初めて書いた「絵本のたまご」 6篇
小さな言葉で、世界の痛みにそっと触れたい。
30年分の夢が、ここにある。
🕊️ 堀河洋平 ✴︎ 創作活動30周年
☀️ 17歳の夏
1995年。
僕の創作人生は、自主制作アクション映画から始まりました。
香港映画が大好きで、俳優を目指し、2階から飛び降りるスタントで左足を骨折。3ヶ月入院しながらも、心の中では「日本のジャッキー・チェンになるんだ」と夢に燃えていました!
その後、ファンクラブに入会。
上京してジャッキーズキッチンでアルバイト。実際に何度もジャッキーさんに会えた経験は、一生の宝物です。

💡 そして、創作は形を変えながら続く
福祉系バリアフリー映画、プロデューサー、映画監督、脚本、作詞、撮影、編集、映像制作……
ジャンルは変わっても、《物語をつくるという軸》だけは、ずっと変わりませんでした。
父親になり、介護の現場で働きながら、僕は別の角度から “ことば” の力を信じるようになりました。
📚 近年、新しい扉を開いた創作活動
■2020〜2021年『堀さんの訪問介護』(note 連続小説/未完)
■2022年『毎日小説練習』(Instagram 50日連投)
■2023年『毎週ミニ小説』(育児記録 6作)
■2024年『虹の介護詩』(Instagram 26篇)
■2025年
・エッセイ(note & Instagram 7作)
・『絵本のたまご』(Instagram 6作)
・『子育てポエム』(Instagram 8作まで投稿中)
現在、
短編小説『エンマに相談』/ 中編小説『友達は80歳のジジ』 を執筆中。
ひとつの夢が、だれかの明日を照らすと信じて。
📌 今回のまとめ記事について
この記事では、Instagramに投稿した 『絵本のたまご』5篇+エピローグ をあわせて掲載します。
アクション映画を撮っていた高校生の僕は、まさか30年後に“平和を願う詩”を書くとは夢にも思わないでしょう。
今は作家を目指し、更なる目標に向かって執筆の日々です。
僕が書いた物語で、世界が少しでも平和になったら嬉しい。
近い将来、出版した本の印税で、チャイルドスポンサーなどのチャリティ活動を増やしていきたいと考えています。
ジャッキーさんもたくさんの寄付をされていますよね。ずっと変わらない、憧れの人です。

🌏 絵本のたまご 1 🥚 まるゆめ
子どもの心で読むと、ちょっと絵本みたいになる詩です。
*
『まるゆめ』
夢の中にいる
地球そのものが丸い夢
とがるとつらい
ちくちくちく
やさしい円をえがこう
縁が縁を呼んで
えんえんしない
夢だから楽しいね
今日も明日も地球は回る
ぐるぐるぐる
昨日もゆっくり回っていた
わたしたちを乗せて
ありがとう
*

🌏 絵本のたまご 2 🥚 ちゅ、地球
子どもの声は、世界をまるごと優しくしてくれる。
*
『ちゅ、地球』
保育園からかえるとき
2さいの息子のことば
はっぱは ぐりーん
そら ぴんく
ぶっぷー ぶるー
きょうにゅう おおきいよ
ガオォー
(はなをおさえて)
ハメムシ ぶっぶっー
夕日がぼくらを見て笑っている
きみを押すベビーカーが重たいな
1年前とは別世界
1年後も平和を願う
地球の反対側ではまだ戦争がある
息子と同じ歳の子が
飢餓で空へと帰っている
テレビのニュースが滲んで見えた
歯を食いしばる
眉間にシワ
2歳の息子を抱きしめる
ほっぺに「ちゅ」してくれた
愛してる
人として
親として
同じ地球に住む者として
互いを認め許しあいたい
きっと
できる
*

🌏 絵本のたまご 3 🥚 ラブスター
子どもの心で、銀河を旅するように読んでください。宇宙から見たら、地球はひとつの愛の星かもしれません。
*
『ラブスター』
夢のバトンを託し
受け取って生きる
青い層に守られて
地球の振動が整うのを眺める
てるてる坊主みたいな
お月さまとハイタッチ
千羽鶴が羽ばたいて
銀河の川を渡るのさ
オーロラの幕に包まれて
流れ星たちが微笑みあう
どこからきたのか
やさしい風が吹き抜けた
「I love you」
地上から響く新しい命
「Good bye」
宇宙にかえる静かな命
人生はめぐり
地球はまわる
喜びに満ち
愛を乗せて
*

🌏 絵本のたまご 4 🥚 神様は
神様は、人間をどう見ているのだろう? そんな問いから生まれた詩です。
*
『神様は』
戦場から全ての銃や戦車があぶくのように
ぱん ぱぱんっ!と消え
爆弾は水風船に変形し
ボヨ〜ンと可愛く破裂
子どもの体にかかって
周りの人たちが笑顔だ
僕が神様になっていて
そんな夢を見た
人間が誕生して
戦争がなかった日は、0日だという
だから今も、この瞬間さえ
地上では理不尽な争いがつづいている
世界平和は実現するのか?
愛と罪はどこにあるのか?
戦場から避難しても命を奪われ
しを遅らせている現状だという
しなないで、生きて
この言葉がお守りになるのなら
何度でも、何千回でも言います
海山越えて、言霊届け
そこにまだ燃えている亡霊たち
彷徨う幼き命の果てに
灰色の砂漠を
人が安心して暮らせるオアシスに
この手のひら、何に使おう
*


🌏 絵本のたまご 5 🥚 輝くもの
災害を神様や生きものに見立てたら、こんな物語になりました。
*
『輝くもの』
ゆれる大地
怖くて地球がおびえているのかな?
大丈夫だよ、ぎゅ
空が光る雷
鬼さんがくしゃみしているのかな?
ティッシュどうぞ
吹き荒れる台風
神様が咳をしているのかな?
背中なでなで
大雨で洪水
龍神様が泣きやまないのかな?
よしよし、はいハンカチ
大雪で動けない
白蛇様がお腹いたいのかな?
痛いの痛いの飛んでゆけ
山が噴き上げる
鳳凰様が怒っているのかな?
話をきくよ、どーしたの
みんな仲間
愛をあげる
みんな天使
心ぴかぴか
まぶしいね
*

🌏 絵本のたまご 🥚 Hope エピローグ
この詩は、希望という名の灯りです。
*
『Hope』
この大空の先に、
灰色に変わった街がある。
そんな世界を、信じたくないけれど。
現実を受けとめ、
夢のバトンを渡したい。
遠くで爆撃の音がする。
人々が走って逃げる。
待って、これは花火の音だよ。
君をとり残さない。
空が希望の色に変わったね。
みんなが笑っている。
涙のしずくが地上に落ちて、
大地が小さく息をした。
*

あとがき|作者の言葉
この詩の多くは、訪問介護の移動中に生まれました。
自宅では育児と家事でゆっくり創作ができない日も多く、
駅までの道や電車の中が、僕の “書斎” でした。
障がいのある方や、そのご家族とニュースを見て感じたこと
胸の奥に引っかかった、小さな痛みや祈りを
スマホのメモにそっと書き留め、車内で一気に清書していました。
もうすぐ3歳になる息子の保育園の送り迎えのとき、
彼がふいに口にした “世界の捉え方” にハッとさせられ、
そのまま詩になったものもあります。
介護と育児のあいだで、言葉が降りてくる瞬間があるのです。
小学6年生の頃、湾岸戦争の映像に衝撃を受け、
授業に集中できなくなったことがありました。
修学旅行で訪れた長崎の原爆資料館でも、
戦争の恐ろしさを深く学びましたが、
それでも世界から争いが消えない現実が信じられませんでした。
あの頃の記憶が、長い時間を経て再び目を覚まし、
今回の詩へとつながっています。
ウクライナやガザで起きていることを、
「誰かの出来事」として切り離さず、
自分にもできる “平和への祈り” を、言葉で表現してみました。
(2025年9月)
*
この6篇を、いつか1冊の絵本にできたらと思っています。
今の挿絵は、実験的にChatGPTがイメージとして描いてくれたもので
ここに “人の手が生む温度” が重なったら、
もっとまっすぐに、読者の心へ届く絵本が生まれる気がしています。
もし「一緒に作りたい」と思ってくださる絵描きの方がいましたら、
コメント欄や、SNS(X・Instagram)からご連絡いただけたら嬉しいです。
出版の予定はまだありませんが、
文学フリマなどで、手渡せたら素敵だなと思っています。
出版社・編集者の方とのご縁も、心よりお待ちしています。
今日も、介護の現場と、家族の笑顔のあいだで
平和のたまごをひとつ、そっと置いていきます。
お知らせ
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