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休職中、僕は将来より『明日どうするか』を考えていた


復職して、またダメになったらどうしよう。
転職しても、同じことになったらどうしよう。
でも、やってもいない失敗ばかり考えていたら、前には進めません。



前の記事では、

「休職を続ける」
「復職する」
「退職する」
「転職する」

この4つだけで、この先を決めなくてもいいんじゃないか、と書きました。



ただ、その続きを考えていて、ふと思いました。

選択肢を増やしても、

「復職して、また休職したら」
「転職して、もっと合わない会社だったら」
「辞めて、仕事が見つからなかったら」

そんなことばかり考えていたら、結局動けないんちゃうか。

僕自身、休職中にそういう時期がありました。

でも、あの頃の僕が本当に考えていたのは、もっと近いところでした。

明日、どうするか。

それくらいだったんです。






誰に読んでほしいか


休職中で、この先どうするか迷っている人。

復職するか。
辞めるか。
転職するか。

考えても考えても、答えが出ない人です。

ただ、最初に書いておきます。

僕の休職には、上司との関係が大きく影響していました。

だから、僕と同じように考えればいいとは思っていません。

休職した理由も違う。
体調も違う。
家族やお金の事情も違う。

僕の経験は、あくまで1つの例です。


僕が歩んできた道


僕は会社員時代に2回休職しました。

そのあと、会社へ復職しました。

でも、それで僕の働き方が決まったわけではありません。

その後、妻の介護のため、長く勤めた会社を辞めました。

会社を辞めてからは、Webライターを始めました。

そして今は、書く仕事を続けながら、また別の会社でも働いています。

こうして並べると、「先のことまで考えて、順番に道を選んできたんですね」と思われるかもしれません。

でも、そんなに計画的ではありませんでした。

その時、その時で、『今はどうする』と考えてきただけです。

最初から今の働き方を考えていたわけでもありません。

休職した時には休職した時の事情があった。

復職した時には、戻ろうと思った理由があった。

会社を辞めた時には、介護があった。

Webライターを始めた時も、その時の僕にできることを考えました。

やってみて、また状況が変われば考え直す。

振り返れば、そんなことを何度も繰り返しています。

だから今は、一度で先の道まで全部決めなくてもいい。

そう思っています。


この記事の役割


この記事で、復職した方がいいとか、しんどければ辞めた方がいいと言うつもりはありません。

僕には、そんなことは決められないし、その立場でもありません。

ただ、自分の休職中を振り返って1つ思うことがあります。

やってもいないことの失敗まで、先に決めなくてもよかった。

将来を考えることは大事です。

でも、当時の僕には、将来より先に考えることがありました。

まず明日です。

今回は、そのことを書いてみます。


先のことを考えれば、悪い方はいくらでも出てきた


休職していると、どうしても先のことを考えます。

会社へ戻って、またしんどくなったらどうする。
同じ上司と仕事をして、また同じことになったらどうする。
辞めて、次の仕事が見つからなかったらどうする。
転職して、今より悪い会社だったらどうする。

僕も考えました。

でも、考えれば考えるほど、いい答えが出てくるわけではありません。

むしろ悪い方ばかり出てくる。

そして、また同じことを考える。

正直、今振り返ると、考えている時間がもったいなかった。

そう思います。

考えれば答えが出ることなら、考えればいい。

でも、実際にやってみないと分からないことまで、頭の中で答えを出そうとしていました。

それは無理だったんです。


正直、上司に負けたくなかった


僕が復職しようと思った理由。

これをきれいに書くつもりはありません。

上司に負けたくなかった。

それが一番大きかった。

休職するところまで追い込まれて、そのまま僕が会社を辞める。

それが嫌でした。

あいつ、結局辞めたな、そう思われるような気がした。

実際に上司がどう思っていたかなんて分かりません。

僕が勝手にそう思っていただけかもしれません。

でも、その時は悔しかった。

このまま終わりたくなかった。

だから、「もう1回戻ってやろう」という気持ちがありました。

休職の記事を読むと、

「焦らなくていい」
「無理しなくていい」
「自分を大切に」

という言葉をよく見ます。

もちろん、それは大切です。

僕も体調が戻っていないのに無理して復職すればいいとは思いません。

でも僕の場合は、それだけではありませんでした。

悔しい。
負けたくない。
このまま終わりたくない。

そんな突っ張った気持ちがありました。

格好はよくないかもしれません。

でも、それが僕を動かしたのも事実です。


仕事を続けるには、何か理由がいる


今でも、「あの時、上司に負けたくないと思ったのは間違いだった」とは思っていません。

あの時の僕には、それが必要でした。

仕事を続ける理由なんて、人それぞれです。

給料が必要だから。
家族がいるから。
やり残した仕事があるから。
もう少し頑張ってみたいから。
悔しいから。

そんな理由でもいいんじゃないかと思っています。

仕事を続ける理由なんて、きれいじゃなくてもいいと思います。

ただ、「もう少しやってみよう」と自分を動かすものが何もなければ、仕事を続けるのはしんどい。

僕はそうでした。

でも、負けたくないだけで仕事を続けられるほど、簡単でもありませんでした。


上司だけのせいにして終わったら、僕は何も変わらなかった


僕が休職した大きな要因の1つは、上司との関係です。

これは今も変わりません。

ただ、復職してから、自分の働き方にも目が向くようになった。

仕事を抱え込む。
自分で何とかしようとする。
人に頼むのが遅い。
最後まで自分で仕上げようとする。

そういうところです。

だからといって、休職したのは僕にも原因があった、と簡単にまとめるつもりはありません。

そんな単純な話ではなかったからです。

ただ、「悪いのは全部上司や」で終わっていたら、僕自身は何も変わらなかったと思います。

上司が変わっても、会社が変わっても、自分が同じ働き方を続けていたら、またどこかで無理をしていたかもしれません。

そこは、あとになって気づきました。


辞めることと、逃げ続けることは違う


これは少し書きにくい話です。

僕自身、介護という理由はあるにしても、会社を辞めています。

だから、「会社を辞めるのは逃げだ」とは思いません。

体調を崩してまで会社に残る必要もない。

どうにもならない職場なら、離れた方がいいこともあります。

ただ、

しんどくなる。
辞める。
次の会社へ行く。
また同じところでしんどくなる。
また辞める。

もし、それを繰り返しているなら、場所を変えるだけでは足りないこともあると思います。

僕なら、「自分は何につまずいたんやろう」、そこだけは一度考えます。

上司との関係だったのか。
職場の人間関係だったのか。
仕事量だったのか。
仕事を断れなかったのか。
一人で抱え込んだのか。
そもそも職場のやり方に無理があったのか。

1つじゃないこともあります。

でも、何か分かれば、次に生かせます。

僕は、それを持たずに職場だけ変えていたら、また同じことをしていたかもしれません。


でも、やる前から失敗まで決める必要はない


だからといって、次でも同じことになるかもしれないと考え続けるのも違うと思っています。

復職して、また休職したら。
転職して、また合わなかったら。
会社を辞めて、仕事が見つからなかったら。

そんなことを全部考え始めたら、動けません。

まだやっていないんです。

やってみないと分からないこともあります。

僕も、復職したから分かったことがありました。

会社を辞めたから分かったこともあります。

Webライターを始めたから分かったこともあります。

そして、また会社で働いているから分かったこともあります。

最初から全部分かっていたら、こんなに方向を変えていません。


僕が考えていたのは「今できるか」だった


休職中の僕に立派な判断基準があったわけではありません。

将来どう働きたいか。
どんなキャリアを作りたいか。

そんなことは頭にありませんでした。

今の自分にできるか。

それが一番近かったと思います。

明日はどうする。
次の診察まではどうする。

復職の話が出たら、その時考える。
まだ無理なら休む。
戻れそうなら、戻ってみる。

そのくらいです。

やってみて違ったら、その時また考える。
できそうなら、もう少しやってみる。

僕はずっと、そんな感じで進んできました。

もちろん、「あれは失敗したな」と思うこともあります。

でも、それもやったから分かったことです。

やってもいないのに、

「たぶん無理」
「また同じことになる」

と先に決めていたら、何も分からないままでした。


休職中の僕に必要だったのは、将来の答えではなかった


前の記事では、4つの道だけで決めなくていい。

と書きました。

でも、選択肢を増やしたあと、その先の失敗を全部考えていたら、また動けなくなります。

休職中の僕に必要だったのは、将来の正解ではなかったのです。

明日どうするか。

まず、そこでした。

まず、今できることをやってみる。
そこで分かったことから、次を考える。

ただ、「なぜしんどくなったのか」、そこだけは置いていかない。

同じことを繰り返さないためです。

僕の場合は、そんなやり方でした。

これが誰にでも合うとは思いません。

でも、やってもいない失敗を先に決めて、自分で道を閉じなくてもいい。

2回休職して、会社を辞め、違う仕事もやって、また会社でも働いている今、僕はそう思っています。

将来より、まず明日を考える。

あの頃の僕には、そのくらいの距離がちょうどよかったんです。


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