2回休職して、66歳で気づいた「僕の7つの習慣」|明日も働くために変えたこと
仕事はきちんと最後までやって、できるだけ人に迷惑をかけない。
僕は、それが会社員として当たり前のことやと思っていました。
でも2回休職して、66歳になった今は、少し違う働き方をしています。
あなたは、頼まれた仕事をつい引き受けてしまうことはありませんか。
人に聞く前に、まず自分で何とかしようとする。
途中で見せるくらいなら、ある程度仕上げてから上司に持っていく。
誰かに任せるより、自分でやった方が早い。
僕は、ほとんど全部やっていました。
当時は、それを悪いことだとは思っていませんでした。
むしろ、「これくらいは自分でやらなあかん」と思っていました。
仕事を抱えているつもりはなかったんです。
ただ、自分の仕事を普通にやっているだけ。
でも、その普通が少しずつしんどくなっていきました。
仕事が終わらない。
残業が増える。
家に帰っても仕事のことを考える。
休日になっても、頭の中では月曜日の仕事を考えていました。
そして僕は、会社員時代に2回休職しました。
その後、妻の介護をきっかけに会社を辞め、60代になって別の会社へ再就職しました。
今は66歳です。
昔の僕と今の僕では、仕事に対する考え方がかなり変わりました。
何か特別な方法を身につけたわけではありません。
「これは一人で持たん方がええな」
「ここは聞いた方が早いな」
「これは今の僕にはちょっと無理やな」
そんなことを、前より少し言えるようになっただけです。
振り返ってみると、それが今の僕の『7つの習慣』になっていました。
誰に読んでほしいか
この記事は、仕事をまじめにやっているのに、なぜか自分ばかりしんどくなっている人に読んでほしいと思っています。
頼まれると断りにくい。
途中で人に見せるのが苦手。
自分が休んだら仕事が止まりそう。
もう少し頑張ったら何とかなると考えてしまう。
僕にも覚えがあります。
特に40代、50代、60代になって、
「昔と同じ働き方はちょっとしんどいな」
と感じ始めた人には、一度読んでもらえたらと思っています。
僕の7つをそのまま真似してほしいわけではありません。
僕自身も、今でもできないことがあります。
ただ、
「自分なら何を一つ変えたら、もう少し楽に働けるやろ」
と考える材料にはなると思っています。
僕は何者か
僕は長く会社員として働いてきました。
仕事を抱え込み、残業が増え、休日まで仕事のことが頭から離れなくなり、2回休職しました。
その後、妻の介護のため会社を辞めました。
そして60代になって再就職しました。
今は週3日、契約社員として働いています。
Webライターの仕事もしています。
若いころの僕なら、週3日勤務と聞いたら、「まだ働けるのに、なんで週3日なんやろ」と思ったかもしれません。
でも今の僕は、週3日だから働き続けられていると思っています。
妻の介護もあります。
自分の体力もあります。
仕事だけを基準に生活を決めることは、もうしていません。
ここに来るまで、ずいぶん遠回りしました。
僕の7つの習慣
僕が今、仕事をするときに意識しているのは、この7つです。
100点になるまで抱え込まない
分からないことは、年下にも聞く
自分にしか分からない仕事を減らす
頼まれた仕事を、その場ですべて引き受けない
『できるか』より『続けられるか』で考える
会社名や肩書きを外して、自分の仕事を考える
今の仕事をしながら、その次も少し考える
こうして並べてみると、格好いい習慣でも何でもありません。
むしろ、昔の僕ができなかったことの方が近いかもしれません。
第1の習慣|100点になるまで抱え込まない
昔の僕は、途中の仕事を上司に見せるのがあまり好きではありませんでした。
まだ完成していない書類を持っていって、「何や、まだここまでか」と思われるのが嫌だったのかもしれません。
だから、
できるだけ自分で考える。
調べる。
ある程度形にする。
そして最後の方になってから、「こんな感じです」と持っていく。
でも方向が違っていたら、そこから戻ることになります。
今思えば、何度もやっていました。
「もっと早く聞いておけばよかったな」ということを。
今は、以前より早めに見せます。
僕の中では70%くらい。
「ここまでやりましたけど、方向はこれで合っていますか」と聞く。
そこで、「ここだけ変えて」と言われたら、そこを直せばいい。
昔は、最後まで自分で仕上げることが責任やと思っていました。
今は、途中で確認することも仕事の1つやと思っています。
第2の習慣|分からないことは、年下にも聞く
これは60代になって、余計に意識するようになりました。
年齢を重ねるほど、「知らない」と言いにくくなることがあります。
しかも相手が20代、30代だったら、ちょっと変な意地も出ます。
「こんなこと聞いたら、そんなことも知らんのかと思われへんかな」
僕にもありました。
でも再就職して分かりました。
前の会社で何年働いていようが、新しい会社に行けば知らないことだらけです。
設備も違う。
書類も違う。
仕事の進め方も違う。
前の会社の経験があるからこそ分かることもありますが、それだけで進める方が危ない場合もあります。
最近は分からなければ、「これって、こういう意味で合ってる?」と聞くようにしています。
相手が年下でも関係ありません。
聞いたら、だいたい数分で終わります。
「一人で30分考えていた自分は何やったんやろ」、と思うこともあります。
第3の習慣|自分にしか分からない仕事を減らす
会社員時代、この仕事は僕しか分からへんという仕事がありました。
当時は、少しうれしかったところもあります。
頼られている。
必要とされている。
そんな感じがしたんでしょうね。
でも2回休職して、自分が会社からいなくなる経験もしました。
自分しか分からない仕事は、自分がいなくなると止まります。
それは、会社にとっても困るし、自分にとってもしんどい。
だから今は、できるだけ残すようにしています。
マニュアルを作る。
一覧表にする。
後輩と一緒にやる。
誰かが見ても分かるようにしておく。
昔の僕は、『自分にしかできない仕事がある=自分の存在価値』みたいに考えていたところがありました。
今は逆です。
自分がいなくても回るところまで持っていけたら、それも仕事やと思っています。
第4の習慣|頼まれた仕事を、その場ですべて引き受けない
これは今でも油断するとやってしまいます。
「これ、お願いできますか」と言われたら、「分かりました」と答えてしまう。
返事をしたあとに予定を見る。
「これ、いつやるんや」となる。
昔はよくありました。
頼まれた仕事を断るのは悪いこと。
そう思っていたところもあります。
でも、全部引き受けた結果、期限に追われて自分が苦しくなる。
それで仕事が遅れたら、結局相手にも迷惑をかけます。
だから今は、
「いつまでですか」
「どこまでやればいいですか」
「今これをやっていますけど、どちらを先にしますか」
と確認します。
断るためではありません。
自分が抱えている仕事と、新しく来た仕事を一度並べるためです。
僕は昔、これができませんでした。
第5の習慣|『できるか』より『続けられるか』で考える
これは今の僕に一番近い習慣かもしれません。
僕は今、週3日働いています。
妻の介護があります。
週5日働けるかと聞かれたら、短い期間なら働けるかもしれません。
でも、それを半年、1年、2年と続けられるか。
そこまで考えると話は変わります。
昔の僕は、『できるならやる』でした。
今は、できても、続けられないなら選ばないと考えるようになりました。
給料が増える。
仕事も面白そう。
でも、
通勤時間が長くなる。
勤務日数が増える。
家のことが回らなくなる。
それでは僕の場合、続きません。
頑張ればできる、僕はこの言葉に何度も乗ってきました。
今は、少し警戒しています。
頑張ることが悪いんじゃない。
ただ、ずっと頑張らないと成り立たない働き方は、僕にはもう無理やと思っています。
第6の習慣|会社名や肩書きを外して、自分の仕事を考える
会社に長くいると、「どこの会社で何をしていたか」で、自分の仕事を説明しがちです。
僕もそうでした。
でも会社を離れると、会社名だけでは何も伝わりません。
役職も同じです。
「課長でした」と言っても、「それで何ができますか」と聞かれたら、もう一度考えないといけない。
僕も60代で再就職してから、このことを考えるようになりました。
設備を見る。
異常に気づく。
人に説明する。
後輩に教える。
マニュアルに残す。
関係者と話をまとめる。
会社名を外して考えてみると、「ああ、僕はこういう仕事をしてきたんやな」と少し見えてきます。
この作業は、60代になって初めてやっても遅くありません。
むしろ僕は、会社を辞める前にもっとやっておけばよかったと思っています。
第7の習慣|今の仕事をしながら、その次も少し考える
僕は以前、「会社で定年まで働いて、そのまま再雇用されるんやろな」と何となく考えていました。
妻が元気だったら、たぶん本当にそうしていたと思います。
でも妻の介護が始まり、僕は会社を辞めました。
その後、60代で別の会社へ再就職しました。
人生は、思っていたようには進みませんでした。
だから今は、今の会社が最後とも思っていません。
もちろん、今の仕事はきちんとやります。
ただ、
この契約が終わったらどうするんやろ。
今の勤務日数で働けなくなったらどうするんやろ。
まだ働きたいと思っているんやろか。
そんなことを、ときどき考えます。
すぐに答えを出す必要はありません。
求人を見るだけでもいい。
自分の仕事を整理するだけでもいい。
外でどんな仕事があるのか知っておくだけでもいい。
僕が考えているのは、仕事を探し続けることではなく、選択肢をなくさないことです。
7つ書いたけれど、僕も全部できているわけではありません
ここまで読むと、「7つ全部やってるんやな」と思われるかもしれません。
そんなことはありません。
今でも仕事を抱え込むことがあります。
「僕がやった方が早いな」と思うこともあります。
聞けばいいのに、一人で考えていることもあります。
昔の癖は、なかなか抜けません。
ただ、昔と1つ違うのは、途中で気づくようになったことです。
「あ、また抱えてるな」と思ったら誰かに話す。
「ちょっと無理してるな」と思ったら仕事の量を見る。
「分からんな」と思ったら聞く。
それで十分やと思っています。
僕にとって習慣は、毎日完璧に守るものではありません。
昔の働き方へ戻りそうになったときに、自分を戻す目印です。
あなたなら、どれを1つ変えますか
7つ全部をやる必要はありません。
むしろ全部やろうとしたら、それがまた負担になります。
僕なら1つだけ選びます。
70%で一度見せる
一人に聞く
仕事を1つだけ人に伝える
頼まれた仕事の期限を聞く
今の勤務日数が本当に続けられるか考える
昨日やった仕事を3行だけ書く
求人を一度だけ見る
それくらいでいいと思います。
僕も一気に変わったわけではありません。
2回休職したこと。
復職したこと。
妻の介護で会社を辞めたこと。
60代で再就職したこと。
そのたびに、「前と同じではあかんな」と思うことが出てきました。
そして少しずつ変えました。
66歳の今も途中です。
これから先、7つ目が8つ目になるかもしれません。
逆に、いらなくなる習慣もあるかもしれません。
それでええんやと思います。
人生を大きく変えるような習慣でなくてもいい。
僕が今大事にしているのは、明日も働けるように、今日の無理を少し減らすこと。
まずは、それで十分です。
もしあなたが、働く時間や暮らし方を見直したいと思ったら、もう1つだけ考えてみてください。
今の仕事が終わったあと、自分はどうしたいのか。
僕も60代になって、再雇用や再就職は1度選んで終わりではないと思うようになりました。
今日公開した有料記事では、65歳でまた「さて、どうしよう」とならないために、今から確認しておきたい6つを整理しています。
よければ、覗いてみてください。
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