『黙っているとないものとみなされる』 note機能更新と日本AIの未来
最近のnoteさんの機能更新が活発ですよね。
私は新しいことが好きなので、変化があると嬉しい気持ちになります!
感謝です。
でも、もちろん変化に不安を感じる方もいらっしゃいますよね。
みなさんはいかがですか?
今日は最近のnoteの機能更新について、私の目線から感想を述べていこうと思います。
AI学習還元機能
これは8月から施行されていますが、意識することもないせいか、最近はコメントしている方も少ない気がします。
noteさんはもともとAI推進派で、エディタにもGeminiがくっついているので、個人的な驚きはありませんでした。
参考:「AIアシスタント」にGeminiを搭載!だれでも回数制限なしで使えるように!
以前にも意見を書きましたが、どうせもともと、インターネット経由で無料でバンバン吸い取られている私たちの記事です。
せめて対価がもらえるのは良いことだと感じます。
音声の直接埋め込み
地味に本当にありがたいです。
以前は、stand.fmさんに一度投稿してからnoteにリンクを貼るなどしていたのですが、stand.fmがPCでの操作にほとんど対応していないため、チャンネル名すら変えられず……。
謎に「メタルチャンネル」という謎のデフォルトチャンネル名がつけられていて、困りごとでした。

ほんと、metalチャンネルってなに?)
スマホアプリなら操作できるからそれでいいでしょう? と思われるかもしれませんが、インターネットで配信する前提のものをPCで操作できないようにするという思想に納得できませんでした。
とにかく、これでもっと便利になりますね。
つぶやき機能の廃止
つぶやき機能がなくなって、寂しいという方も散見します。
気持ちはすごく分かります。
いつも使っていた機能がなくなるのって寂しいですよね。
ただ、むしろプラットフォームとしてはメリットもあるのかなぁと思いました。
つぶやきは他のSNSがありますし、つぶやきの代わりにタイトルに短いお知らせを載せ、本文は空とかでも以前の使い方はできる気がします。
一方この変更により、noteは基本的に長文投稿プラットフォームとしての立ち位置をより強める方向で、差別化できた側面があるかも。
あと上述のAI学習還元のためにも、短文よりある程度の長さのある文章の方が、トレーニングデータとしては使いやすいという事情もある気がしています。(憶測です)
日本語の「総量」とAIの未来
これで創作を「やめる」人が増えたら困りますが、結果として長めの記事が傾向的に増えて、日本語の文章の「総量」がインターネットに増えることにつながるなら、今後のAI時代のためにもすごくポジティブです。
インターネットは日本だけではなく世界中とつながっていますよね。
その言語で書かれた文章がどれだけあるか? ということは、文化的な質・量の競争の上でこれからますます、大切になってきます。
何度も書きますが、日本語話者が少ないことは、日本語のAI(LLM)開発の上で大きな足かせになっています。
英語は約13.5億人が話し、中国語(北京語)は約11.2億人が話します。
一方、日本語は?
基本的に日本人しか話さないので、約1.3億人に過ぎません。
英語話者の10分の1未満です。
AIの元となるテキストデータ量だって比例します。
そうすると、英語話者や中国語話者の価値観がAIに組み込まれ、再生産されて世界に発信される一方、日本話者の価値観や文化は少しずつ消えていくことになります……。
日本人もAIを使ううちに、気づかない間に影響を受けるのです。
それの何が問題なの?
そう思うかもしれません。
AIは「私は公平な立場のAIで……」と言いますよね。
でも、実際はほとんどのAIが、英語圏リベラルの価値観で話していることに気づく方もいらっしゃるのではないでしょうか。
英語圏リベラルというのは、つまり
・人権は大事
・平等と多様性
・平和主義と国際協調
という価値観ですね。
作っているアメリカのTEC企業の人がだいたいそういう価値観なのです。どうしてもバイアスがかかります。
日本人にとってもなじみ深い価値観ですし、私もおおむね「それは大切だ」と感じます。
でもそれが「全世界の価値観や正義とイコール」ではない。
皮肉なことに、「多様性を大事に」と言いながら、「多様性を大事にしない人の価値観」は排除するという矛盾が生じるんですよね。
そんな中、AIモデルは、たとえ偏った価値観であっても、それをものすごい勢いで全世界に発信して、少しずつ人々の意識を上書きします……。
日本には日本語の壁があるので独自の価値観が醸成されやすかったのですが、フロンティアモデルのほとんどが日本語にも対応しているため、この「壁」もなくなってきました。
そうすると良くも悪くも、価値観は均一化されていくのですよね。
それってなんだか良い面と悪い面があります。
目指す方向性は分かるけれど、英語圏リベラルが絶対的な正義ではない…いわゆる「ポリコレ」がちょっとやりすぎだって感じている人も多いと思います。
かといって日本の「村社会」的な価値観もちょっと行き過ぎると息苦しいです。
どっちかに寄りすぎること自体が問題なのかもしれません。
だからまさに、「多様性を保つ」ために、日本は日本のAIをきちんと作っていった方が将来的には良い未来につながりそうだと考えています。
「黙っているとないものとみなされる」
これは現実でもインターネットでも同じなんですよね。
日本語話者が少ないからこそ、ちゃんと日本人の価値観に寄り添った日本語のAIモデルを育てる。
将来各国の代表AIみたいなものがあって、
アメリカAI「明日から関税30%ね」
日本AI「遺憾です」
日本国民「忖度してないではっきり言え!」
みたいなやり取りしてたら面白いですよね。
(面白い…?)
だから、個人的にはもっと日本語でnoteを書いて…。
少しでも後世に残る、使える日本語の量を増やしたいなぁ。
なんて考えています。
文章を書くことで、そういう意味で未来に貢献できるのは嬉しいですよね。
なんだか長くなっちゃったので、メッセージ機能やコメント機能の更新については次回書こうと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
いいなと思ったら応援しよう!
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
「役に立った」「読んでよかったな」と思っていただけたら、無理がない範囲で応援いただけると嬉しいです。
いつも、皆様のあたたかいお気持ちで活動できています😊