誰かのおすすめから新しい景色に出会いにいく
こわがりだからガイドがほしい
(2025年4月雑記+読書メモ)
春から初夏にかけては、なんだかわくわく。冒険心も出てきますね。
がらりと変わる体験も捨てがたいけれど、こわがりには「いつもの景色」がちょっと違う見え方になるくらいがちょうどいい。
心強いのは、ふだんから信頼している方々のガイドです。ピンとくる情報をいただいたら、すぐに小さな行動を起こしたいところ。メモをとる、調べてみる、試してみる。ガイドを頼りに一歩踏み出してみると「あ、なんかいい」にすぐ出会える気がします。
10年前から今日まで、いい景色をたくさんみせていただきながら歩いてきました。この先10年もきっと!
たくさんの方とお会いして、思いを新たにした4月でした。
1 いつものこと:文芸同人誌、note関連
所属する文芸同人誌「星座盤」「ignea」も次号に向けて活動中。メンバーはやはり第一稿も批評も面白い!どちらも対面実施でしたが、わきあいあいの刺激的な時間はあっという間でした。
また、noteでは「掌編小説 指先の窓」を投稿。思いがけずnote公式「今日の注目記事」に取り上げていただけたことで出会いが広がりました。noterさまの応援に、あらためて胸が熱くなる場面も。スキやコメント、フォローにマガジン追加、さらには拙作のご紹介や「チップ」を通じたご支援まで、あらゆるかたちで「がんばれ!」のお気持ちをいただきました。ほんとうにありがとうございます。
顔が見える距離、オンライン、どちらのありがたみも感じられた月。どなたかの「おすすめ」になれるよう、作品づくりに励んでいきたいです。
2 やってみたこと:あらためて、食に向きあう
お天気も環境も変化の激しいこの時期、自分を整える重要性をあらためて感じました。朝晩のルーティンをゆるやかに継続しながら、特に注力したのが、ふだんの食事をていねいにつくって味わい、からだからのサインを感じることです。
学びは、敬愛するHello-byeさまから。暮らしのなかの気づきや喜びをこまやかにすくいあげていらっしゃるところが素敵で、noteを始めた頃から追いかけている方です。旬を大切にする食事は、自分もひとも、そして地球も大切にすることにつながっていきそうですね。できることには限りがあるとしても「いつもどこかで心にかけている」状態が行動の違いを生むはず。
3 やめてみたこと:家事を休日にまとめてやっつけようとすること
文芸活動のためにまとまった時間をつくりたい!ここしばらくのテーマです。これまで、平日の一部を文芸に充てるため、休日にまとめて家事を片付けてきました。でも、休日もたっぷり文芸に浸れたらもっとうれしい。そこで、実際休日に行っている家事を単位(年、月、週、日)にわけてリストアップ。平日に落とし込んで「家事貯金」していくことにしました。見える化しておくことで、細切れ時間にもさっと動けるように。ひとだのみ(家族、外注)もしながら「”いい”加減」で、まわしていけるよう工夫してみたいです。試行錯誤の結果はいかに?!
みなさまが実践されている省エネ家事のコツも、ぜひ教えてくださいね。
4 印象に残った本(3選)
おすすめつながりで3つあげてみます。
①『わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 』西林 克彦著
Amazon audibleのおすすめであがってきたもの。タイトルにドキッ、「善きもの」「無難」「当たり障りのない」というキーワードにまたまたドキッ。つい思考停止してしまう場面が続々と思い出されました(特に同人活動では作品にコメントを述べあう機会が多いので……)。
2005年発売でもう20年も経っている書籍ですが、Amazon口コミ欄を拝見してもまだまだ現役の模様。「わかったつもり」問題が古びることはないのでしょうね。「わかったつもり」は抜けられそうにないなあと絶望すらおぼえます。とはいえ、読後のふわっとした印象に対して「それってほんと?」と整合性の観点から読み直すくらいはやってみようと思います。
②『料理と利他』土井善晴著・中島岳志著
利用している図書館では、本の返却手続きが済んだら、その手で再配架用のワゴンに置く仕組みになっています。ワゴンはいわば誰かの関心をひいた本ばかりの「おすすめの宝庫」。こちらは縁あって手にしたもので、ミシマ社オンラインイベントのライブ感が詰まった一冊です。
料理研究家の土井善晴氏×政治学者の中島岳志氏。一見、異色のコラボですが、根っこの部分で通じあっていらっしゃるのでしょうね。おふたりの自然なやりとりを通して、ふだんの暮らしに欠かせない「料理」から、いのちや未来に向きあってみたくなりました。
なかでも「お芋が気持ちよさそうにしているなぁ」は、ずっと覚えていたいフレーズ。素材とよく対話して、その本来の良さをのびのび生かせると、美しさとおいしさがついてくるのでしょう。文芸作品などの創作、さらには人間そのものにもいえそうです。
③『ダロウェイ夫人』ヴァージニア・ウルフ著/丹治愛訳
(※ややネタバレ)
読書会メンバーの推薦本、わたしには初ウルフです。「意識の流れ」という文学上の手法を知ることができたのも収穫のひとつでした。
第一次世界大戦直後のロンドン、保守党政治家夫人である主人公クラリッサ・ダロウェイ、自宅で催すパーティの1日……。物語に入りこめるか心配でしたが、意識が自在に時間や人物を行き来する面白さにほぼ一気読み。
読後に浮かんだのは「著者自身の壮大な脳内会話」という仮説。ふだんの生活ではさまざまな役割・立場の方々を内面化して、ひとり「ああでもない、こうでもない」とやりあっていますが、その感覚に近いなと。
勝手な妄想ですが、精神の病に悩まされていた著者にとって、本作は、死に向かいがちな自分自身を書き換えようとする試みだった気がしてなりません。死を鏡にして生へ。幸福感のある締めくくりですが、あとがきを読むと、当初の構想から筋が変わっているそう。後年、著者は入水して生涯を閉じますが、主人公を元々の構想どおりに動かしていたら、現実は違っていたかも……? 物語を超えて想像力にうったえてくる一作です。
このほかにも、哲学や宇宙に関する入門書、ホラーアンソロジーなど、たくさんの魅力的な出会いがありました。「わかったつもり」を恐れず、気軽に新しい世界への扉を開けていきたいですね。
5月初め、大型連休を楽しまれている方も多いでしょうか。わたしは4月にはりきりすぎてしまったのか、風邪をこじらせてしまい、泣く泣く自宅で養生です。だめですねえ。長いあいだつきあっている自分、ぼちぼちうまくコントロールできるようになりたいものです。
みなさまはどうかお体にお気をつけて、美しい季節をお楽しみください!
<おまけのおすすめ>
連休を利用して大阪に寄られる方もいらっしゃるでしょうか。わたし自身がちょくちょく手土産にしており、大阪駅周辺で入手可能なものを一部ご紹介しますので、気になられたらぜひぜひ。
すぐに食べたい大阪3つ
・551蓬莱の豚まん
(やはり「あるとき~」はテンションがあがります!)
・阪神のいか焼き
(気軽に楽しめるザ・デパ地下グルメ。ビールと一緒に!)
・絹笠のとん蝶
(もちもちのおこわは昆布と小梅がうれしい!旅のよいお供)
持って帰りたい大阪3つ
・ル・ピノーの焼き菓子
(どんなお菓子もおいしいお店!大阪弁をもじったネーミングも〇)
・やまつ辻田の七味
(千代の缶は相手を思って柄を選ぶ楽しみが。粉山椒も愛用中)
・花錦戸のまつのはこんぶ
(すっぽんの出汁で炊きあげた塩昆布は特別な贈り物にも)
※ル・ピノーは阪神百貨店B1、あとのふたつは阪急百貨店B2「日本の味」コーナーで取扱いあり(2025/05現在)。
