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【旅日記】北海道をドライブ

北海道を旅してきた推し旅トラベラーです。

天売・焼尻島を訪問したあとは、再び北海道のロングドライブに出ました。
これまでの旅はこちらです。


人跡未踏の山越え(国道239号線)

この日の目的地は、どちらかというとオホーツク海にほど近い遠軽町で、羽幌からは300キロ近く移動することになりますが、まずは幌加内をめざします。

羽幌の南にある苫前町から旭川の北にある士別市まで国道239号線が通っており、これを使って幌加内に向かうことにしました。

この国道239号線は、途中天塩山地を貫きます。
言葉を選ばずに言えば、天塩山地というのはそもそも何もないところです。大雪山・十勝山系と異なり、温泉もほぼないですし、登山コースにもなっていない、そしてそもそも人がほぼ住んでいないエリアと言っていいでしょう。
かつては、炭鉱もいくつかありましたが、今ではすべてなくなっています。

古丹別という町を過ぎると、そこからは山道となり、呆れるくらい、道路以外に人の手が入っているものを見ないという地域になります。

国道が開通した時は未舗装だったらしいですが、現在では道路がかなり改良され、片側1車線の快適なドライブルートです。

通行する車の数もかなり少ないのですが、時折りダンプカーとすれ違います。道から少し逸れたところに、何かしらの工事をしている場所があるようでした。

なにしろ、店はおろか人家もなく、車を停めるスペースところも見当たらないため、ひたすらクルマを前に進めます。

こんな道がずっと続く

霧立峠の手前に、作業や工事関係者用のスペースを兼ねたパーキングがあったので、ようやくそこでクルマを停めてみました。
とはいえ、何かがあるわけでもなく、誰かいるわけでもなく、しいて言えば、クマが出そうでもあるので、早々に出発しました。

関係者用でもあるパーキングエリア

峠を越えて、下り坂を進んでいくと、添牛内というところで国道276号線にぶつかります。左へ行けば239号と276号の重複区間ですが、右折して幌加内町の中心部に向かいます。

国道276号は、道はほぼ平坦ですが、これまたほとんど道の周りには何もないところでした。

中心部に入る少し手前で、道の駅森と湖の町 ほろかない」と併設されている「せいわ温泉ルオント」にトイレ休憩で立ち寄ります。ここは道の駅ははっきり言ってしょぼいですが、ルオントは立派な日帰り温泉施設で、食事処も用意されています。

今から思えば、ここで食事とひと風呂浴びてもよかったかもしれませんが、ちょっと時間が早かったので、先を急ぎました。

せいわ温泉ルオント

幌加内そばをいただく

なぜ幌加内町に来たかといえば、それは「蕎麦を食べるため」です。
幌加内といえば、そばの作付け面積、生産量が日本一の町、屈指のそばどころです。

候補のお店のひとつがお休みでしたので、幌加内商工会の建物に入っている「雪月花」というお店でいただくことにしました。

ここは、観光協会も入り、そして何より鉄道が廃止された後のバスターミナルも兼ねている幌加内の中心的場所です。

11時の開店と同時に次から次へとお客さんがやってきました。平日ということもあり、地元のかたが多いようでした。蕎麦は喉越しもよく美味しかったです。

いただいた天せいろ
雪月花の店構え

建物の一階裏側は、廃止された深名線の代替バスのバス乗り場になっています。ちょうど深川ゆきのバスがやってきました。現在でもここから国道276号線を通って朱鞠内を経由して名寄まで1日4往復のバス便がありますが、なにしろ朱鞠内以外にはたいした集落のない地域です。深川方面はともかくかよろ方面はどれだけの利用客があるのでしょうか。この地域には他のバス会社がなく、代替バスがJR北海道バスの運行になったことで、バス路線が存続する幸いとなっているのかもしれません。

一階の奥がバス乗り場
建物全体

建物の2階には深名線の資料展示室がありました。
深名線の廃止は1995年。特定地方交通線の廃止としては最も遅い時期です。それまで代替道路がないという理由で存続していたわけですが、今となっては立派すぎる道路があっても住んでる人があまりいないという現実のようです。

深名線の思い出を辿る

深名線の末期、幌加内駅で下車したことがあったので、幌加内駅跡を訪れてみました。

わずかな線路とモニュメントが残されているだけで、残念ながら駅舎があった面影、駅があったという雰囲気は全くありませんでした。

幌加内駅跡
幌加内駅跡

続いて、幌加内の少し南にある沼牛駅を訪れてみました。
ここは、地元がクラウドファンディングなどを利用して、駅舎の保存活動を続けています。

中には入れませんでしたが、年に何回か蕎麦祭りや雪おろしなどのイベントを実施して、中を公開しているようです。待合室などはそのまま保存されていました。

沼牛駅
沼牛駅
沼牛駅
沼牛駅の待合室

神居古潭の渓谷と古い駅舎を見に行く

幌加内町を出て、今度は神居古潭に向かいます。

神居古潭(カムイコタン)は、石狩川が上川盆地から石狩平野へと抜ける渓谷です。札幌から旭川に向かうにはここを通る必要があり、今でも国道が通っています。
鉄道もかつては渓谷沿いを走っていましたが、現在ではトンネルによる別線となり、路線とここにあった神居古潭駅は廃止されました。

渓谷にかかる神居古潭大橋からの眺めは素晴らしいです。
ちょうどこの時期、ここで行われた殺人事件の公判の様子がニュースになっていて、こんなところから人を突き落としたことに悲しみを感じました。

神居古潭大橋
神居古潭
神居古潭

神居古潭駅は渓谷沿いのいい雰囲気の駅で、線路を復活して保存鉄道でも走らせたらいい場所なのにとは思いましたが、それは夢ですね。

旧神居古潭駅
旧神居古潭駅
旧神居古潭駅の線路跡
保存されている蒸気機関車

遠軽町丸瀬布へ

この日の観光はこれで終了。
旭川からは旭川紋別自動車道の無料区間を通って、一気に遠軽町へ向かいます。もちろん無料区間は片側1車線の道路です。

途中、道の駅「しらたき」がSA/PAの代わりになっているので、少し休憩しました。かなりの山の中ですが、売店も開いていてひと休みできました。
このあたり、集落が次々となくなって、JR石北本線の駅も白滝駅を除いて全て廃止されてしまったエリアです。白滝駅の前後の駅までは37キロ、20キロというのがすごいです。

道の駅 しらたき

白滝駅の次の駅が丸瀬布駅で、ここにちょっと立ち寄って、今日の宿であるマウレ山荘に向かいました。

丸瀬布駅
遠軽町・マウレ山荘





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