見出し画像

地図に記した赤い点を目指す旅

私の中でシンガポールといえば

この旅のことを思い出す。今思えば思い切ったこと
をしたと振り返る。祖父母と一緒のシンガポールへ
の家族旅行。当時、家族で旅を重ね、小さいながらも
いろんな環境に順応して楽しんでいる子供たちを、
頼もしく思いながら、つい詰め込みがちにとなる
旅をゆったりとしたものへ。それでも目まぐるしい
シンガポールの街の風景に視点は加速するように。

シンガポールはレッド・ドットと呼ばれていて



2025年の万博のパビリオンのモチーフともなっている



その赤い点を目指した旅は、約10年前の2014年から


2015年へ年がかわるタイミングに、思い切って



大きな海を越えて旅をした。到着したのは



今も目覚ましい進化を遂げるチャンギ国際空港



まずは中心街に移動して、楽しみにしていた



ホテルへとチェックイン。せっかくなのだから



色や形をめぐる旅を彩るものとして



先進的でも、どこか親しみを感じる



パーク ロイヤル オン ピッカリングを拠点として


旅に安らぎと刺激を求めながら



まずはシンガポールといえばの



動物園へ。私ばかり楽しむわけにもいかなくて



子供たちにもしっかりわくわくしてもらって



それでも私は私なりに



風景にちりばめられた色や形をたどる



緑がこぼれそうでもあるホテルは



訪れる度に新鮮さがあって



貫く円の吹き抜けを見上げたり



アートの雰囲気が立ちこめる中間階のテラスもめぐる



視線を壁に沿わせるようにして、旅はその先の



街の風景へとつながっていく



現代的な街の風景の中



色とりどりの窓を持つ近代的なビル



そこでは、過去と現在のデザインが入り混じるような 



建ち並ぶ現代的なビル群の隙間を



縫うようにして、次はシンガポールの



赤と白の風船が水辺に浮かぶ観光スポットへ



連なるガラスが映し出すのは、動的な街の姿



高くそびえるマリーナ・ベイ・サンズ



ここまで来たなら、ビルの上に浮かぶ船のような空間から



変化しつづける街の、国の様子を見渡して



ちょうどその年はシンガポールの開国50年の節目であり



展望デッキから見渡せる風景は 



シンガポールならではの圧倒的なものでもある



巨大な樹木のように林立する



ガーデンズ•バイ・ザ・ベイの躍動感も体で感じながら



宙にかけられた通路から、足元の緑のトンネルへ


 
水の吹き出す広場でひと休みし



今度は大きな空間を持つ植物園へ



祖父母は緑が大好きで、実家はいつも緑であふれている



植物園ならではの緑も楽しんでもらい



ここでしか味わえないような緑と構造物の関係や
 

躍動的なデザインを体感しつつ
 

刺激と安らぎにあふれた植物園を後にして



またシンガポールに流れる歴史を



道の先に続く風景に感じ取りながら



ダイナミックに、古さと新しさが交差する



2015年のシンガポールの風景を旅をした


旅振り返れば風景の中のデザインも、動き出すようで


魅力あふれるシンガポールの風景は

残念にも、子供たちははっきり覚えてないけれど、
断片的な風景は、記憶の片隅にあるようで、当時の
写真を驚きを持って見てくれる。私は写真1枚1枚
が閉じ込める街の音や風や、太陽の輝きや空の広さ
を改めて写真の向こうに思い描く。風景を目に焼き
付けるには限りがあり、その風景をいつか読み直す
ために写真の力を借りている。カメラのアングルは
その時の思考を今に伝えるもの。今回の万博の旅で
目に止まったシンガポールのレッドドットは、私
がジオメモに立て続けた赤いピンのようでもある。
旅を計画して、実行し、振り返っては記録に残す。
繰り返す文章により、もう一度旅した気分となり、
その時、見えなかった新たなものも目に浮かぶ。


いいなと思ったら応援しよう!