美術館は光をまといたゆたうように
そこにはしんとした空気が流れていて
その建物の名前や場所は知っていても、訪れて初めて
感じる雰囲気もある。そして散りばめられる建物の
細部に、建築家の目指したデザインの空気にふれる。
緑に包まれ、白砂に浮かぶような建物の光をたどる。






















開館50周年の2010年に、建築家の思いをつなぎ
リニューアルされ今に、そしてまた次の50年に向けて
展示室中央の竹の中庭は、建物を象徴する空間で
自然との調を目指した建物は今にその思いを伝える
喧騒から切り離された緑の中に、美術館は佇んでいる。
建物は低く抑えられ、頭上には空が広がる。近づくほど
に壁は、細かなタイルが寄り集まり青をなしていた。
よく見なければ気づかないもの。建物は小さな部分が
より集まって全体像を作り出し、そして建物は自然と
響きあうように風景の一部となる。建物は傾きかける
太陽の光をまとい、たゆたようにして、建物の表情と
なる。建築家の思いは、また次の時代へとつながれて。
その間を旅をしつつ、旅の風景をつづるほどに、また
新たな風景への出会いに、引き寄せられる旅をして。
