上司が変われば、『それで大丈夫』だと思っていた|2回休職して気づいたこと
上司が変われば、今度は大丈夫。
1回目の休職から戻った頃、僕はそう思っていました。
でも2回休職して、上司だけの問題でもなかったことに気づきました。
前の記事で、
「なぜしんどくなったのか。そこだけは置いていかない」
と書きました。
休職中の僕が考えていたのは、遠い将来ではなく、明日どうするか。
まず、そこでした。
でも復職してからは、もう1つ考えないといけないことがありました。
なぜ、僕はあそこまでしんどくなったんやろう。
振り返ってみると、上司との関係だけでは説明できないところがあった。
僕はいつの間にか、上司に合わせることばかり考えて仕事をしていたんです。
誰に読んでほしいか
上司に何か言われるたび、
「また言われた」
と気持ちが沈む人。
仕事をしているのに、
「これでいいのかな」
「また直されるんちゃうか」
と、上司の反応ばかり気になる人。
僕もそうでした。
ただし、僕の場合は上司との関係が休職の大きな要因でした。
職場も違えば、上司も違う。
同じように考えればいい、という話ではありません。
僕が2回休職して初めて気づいたことを書いていきます。
僕が歩んできた道
僕は会社員時代に2回休職しました。
1回目の休職から復職した時、上司との関係さえ変われば、また普通に働ける。
そんな気持ちがありました。
というのも、休職する前の僕は、上司に何か言われるたびに仕事が止まっていたからです。
指摘される。
直す。
また違うことを言われる。
また直す。
そのうち残業も増えました。
家に帰っても仕事のことを考える。
休みの日も、「月曜日、また何か言われるんかな」と頭から離れない。
だから僕の中では、
「上司との関係が変われば、このしんどさもなくなる」
という思いが強かったんです。
でも、その後、僕はもう一度休職しました。
そこで、「ちょっと待てよ」と思うようになりました。
上司との関係は確かに大きかった。
でも、僕の方もずっと同じ働き方をしているんちゃうか…と。
この記事の役割
ここで、「休職したのは自分にも原因があった」と書くつもりはありません。
そんな簡単な話ではなかったからです。
上司との関係でしんどくなった。
そこは今も変わりません。
ただ、その上司に合わせ続けるうちに、僕の仕事の仕方まで変わっていました。
そこを見ないまま、「あの上司が悪かった」だけで終わっていたら、僕は次の職場でも同じように働いていたかもしれません。
今回は、その話です。
いつからか『仕事』より『上司』を見ていた
最初は、普通に仕事をしていたつもりです。
自分なりに考える。
資料を作る。
上司に見せる。
ここまでは普通です。
でも何度も指摘されるうちに、考える順番が変わりました。
「この仕事をどう進めたらいいか」より先に、「上司は何を言うやろう」と考える。
資料を作る時もそうでした。
内容より先に、
「ここを突っ込まれそう」
「この表現はまた言われるかも」
そんなことばかり、考えていました。
そのうち、上司に何も言われない資料を作ることが仕事みたいになっていった。
今考えたら、おかしいですよね。
でも当時は、それに気づいていませんでした。
僕は、上司に合わせるのが仕事だと思っていた
会社で働いている以上、上司の指示に従うのは当たり前です。
僕もそこを否定するつもりはありません。
ただ、僕はやりすぎました。
言われたら直す。
また言われたら、また直す。
頼まれたら何とかする。
違うと思っても、とりあえず飲み込む。
そしていつの間にか、「僕はこう思います」がなくなっていた。
言わなくなったというより、自分でも何が正しいのか分からなくなっていた。
上司の答えが正解。
僕はそれに合わせればいい。
そんな仕事のやり方になっていました。
職場で、自分という存在を消していた
今振り返ると、僕は職場で自分という存在を消していたんやと思います。
毎日会社へ行っている。
仕事もしている。
会議にも出ている。
でも、『僕はどう考える』がない。
何か言われたら、「分かりました」と返す。
仕事が増えても、「無理です」ではなく、「どうやったら全部できるやろう」と考える。
違うと思っても、自分が合わせる。
それを繰り返していました。
外から見たら、扱いやすい社員だったかもしれません。
でも、自分の中ではどんどん苦しくなっていった。
職場に僕はいるのに、仕事の中には僕がいない。
今なら、そう言えます。
上司が変われば、自分も元に戻ると思っていた
1回目の休職の時には、そこまで考えていませんでした。
上司が変われば大丈夫。
環境が変われば、また元の自分に戻れる。
そう思っていました。
でも、自分の中に染みついた働き方まで、上司が変わっただけで消えるわけではなかった。
次の上司でも、
「何を求めているんやろう」と考える。
失敗しないように先回りする。
自分の考えより、相手がどう思うかを優先する。
また同じ繰り返しです。
上司が変わっても、僕の方がずっと「合わせる側」のままだったんです。
ここに気づいたのは、2回目の休職のあとでした。
上司だけのせいにしていたら、僕は変わらなかった
誤解してほしくないのですが、「上司は悪くなかった」と言いたいわけではありません。
僕は今でも、上司との関係は休職の大きな要因だったと思っています。
でも、「全部あの人のせいや」で終わったらどうだったか。
たぶん僕は、また別の上司に合わせていたと思います。
そして、またしんどくなったかもしれません。
だから僕は、『誰が悪かったのか』だけ考えるのをやめました。
それより、次も同じ働き方をするつもりか。
そっちを考えるようになりました。
合わせてもいい。でも、自分まで消さなくていい
今でも上司には合わせます。
会社で働いているんですから、それはあります。
でも以前とは少し違います。
上司の話を聞く。
そのうえで、自分はどう思うかも考える。
今は、すぐ「分かりました」と合わせる前に、一度だけ「僕はどう思う」と考えるようにしています。
何でも反論するわけではありません。
自分の意見を全部通すわけでもありません。
でも、「僕はこう思う」まで自分の中から消さない。
ここは大事にしています。
上司が変わる。
職場が変わる。
それで楽になることもあります。
でも僕の場合は、それだけでは足りませんでした。
上司に合わせることばかり考えて、自分をなくしていたからです。
2回休職して、ようやくそこに気づきました。
『上司に合わせる、でも、自分まで消さない』
今の僕は、そのくらいで仕事をしています。
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