#045 お客様に響いた「小さな心遣い」 ~グラスはコースターの上に置きなさい?~
グラスはコースターの上に置きなさい?
皆さんは日ごろ、グラスはコースターの上に置いていますか?
って意味不明な質問ですよね・・😅
ちょうどこれからの季節は、冷たい飲み物を飲む機会が増えて来ますよね。
僕なんて暑がりなので、年中、アイスコーヒーをがぶ飲みしています・・
そして、冷たい飲み物を飲むと、必ず起こる現象があります。
それが「結露」。
少し目を離すと、テーブルの上が結露でビチョビチョになっちゃいませんか?
じゃあ、もしもお客様との商談時。
お客様のテーブル上に「水たまり」が出来ているのを見つけたら、
あなたなら、どうしますか?

今日は、前々回の配信「かばんはハンカチの上に置きなさい」に引き続き・・
小さな心遣いで、結果的にお客様が喜んでくれた。
そんなお話をしたいと思います😊
カフェで見つけた「水たまり」
これは、僕がまだ32歳。
営業2年目の出来事でした。
僕は商談で、あるカフェを利用しました。
まず初めに名刺交換をして、ある程度アイスブレイクが終わった頃。
ふと目線をお客様の手元に下げた時、ある光景が目に入ったんです。
それは、お客様の前に出された「お冷」のグラスが結露して、グラスの下に
「水たまり」が出来ていたんです。
お店によって接客スタイルは違いますが、そのお店では、来店すると最初におしぼりと、氷が入った「お冷」が出されるんです。
でも・・お冷にはコースターが付かないんです。
だから、すぐに結露して水滴が出来ちゃうんですよね・・
こんなお店、実は結構あるんです。
こんなシーンだと、多くの人は席に備え付けてある「紙ナプキン」で拭いたりしますよね。
でも、その店には紙ナプキンが備え付けられていなかった・・
この時、「僕のおしぼりで拭こうかな?」と一瞬考えたんです。
でも、他人が使ったおしぼりで拭かれるのは、嫌な人は嫌だろうな・・
と思いとどまりました。
そんな事を考えてる内に、お客様が自分のおしぼりを折りたたんで、水たまりの上に置き、そしてその上にお冷を置いたんですよ。
この光景・・どこかで見た事ある・・
そうです、居酒屋でよく見る光景!
ビールジョッキの下に置いてるやつですよね..笑
僕は、少しモヤモヤした気持ちで商談を終えました。
理由は、さっきの結露の事。
もっと、僕が何かできなかったかな?って。
僕はふと呟きました。
「コースターくらい置けばいいのに。」
でも、そんな要望を出したとて相手は大きなチェーン店。
店長さんは「確かに!」って言ってくれるかもですが、すぐに変わるワケないですよね・・
じゃあ、どうしよう・・?
コースターを持ち歩く営業マン
しばらく考えていると、ふと思いついたんです。
「そうだ!だったら、自分で持てばいいじゃないか!」
それで早速、僕はAmazonで探したんです。
そしたらすぐに見つかりました!
紙製の丸くて白いコースター。
値段は、100枚入りで500円。
数日後、僕は届いたばかりのコースターを20枚くらい、手帳のポケットに忍ばせ家を出ました。
そして商談前、コースターをジャケットのポケットに忍ばせ替えました。
そして、お客様の前にお冷が来た瞬間に「サッ」とコースターを敷いたんです。

すると、お客様が「えっ」と驚いた表情で僕に尋ねました。
「え?このコースターは何ですか?お店の?」
そこで、僕はこう答えたんです。
「これは、マイコースターです・・」
わずか10分でお客様に喜んでもらえた
すると、お客様は目を丸くして更に尋ねてくれました。
「え?マイコースター?どういう事?」
そして僕はこう答えたんです。
「ここ、お冷にコースターが付かないんです。だから水滴が出来ちゃうんです。」
「〇〇様のパソコンや書類が濡れるといけないと思い持参しました。」
すると、
「そんな事まで考えてくれたんですか!」
そう喜んでくれたり、
中には、
「確かにそうですが、、
自分でコースターを持ち歩く営業マンなんて、聞いた事ありませんよ!」
そう言って、僕に対して更に「関心」を深めてくれるお客様も大勢いました。
そんな、深い関心を持ってくれたお客様にだけ、こう付け加えていました。
「お会いしたばかりで、こんな事をいきなり言うのは恐縮なのですが、、
僕はお客様の記憶に残る営業でありたいなって思ってるんです。
だから・・」
多くのお客様からこう言われました。
「いや~まだ会って10分ですが、誰よりも記憶に残りましたよ。」
「そんな人、初めて会いましたよ。」
ここまで深く関心を持ってくれるお客様は、正直10人に1人くらいでした。
でも、後にそのお客様がファンになってくれて、ご紹介をくれる関係にもなれたんです😊
たった5円で出来る感動接客
あとこれは余談なのですが、この話が人づてに伝わって・・
あるビジネス誌に掲載された事もありました。
お客様に喜んでもらえて、ファンになってもらえて、ビジネス誌に載れるなんて、、
こんな施策、普通ならしっかり予算が掛かる事だと思います。
じゃあ僕は一体、いくらを支払ったでしょうか・・?
答えは・・
5円。
5円だけなんです。
100枚入りで500円だったから、1枚は5円ですよね。
と、これは僕の「在り方」を表現するための、僕なりの戦略でした。
ちょっと奇抜だし、福島だからできる事だ!って思われたかも知れません。
でも、実はそうじゃないんですよ。
心遣いは、誰にもできます。
現に、テーブルの上の水たまりに気づくためには、何の経験も資格も費用だって掛かりません。
何もしなくたって、誰の目にも見えている事なんです。
小はいずれ、大になる
大事な事は、その時に芽生えた「違和感」を大事にすることだと、僕は考えています。
「なんで、コースターがないんだろう?」
「コースターくらい置けばいいのに・・」
この小さな違和感こそ、実は相手への「心遣い」の入り口なんです。
「なんで?」と違和感が芽生えた時に、「ま、いっか」で終わらせない。
「じゃあ、自分には何が出来るんだろう?」
そう考える意識が大切なんです。
大きな事をする必要なんてありません。
根本的に解決できなくたっていい。
自分ができる範囲で、何が出来るか考えてみるんです。
すると、何か一つくらいは思いつくものです。
相手のための心遣いは、どんなに小さかったとしても、
必ず相手に伝わるんです。
と、ここで・・
僕が、自分で勝手に作って喜んでいる「造語」があります..笑
それは、
「小はいずれ、大になる。」
よく「大は小を兼ねる」って言うじゃないですか?
だったら、その反対だって絶対にあると思うんです。
どれだけ小さかろうが、
積み重ねていけば必ず大きな存在になる。
大きな結果に繋がる。
え?なにそれ?
え?それくらい?
そうやって誰もがそう思ってしまうような、小さな小さな心遣いこそ、
実は何よりも大切なこと。
つまり、チャンスなんです。
それに、そんなに小さな事を気にかけてくれる営業や担当者なら、
あなたはどう思うでしょうか?
「きっと、仕事もちゃんとやってくれるはず!」
もし、自分が心遣いを受けた側の立場だったとしたら、そうは思いませんか?
今から、すぐにできる「小さな心遣い」。
一緒に始めてみませんか😊?
今回も、最後まで読んでくださり本当に有り難うございました😊
