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【旅日記】最新の長距離フェリー「けやき」で舞鶴から小樽へ

無職になったので平日を使った旅に出た推し旅トラベラーです。

前回の話はこちら。

友人に教えていただいたイタリアンのお店でピザセットの夕食を食べてから、東舞鶴駅前に停まっていたタクシーをつかまえました。
まだ時間が早いかなぁと思いつつ、東舞鶴駅近くには時間をつぶすような店もなく(飲むなら店はありますが)、タクシーをつかまえられなると面倒なので、タクシーがいる間に移動です。
そう、最近は地方に行くと、けっこうタクシーつかまえるのもひと苦労することが多いのです。(去年静岡市内でタクシーつかまえるのに20分くらいかかって往生しました)

行き先、フェリーターミナルです。
駅から約2キロ、歩けなくはないけれど、キャリーケース引きずりながら歩きたくない。しかも、港や埠頭って暗いんですよね。歩きたくない場所の上位候補間違いなし。

ということで、出航までだいぶありますが、20時頃にフェリーターミナルに到着しました。出航時間は23時50分です!

新日本海フェリー 舞鶴港フェリーターミナル

今回の旅の目的のひとつが、舞鶴から小樽までの長距離フェリーで旅することです。

働いているときは、長い旅行でもだいたい3泊4日というのが基本、時間がもったいないので、目的地までは新幹線や飛行機を利用するというのが基本でした。首都圏から北海道や九州まで船で移動すると、それだけで丸一日かかってしまいますから、利用する機会がなかったんですよね。

ということで、長距離フェリーに初めてチャレンジしてみました!


新日本海フェリー 舞鶴〜小樽航路

長距離フェリーも、かつてと比べるとだいぶ航路が減りましたが、一方で残っている航路に関しては、近年作られる新造船で客室のグレードアップがはかられています。

フェリーといえば、二等(普通)船室での雑魚寝があたりまえだった時代もありますが、昨今では個室化が進んでいます。

今回乗ることにした新日本海フェリーの舞鶴〜小樽航路は、2地点を結ぶ定期航路としては多分国内最長距離で、関西と北海道を結ぶ物流を担っているほか、観光利用も多い航路です。
そのため、最新鋭の旅客船が投入されているほか、すべての航路・船で客室はほぼ個室タイプになっています。

そして、今回私が乗船したのは昨年11月に就航を開始したばかりの最新の旅客船「けやき」でした。(同型の「はまなす」も私が乗船する日から就航予定でしたが、建造中に不具合が発生して就航開始が遅れています)

フェリーターミナルにあった「けやき」の模型
舞鶴港に停泊中の「けやき」。想像以上に大きかった

舞鶴〜小樽航路はほぼ毎日就航で、所要時間は北行が20時間55分、南行が21時間45分となっています。舞鶴発は23時50分、小樽発は23時30分と、到着地で翌朝の市場に間に合う物流優先のダイヤです。

そんな運航時刻なので、旅客的には乗船前のフェリーターミナルでの待機時間が長くなったり、到着後は一泊が必要になります。
こうした運航時刻は、首都圏〜九州航路などでも同様で、時間がある旅人でないと使いにくいという面があります。なので、無職の旅にぴったりです。

今回、舞鶴から乗船したのは6月29日。
この日も意味があります。北海道航路は、7月から9月までがオンシーズンで乗船料金が高くなります。ハイシーズンとオフシーズンではクラスによっては倍半分くらいの価格差があったり、定員2名の一等船室をひとりで使用する場合のチャージ有無が変わってきたりします。

「けやき」には、スイートの他に、デラックスAというツインの客室があって、この客室にはツインベッドとソファやバスルームに加えて、船の外に出られるテラスがついています。

そして、オフシーズンであれば、このデラックスA客室を一人分の乗船運賃だけで乗ることができるのです。(ちなみにハイシーズンに入ると、0.5人分の運賃の追加チャージが必要となります。)
そしてこのデラックスA客室でも、オフシーズンであれば、飛行機の普通運賃よりは安いのです。

初めての長距離フェリー、それも最新鋭船。できればゆったり過ごしたい。
そして北海道のベストシーズンは7月前半ということで、オフシーズンぎりぎりの6月29日出航便ということになりました。

乗船券は、事前に自宅で印刷もできますが、フェリーターミナルで専用の端末で出力できます。フェリーターミナルの端末で出した方がコンパクトな乗船券になるので使いやすいです。

乗船、そして出航

乗船時刻は出航の約1時間前の23時。夕食も食べてしまいましたし、それまではすることがないので、待合室でKindleから本を読んで過ごしました。時折、ターミナルの外に出てぶらぶらしてみたり。

フェリーターミナルの脇には乗船を待つ大型トラック、乗用車などがたくさん停まっていました。新日本海フェリーなどの大型フェリーの場合、車両甲板はだいたい二層になっていて、この「けやき」の場合は下がトラック専用、上が乗用車となっています。
トラック150台積めるってすごいですよね。

23時頃にアナウンスがあって乗船開始となりました。ターミナル3階から船にかけられたボーディングブリッジでそのまま乗り込むことができます。

そして、そのまま客室へ。

「けやき」の場合、乗船券に印字されたQRコードがそのまま個室の鍵となります。つまり船内を出歩く時には乗船券を持っていないといけないので、コンパクトな乗船券の方がいいのです。

デラックスAのお部屋はこんな感じです。これ以外にバスタブ付きのバスルームがあります。

ツインベッドルームです
ソファもゆったりしています
デスクとテレビもついています。テレビは衛星放送になります。
テラスです。
昼間のテラスはこんな感じ! 気持ちいい!

正直、かなり広いです。ビジネスホテルなんかよりよほど広い!
これで丸一日過ごせるのは快適です。

バスタブもついていますが、「けやき」には大浴場があるので、一回シャワーとして使っただけでした。

乗船、出航からしばらくの間、0時30分までは、船内の売店も営業してくれていました。売店では「けやき」や新日本海フェリーのオリジナルグッズも販売されています。

船内のパブリックスペースも合わせて紹介します。

船内売店。お土産品のほか、カップラーメンやお菓子、飲み物などを販売
左側が案内所。チケットを無くした場合はここで再発行してもらえる
ロビーは、案内所・売店がある4階から6階まで吹き抜け
5階は食堂と客室、6階は客室、シアタールーム、大浴場、フィットネスルーム
スイート、デラックスAなどの上級個室が並ぶ6階の客室廊下。
ホテルのそれと変わらない
吹き抜け周りの壁。ホテルのロビー風
フリースペース。奥の黄色い扉はキッズルーム
フォワードサロン。船の進行方向を見れるスペース

船室に荷物を解いて、船内をざっと確認してシャワーを浴びたところで、出航となりました。
真っ暗な舞鶴港をゆっくりと離れていきます。

少しすると舞鶴湾を出て、船窓は真っ暗となりました。

舞鶴港を出航

夜食に買っておいた鯖寿司をいただきましたが、さすがに食べきれずに半分は残して冷蔵庫へ。残りは翌日の夜食になりました。

鯖寿司

穏やかな小樽までの船旅

少し前にふたつの台風が日本列島に接近したので、一時は波による揺れだけでなく欠航も覚悟した程でしたが、台風が当初予測よりもだいぶ早く抜けてくれたおかげで、この日の海は穏やかで揺れもほとんどありませんでした。

寝たのは割と遅かったものの、翌朝は7時すぎにすっきりめざめました新潟沖ですがもちろん陸地は見えません。

まずは食堂で朝食にします。
メニューも和洋選べますが、ふつうのモーニングのセットにしてみました。

洋食のモーニングセット。パンなしとかも選べる
食堂は、海を向いたカウンター席とテーブル席。注文はすべてタブレットから。

午前中の9時50分頃に昨夜小樽港を出て舞鶴に向かっている姉妹船とすれ違うというアナウンスが入りました。幸い客室が右側でしたので、部屋のデッキからすれ違いを楽しみました。

本来であれば新造船の「はまなす」の予定でしたが、就航延期の影響で「あかしあ」が継続して運航についています。

姉妹船「あかしあ」

日中になって、後部甲板も開放されていたので、そちらにも行ってみました。

後部甲板。6階から出られる。
一層したの甲板は業務用。
穏やかな日本海をまっすぐ進む

昼食は、グリルにてコース料理をいただきました。夕食も食べられますが、普通の食堂の食事も食べてみたかったので、昼食をグリル、夕食を食堂としてみました。グリルは事前予約が基本となっていますが、この日は某旅行会社の団体客もグリルで食事をとっていました。

グリル「大江山」
グリルの窓側席。テーブルはすべて二人席
窓から海が見えます
前菜と刺身盛り合わせ
メインディッシュ
ごはんは、海鮮3色丼
デザートはメロン

午後は、大浴場に入ったりしてのんびり過ごしました。
大浴場には、露天風呂もあります。

夕方になるといよいよ北海道沖に入ります。
デッキに出ると、風が冷たく感じました。

そして奥尻島が見えました。

奥尻島

小樽まであと5時間弱となりました。

18時になると夕食タイムとなります。
今度は食堂で。ジビエフェアをしていたので、鹿肉のジンギスカン風の定食をオーダーしました。量もけっこうあって、美味しかったです。

鹿肉のジンギスカン風

いや、船に乗っていると食べてばっかりですね。
豪華客船にはフィットネスルームが必要、というのはよくわかります。この「けやき」にも小さいながらあって、いつも誰かが走ったり歩いたりしていました。

神威岬を回ると、1時間ほどで小樽港に到着となります。
ちょうどその手前で、小樽発新潟ゆきの「アザレア」とすれ違いました。日本海は長距離フェリーの航路がいくつもあります。

新日本海フェリー「アザレア」。小樽を出て新潟に向かっている
夕暮れの神威岬

そして、21時頃、いよいよ小樽港に入ります。
もうすっかり日が暮れて、小樽の街の夜景がきれいでした。

小樽の夜景
小樽港フェリーターミナル

大型フェリーの接岸は、けっこう大変そうですが、スムーズに接岸していました。

この日は小樽市内のホテルに宿泊して、いよいよ翌日から北海道を旅します。








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