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【旅日記】北海道ドライブの旅: 三笠から羽幌へ

長距離フェリーで小樽に着いた旅の続きです。

フェリーの旅の様子はこちらです。

小樽で一泊して、ようやく北海道の旅に出ます。家を出てからすでに丸2日、無職でなければなかなかできない旅です。


炭鉱だった三笠へ

小樽は北海道の鉄道の発祥の地。
小樽市総合博物館本館では、北海道の鉄道の歴史を展示しており、昨年訪ねました。

その北海道初めての鉄道は、小樽から札幌を通って幌内まで建設されました。幌内には炭鉱があり、そこで掘り出した石炭を小樽港から積み出すのが鉄道建設の大きな目的でした。

幌内は、現在の三笠市にあたります。そして、旧幌内駅の敷地を利用した三笠鉄道村があり、ここでも鉄道遺産を展示しています。

今回の旅では、まずこの三笠鉄道村を訪れることにしました。
幌内、三笠への鉄道は、炭鉱の衰退とともに国鉄時代に廃止されていますので、公共交通機関で行こうとすれば鉄道とバスを乗り継ぐことになりますが、今回の旅はそうした公共交通機関では行きにくいところばかりを目的地としたため、レンタカーで回ります。

北海道はそうしたところも多いため、レンタカーはよく利用しますが、5日にわたってレンタカーを借りるのは初めてです。

予約したトヨタレンタの小樽駅近くの営業所は、なんとビルの地下にありました。
ここで受付だけして、どこで車を受け取るのかと思ったら、ビルの隣にあるガソリンスタンドでした。これもまた驚きです。多分駐車スペースは別のところにあるのでしょう。街中に営業所をコストを抑えて設置するためのアイデアなのだと思いました。

ひとりなので、今回は燃費のいいコンパクトカーです。
車を受け取り、ナビをセットして出発します。三笠市までは約90キロ。それほどの距離ではありません。

小樽の郊外に出て、そのまま札樽自動車道に入ります。ここも道内で最も古い高速道です。建設時期が比較的古いのであまり山の中を突っ切ることなく市街地のはずれを通っているのがわかります。札幌市内に入ると市街地を北へ迂回し、苗穂のあたりから道央自動車道に合流します。

野幌(のっぽろ)PAでひと休み。小樽からここまでPAもSAもなかったので、トイレ休憩です。PAですが、セイコーマートが入っているあたりはさすが北海道です。

野幌PA
今回の旅のお供

三笠ICを出て、まっすぐな広い道を走り、三笠市中心部から右折して右の方に進むと、三笠鉄道村に着きます。

三笠鉄道村を見学

鉄道村より、少し手前にクロフォード公園があって、ここにも鉄道関連の展示があるので立ち寄ってみます。クロフォード公園も三笠鉄道文化村の一部という位置づけになっていますが、無料の屋外展示が中心です。

クロフォードは、幌内への鉄道を建設を指導した米国人技師で、北海道の鉄道の父のような存在です。本州の鉄道はイギリスからの技術導入でしたが、北海道は米国からの導入でした。

クロフォード公園 後の三笠駅となった幌内太駅(復元)
旧三笠駅跨線橋と貨物列車の展示保存
北海道初の特急列車となったキハ82系が編成で保存されている

クロフォード公園の近くから三笠鉄道文化村の近くまでの廃線跡を使って、三笠トロッコ鉄道を走らせていて乗ることができますが、基本的には休日のみなのでこの日はお休みでした。

ということで、三笠鉄道文化村に移動します。

ここは、屋内展示と屋外展示があり、屋内展示は有料です。(530円)
屋内展示は、幌内鉄道〜幌内線の展示を中心に、鉄道に関する展示が結構充実していました。

三笠鉄道文化村の建物
幌内鉄道、幌内線に関する屋内展示
幌内鉄道建設を再現した模型
クロフォードに関する展示

幌内線は、国鉄がJRに移行する少し前の1987年に全線が廃止となっています。廃止からまもなく40年になりますが、三笠〜幌内間の旅客営業は1972年に廃止され、それ以降は石炭積み出しの貨物支線としてのみ存続していました。

幌内駅は石炭積み出しの拠点だったため広い構内があり、そこに多くの車両が展示されていました。
休日には、講習を受けてから本物の蒸気機関車の運転を体験できるイベントも催されています。

蒸気機関車と電気機関車は屋根のある車庫で保存されている
ディーゼル機関車DD16
北海道のローカル線で多く走っていたキハ22
除雪車

三笠鉄道村をあとにして向かったのは、幌内線のもうひとつの終着駅である幾春別駅です。ここは旅客営業していた頃の1982年に訪れたことがありますが、今はバスターミナルとなっていました。

幾春別駅跡

お昼どきなので、店はないかなあとあたりを見回すと、雰囲気のあるレトロの建物に入った蕎麦屋さんがあり、冷たいお蕎麦をいただきました。

さまざまな薬味が入った蕎麦
更科食堂さん
店内もレトロです。元は銭湯だったようです。

これで三笠市内の探訪は終了し、ここからは日本海側の羽幌町に向かいます。約160キロの移動になります。

三笠から羽幌へ

道央自動車道から留萌自動車道に入ると、無料区間となります。
北海道の高速道は、主要な道央自動車道、札樽自動車道、道東自動車道の帯広までを除くと、ほぼ片側1車線の無料区間です。

一般道でも、都市間はほぼ平均時速60キロで走れるので、高速道だからといって劇的に所要時間が短縮するわけでもありませんが、歩行者がいない道路を走るほうが安全ではありますね。それにやはりカーブは少ないし緩いですから。

1車線でも、インターチェンジ付近を中心に追い越し車線が設けられるので、急ぎたい人はある程度急げます。
にしても、車の数はめっちゃ少ないです。追い越すことも追い越されることもほとんどないですし、対向車も少ない。正直な感想としては、税金の無駄遣いですね。しかもこれによってJRの経営も圧迫しています。高速道作る分だけ鉄道にも投資するか、1/2ずつにすればいいのに。

留萌ICで留萌道が終わると、そのままオロロン街道(オロロンライン)となります。留萌からの区間は国道232号です。
この区間、ほとんど海沿いぎりぎりのところを走ります。夏はいいですが、冬の天候が荒れたときは走れないでしょうね。

左は日本海、そして道路の右側は、廃線となった旧羽幌線の路盤を多くのところで見ることができます。

ずっと走り続けだったので、羽幌の手前の「道の駅小平鰊番屋」で休憩しました。ここは、重要文化財に指定されている旧花田家番屋が移築されて見学できるようになっている他、道の駅自体も番屋風のデザインになっています。

残念ながら見学時間が終わっていたので、売店をのぞいて少し買い物だけしました。

道の駅 小平鰊番屋
旧花田家の番屋。立派です
ヒグマの剥製が展示されてました。見た目は結構可愛いんだけどねぇ。

さらに10キロほど走ると、いよいよ羽幌の街に到着です。
もう夕暮れ、宿についてちょっと周りをぶらぶらしてみると、夕陽が沈むところでした。

羽幌の夕日が沈んだところ

続きはこちらです。




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