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【旅日記】北海道の離島・天売島へ渡る

推し旅トラベラーです。

中学1年の頃、知り合いの方から北海道の写真集をいただきました。
その写真集は私の心を掴み、いまでも多くの風景がまぶたに浮かびます。

そして、その写真が撮られた場所を中学3年の頃からひとり旅で訪ねてきました。

サロベツ原野から見る利尻島
霧に浮かび上がる霧多布岬
紅葉の大雪山

などなど。その中で、まだ行けてなかった場所のひとつが、天売島・焼尻島です。

今回の北海道への旅では、この天売島・焼尻島に行くことを最大の目的としてみました。

これらの島は北海道の北部の日本海側に浮かぶ島で、特に天売島は海鳥のサンクチュアリとして知られています。ウミネコ、ウトウ、ケイマフリ、そしてウミガラスとも言われるオロロン鳥。

本格的なバードウォッチングはしませんが、少しでも海鳥たちがみられればいいなと思いました。

前回までの行程はこちらです。


天売島・焼尻島に行くには

天売・焼尻の両島へは、羽幌港から高速船とフェリーが出ています。
10月から4月までのオフシーズンはフェリー主体で1日1往復だけですが、7月、8月のトップシーズンは平日でもそれぞれ2往復、計4往復となり、羽幌から日帰りがしやすくなります。(ちなみに、土休日は5往復、お盆期間は6往復となります)

当初は島に宿泊することも考えたのですが、天売島も焼尻島もそれほど大きい島ではないので、全体の旅のスケジュールと観光する場所、時間を考えると日帰りという判断になりました。

ちなみにどちらの島も一周だいたい12キロくらいです。レンタサイクルを借りれば、観光しながらでも2時間で一周できてしまうのです。そして観光すべきポイントは限られています。長時間バードウォッチするのでなければ、ひとつの島あたり3時間あればまあ十分です。

というわけで、朝の羽幌からの高速船で天売に向かい、天売島を観光したあと、焼尻島に向かい、夕方の便で帰ってくるというプランにしました。

島に泊らないのは、渡った後翌日に海が荒れて船が欠航して立ち往生するというリスクを減らすことでもあります。それも旅の醍醐味ではありますけど。

羽幌へのアクセスは、鉄道がないため高速バスかレンタカーとなります。
高速バスは、羽幌に本社がある沿岸バスが札幌から1日4往復、旭川から1日1往復運行しています。
また一般路線バスが、旧羽幌線とほぼ同様の留萌〜羽幌〜豊富間で運行されています。

なお、フェリーは事前予約が不要ですが、高速船は定員制のため事前予約が優先です。この日は空いてましたが繁忙期は事前予約が必須です。

天売島へ

羽幌港から朝8時発の高速船で天売島に渡ります。
途中、焼尻港を経由して、約1時間です。

羽幌港に停泊中の高速船
高速船の座席

揺れるかなと思いましたが、この日はベタ凪で全く揺れませんでした。
穏やかな日の八重山諸島の珊瑚礁の内側を進んでいるみたいでした。

天売島に到着して、まずはレンタサイクルを借りました。
天売島、焼尻島ともにレンタサイクルは港に一軒ずつあるだけです。シーズンは予約しておいたほうがよさそうですが、この日はすぐに借りることができました。

とはいえ、電動アシスト付の自転車は予約でいっぱいで普通の自転車になりました。幸い変速ギアは付いていました。天売島はそこそこアップダウンがあるので、電動アシスト車を予約しておくべきだったと思いました。最近は電動アシスト車がデフォルトになっているところが多いので、油断してました。

天売島一周

自転車を借りたものの、走り出して見るとブレーキがめっちゃ甘い。ブレーキかけてもすぐに止まらない。。。
これは下り坂で危ないと判断して、一旦店に戻って交換をお願いした。

そしたら、なんとサドルが取れた自転車が持ち込まれていました。
うーん、ここの整備はかなりあやしい。。というか整備してないという気がする。。。改めて借りた自転車は、店の前で試乗してみて大丈夫なことを確認しました。

そんなこんなで、ようやく出発です。
離島あるあるですが、港の近くには集落はなくて、港の近くの集落は一段高くなったところです。そこまではがんばって坂を登ります。幸いギアを落とせば上れる坂道でした。

上ったところからの道の両側が天売島の集落になります。
ここに、食堂、よろずスーパー、パン屋、小中学校、高等学校、駐在所などが全部あります。ぎっしりという感じではなくて、ポツポツと建物がある感じ。

天売港。奥に見えるのが焼尻島
天売のメインストリート
厳島神社
小中学校。最近建て替えられたらしい。まだ駐車場などを整備中
駐在所。これも真新しい。
天売高校。高校があるのには驚き。
あとで調べたところ、町立の定時制高校で一学年数名とのこと。
歩いている集団がいました。バードウォッチングなのでしょうか。

集落を抜けると、山野の中の一本道となります。海岸より高いので、海がよく見えてとてもきれいでした。

天売島西海岸の道

走っていると、鳥の音が聞こえてきました。
ウミネコの繁殖地です。海に突き出した岩の上はウミネコでいっぱいです。

ウミネコ繁殖地
岩の上にずらりと並んでいます。

ここから、道はきつい登り坂になりました。
坂道の半分くらいは自転車の押し歩きです。けっこうしんどかったです。
ほぼ上り尽くすと、灯台に到着。この灯台の脇を抜けていくと、赤岩の展望台となります。なおこの灯台は今は使われていないものだそうです。

減ってしまったオロロン鳥が、現在唯一巣を作っているのがこの赤岩の崖だそうです。上からは崖の様子はよくわかりません。様子を観察するには海から船で見る必要があるようです。
この日は、ドローンを飛ばして調査している人たちがいました。でもドローンって、あまり近くにいくと鳥に攻撃されるんだよねー。

きつい上り坂
島の南端の灯台
赤岩展望台
展望台から下を見下ろしたところ。海がきれい
展望台からの眺め。急峻な崖なのがわかる。
このあたりにオロロン鳥が巣を作るらしい

ここからは東側の道を天売港に向かって走ります。
西側は割と穏やかな海岸線でしたが、東側はずっと崖です。
所々に展望台があるので、寄ってみました。

海鳥観察舎
観察舎の内部。崖を観察する双眼鏡が設置されている
崖はこんなふうに見える
観音岬展望台からの眺め
遠くにうっすらと利尻島が見えました

天売島灯台への道があったので、未舗装でしたが行ってみました。
紅白に塗られている灯台は、日本っぼくないですよね。昔、カナダのプリンスエドワード島で見た灯台を思い出しました。

天売島灯台
天売島灯台
灯台から見た焼尻島全景
道端に咲いていた花

天売島の昼ごはん: ウニ丼

そろそろどこかで腹ごしらえを、と思いましたが、港・集落に戻ってみると、いくつかあるお店が悉くお休みで、唯一やっていた食堂でお昼ごはんにしました。一軒だけでもやっていてよかった。
自転車で島を回っていた他の方々もこの店にやって来られてました。

メニューはいろいろありましたが、やはり天売に来たら「ウニ」でしょ!ということで、ウニ丼をいただきました。

ウニ丼。反対側から写真撮ってしまった。。
ウニいっぱいのウニ丼。
お食事処 番屋

食事をするとすることがないので港で時間を潰します。
港の近くではウミネコがうろうろしていて近くに寄ってもなかなか逃げないので、写真を撮らせてもらいました。

出航時間近くになると、土産物屋さんが店を開いたので、寄ってみました。
昆布が安いです! が、嵩張るしまだ旅が続くので、今回は持ち帰るのは岩のりだけにしました。

土産物屋さん
土産物を買えるのはここだけでした

ここからは先ほど灯台から見えた焼尻島へと向かいます。








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