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旅ではアートや空間に共鳴するように

日本酒の味わいに日本の風景へ思いはせつつ


その日の日帰りの小さな旅は、グラングリーン大阪を
めぐる所から。食事の後は、北側に広がるエリアへ進む
と打ち放しコンクリートの壁とそれを包み込むガラス
の壁。建物は氷山のようにその多くを地下に携える。


グラングリーン大阪に建ち並ぶ建物と
広がる緑の中に建つ、打ち放しコンクリートとガラスの箱に

安藤忠雄氏の文化に対する思いが込められている

空間を浮かび上がらせる打ち放しコンクリートの建物

その地下に広がる空間の中へと進み
オープニングとして開催されていた連続する共鳴展で
ゆるやかにつながる空間を順にたどる。ここでは
数学的アルゴリズム、音楽プログラミング、3D建築データが
ポリノーズというソフトウェアを活用し
制作された作品群で構成されている
最初のWork1では、空間内の鑑賞者の位置データと
展示場所の空間特性データを解析して
音響とともにリアルタイムに生成される
ここではさらにシンセサイザー、ドラム音が追加されて
体の奥底に届く重低音は暗転する空間に響き
増幅するエネルギーの塊のような光により空間は反転する
次の会場では鑑賞者の位置移動に連動して、立体的な
オブジェクトがかすかに表情を持つ打ち放しコンクリートや
均一で真っ白な壁に投影される
最後の展示は身体・空間・音楽の融合がテーマとなり
ダンサーのダイナミックな身体運動データが、空間全体を
埋め尽くす映像と連動し、迫力のある光景が生み出される
身体の映像は、動的にまた静的に、強弱をつけながら
空間と音楽と共鳴しながら形を変えいてく
しばらくすると映像は暗転し、今度はダンサーの動きのみが
空間の中で連続する様子から
身体は空間全体に拡張されるように広がって
連続する共鳴。その空間を訪れることで感じられるつながり
空間と映像と音の余韻に浸りながら
打ち放しコンクリートに包まれた空間の中で

真鍋大度氏のオープニングエキシビションを楽しんだ

真鍋大度氏の制作の根幹には数学と⾳楽があるといい

「Continuum Resonance:連続する共鳴」では、建物
のポテンシャルと空間特性を最⼤限に活かし、「VS.」
という建築との対話を通じ、作品が制作されたという。

氏は⼤学時代にヤニス・クセナキスの「⾳楽と建築」
という本に影響されたという。クセナキスといえば、
1970年の大阪万博で「ヒビキ-ハナ-マ(響-花-間)」も。


音楽と建築。空間に展開される素材のつながりを
音楽を感じるように、そのリズムを体で感じながら
光はガラスを透過し、反射し、拡散されて
建築は機能にあわせて形を変えながら
意味のあるつながりをたどりつつ、音楽を楽しむように
建築空間を感じて。その共鳴は連続するように


本展では当初、真鍋大度氏の活動の軌跡を再検証する
企画が考えられていたというが、安藤忠雄氏の建築に
触発されて、今回の連続する共鳴展へいたったという。

氏が影響を受けた音楽と建築。空間はアーティストへ
インスピレーションをもたらし、その共鳴が連続する
ような、アートと空間のつながりや関係性も楽しんで。


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