流線型によって描かれた未来の形
歴史ある建物と現代性を持った建物と
それぞれの魅力にひかれている。万博会場は様々な
国が持つ建築デザインにふれる場でもある。現代で
建物は多様な形で表現されて、その建築が持つ優美
な流線型は、未来へとつながるようになめらかに。

建築の面白さとは、見る角度によって対象は姿を変え

空間に内包された空気感

水面はゆらゆらと実像をにじませながら

動かぬ建物に、時間の流れを重ねていく

アゼルバイジャン館の連続する曲線のデザインは

その国に建つ象徴的な建物へとつながって

流線形の建物によって描かれた未来の形

その建物が建つのは風の街、バクー
万博会場で、世界の国や都市へと目を向ければ

世界はまだ見ぬデザインにあふれていて

アゼルバイジャンのバクーには圧倒的なシルエットの

生命を想起させるような建物が、2012年に建てられている
その地面から隆起するような形態は
建築物というより、巨大な現代彫刻のようで
建築家のザハ・ハディドが手がけたもの
日本の国立競技場の建つ未来には出会うことは
なかったけど、流線型が描く未来は、彼女の意志を
ついで今もなお。オデッサのエキスポ案もその一つ

バクーに建つ流線型のヘイダル・アリエフ・センターと
揺れる炎のような曲線を持つフレイム・タワーの

圧倒的な流線形により紡がれた未来の形。建築家の
ザハ・ハディドが思い描いた未来は今と重なって
いるだろうか。惜しくもこの世を去った建築家の
思いは、今もその建物を慕う人の中にきっとある。
斬新で、有機的で、感情を纏うようで、ダイナミック
で、想像性にあふれた建築は、感情を揺さぶりつつ、
その波紋は、未来を作るように広がっていく。曲線
の先を見渡せば、想像以上の風景が待っている。
