルコニーの頂部に設けられたドームと

外観を構成する装飾的な要素の連続も楽しんで

城西浪漫館を後にして、ふたたび出雲街道で、城西地区に建つ
もう一つの洋風建築の作州民芸館にも立ち寄る
ここは1909年に土居銀行津山支店として建てられた建物で
1992年、市の所有となり、津山まちの駅 城西に生まれ変わる
森の芸術祭の会場にもなっているこの建物も定休日

手掛けたのは江川三郎八で、岡山に残る建物の一つ

福島で生まれ育った江川三郎八は、建築技師として福島県から
岡山県へと転任し、江川式建築とも呼ばれる建物群を手掛けた

建物は左右対称の意匠で、円柱やレリーフが施された
ルネサンス調のデザイン。上部へいくほど装飾は密度
を増し、重厚感のある外観に意匠への情熱を感じ取る

作州民芸館を後にして、あとは出雲街道をひたすら西へ
城西地区に位置する西寺町は、津山城最大の寺院集積地で
江戸時代には22もの寺院が建ち並んでいたという
今も13ケ寺が残り、通り沿いの大圓寺も

出雲往来の寺町の風景を形づくっている

江戸から大正へ、寺町から大正ロマンの面影を残し、
建物へ、町の風景は引き継がれ、混じり合って今へと

旧出雲街道を東へ西へ。大圓寺を越えて、そのずっと先に建つ
ホテルに着く頃には日も落ち、一泊二日の一日目も終わる
そのホテルには、一時期利用していたMarriott Bonvoy
アメックスの残っているポイントにて


旅の予定は押し気味になりながらも、無事宿へと到着。
津山の町を歴史を遡るように、今の時間に沿うように、
十分に風景と建物を楽しめば、ホテルの向いの道の駅
の開店時間に間に合わないのもいたしかたないこと。
気をとり直して、ホテルでのひとときをゆっくりと。


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