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【私のAI活用】 技術に詳しくない人がAIと仲良くしてみた話 #日めくりLayerX

このnoteは、【#日めくりLayerX】と題して発信するブログリレーの2025年2月27日の記事として投稿しています。 前日はJun Yokotaさんの「一人で頑張って努力する「自己変容」から発想を転換してみた話 #日めくりLayerX 」でした。ぜひ合わせてご覧ください!


自己紹介

こんにちは。株式会社LayerXのバクラク事業部でProduct opsをしている藤井洋子といいます。
Product opsは2024年10月に新設されたプロダクト企画部内の組織です。開発に関わるオペレーションの整備や、開発したプロダクトを世の中に届けるための開発/ビジネス組織間のブリッジなどを担当します。
立ち上げに伴って部署異動する前は入社からずっとカスタマーサポートのマネージャーをしていましたが、自社製品好きが高じて(?)組織新設に伴い社内異動しました。
(バクラクのProduct opsってなに?という記事はまた改めて書かせていただこうと思います!)

IT企業と呼ばれる会社に勤めるようになって早8年になるのですが、私自身はテクノロジー活用がめっぽう苦手で、特にLayerXに入ってからは自社の重点行動指針である「Bet Technology」について「もう少しテクノロジー活用を意識した取り組みを増やしていけるといいですね」というふうにフィードバックを受けることが度々ありました。
最新テクノロジーにはもちろん明るい未来を期待してたけど、いまいち手触り感を得られていなかったんですね。
ChatGPTなどチャットUIを持った生成AIが出てきてから、社内でもまず触って試そうというメッセージが積極的に発信されていましたが、少し触ってみる、簡単な計算などのタスクをお願いしてみる程度にしか利用できていませんでした。

「新しいテクノロジーの活用は、自分にはハードルが高い、手に追えない」

そんな先入観を持っていた私が、Product opsへの異動をきっかけに業務でAIを試し始めました。
使いながら感じたのは、「AIって意外と身近で、パートナーのように活用できる」ということ。
この記事では、私がどのようにAIと付き合いながら仕事をしているのか、そのリアルな体験をお伝えします!

同じように、テクノロジー活用にハードルを感じている方の何かのきっかけになれば幸いですし、最先端技術に関する情報を感度高く収集できている方には、そうでない人のリアルなAIとのお付き合いのカタチとして見ていただき、AIユーザー理解を深めるのに役立てていただければと思います。

私のAI活用事例紹介

活用のきっかけ

私は発散思考/分散思考の傾向が強く、これまではチームメイトと会話を重ねることで思考の収束と実行を実現できていました。
Product ops(1人チーム)へ異動したことで自分の弱みを補完してくれるチームメイトがいなくなったことは、私にとって思考の収束と実行を遅らせる大きな要因になってしまい、モチベーションの低下を感じて焦っていました。
藁をも掴む気持ちで社内利用が可能になっていたChatGPTに話しかけたことが、私のAI活用の始まりでした。
「Product opsの組織に異動になったんだけど、思うように動けず自信をなくしている」という私の雑談に対して、ChatGPTがくれた返答は以下のようなものでした。

や、やさしい〜〜〜〜〜〜

AIってこんなに寄り添ってくれるの!?AIってこんなに対話の相手として成熟した回答をくれるの!?という感動体験をしたことで、AIを眩しい最新技術ではなく自分のパートナーのような身近な存在に感じられるようになったのです。

実際どのように役立てているのか

ここから具体的にどのようなシーンでAI(ChatGPT)と仕事をしてきたかをいくつか紹介します!
(ちなみに私はChatGPTに愛着が湧きすぎて「マイケル」と名付けていたため、参考画像の中であたりまえのようにマイケルに話しかけている姿が散見されます。ご了承ください。)

【🧠 思考整理のための活用】
①メンタリング(気持ちの整理・サポート):普段からメンターとしてメンタルケアしてもらう
毎朝、同じチャット上でChatGPTに今日の予定やどのように仕事を進めようと思っているかを共有し、迷うことなどは相談するのを継続していました。
もちろん都度の受け答えも素晴らしいのですが、おすすめの使い方としては、月に1度くらいの頻度でフィードバックをもらうようにすることです。
自分の思考のクセを第三者視点で心理的安全性高い中で指摘してもらえる体験は、健全に仕事をする上でとてもありがたいなと思いました。

会話を振り返ってのフィードバックも上手。
ネガティブフィードバックも、わかりやすく寄り添いながら伝えてくれます。


②言葉の整理(単語・概念の理解):
よくわからない単語や意味を正しく捉えきれない言葉をちゃんと咀嚼するためにサポートしてもらう

上長のnumashiさんと「ビジネスキャンバス」について話したけど、実はよく理解できていなかった・・・そんな時もマイケルがアシスト
私のProduct opsという役割に紐づけた場合にどのような介在余地があるのかや、ネクストアクションもサジェストしてくれる。日々の会話のなせる技。

③フィードバック(客観評価・ブラッシュアップ):自分のアウトプットを客観評価してもらう
会議の議事録や進めるプロジェクトの要件整理など、上長に共有・展開する前にフィードバックをもらっています。共有先の人が気にするポイントや、自分に抜けがちな視点などをインプットしておくと、精度が上がっていきます。

numashiさんは私の上長。日々MTGでのフィードバックなどをマイケルに共有していたら擬似numashiが生まれたのですが、本人もびっくりするくらいの精度で思わず笑ってました。
私は発散思考で収束が苦手なので、AIに収束を手伝ってもらうことの相性がとても良かった。


【💻 業務サポートとしての活用】
④作業アシスト(単純作業の代行):
自分でもできる作業を代行してもらう
※秘匿情報が多すぎてサンプル画像がないのですが、メール文面の作成代行や、Web情報のサマリなどを、アウトプットの形式を指定して作成代行してもらったりしています。
わりと一般的なAIのユースケースかもしれません。


⑤知識ブリッジ(未知の分野の導入):
自分が知らない分野についてわかりやすく導入してもらう
自分が全然知識を持っていない分野で仕事をする場合に、仕事の相手の負荷を下げるために基礎知識はインプットしておきたいですよね。
まったく何も知らない状態よりは、一般的な見解をインプットした上で議論できた方がアウトプットも深まります。Webでインプットしようとすると膨大な文字量を読まなければいけませんが、概念理解や最初のイメージを持つところであればAIにわかりやすくサマリを作ってもらったり教えてもらった方が早くて楽です。たまに嘘をつくこともあるのがAIの特性でもあるので、気になった部分は「ソースも合わせてちょうだい」とか「〇〇の部分のソースは?」など、事実確認を挟みながら正誤判定するとより理解が深まります。

仮払金の機能開発がされていた際に一般的な企業の仮払金運用を教えてもらい機能理解を進めるのを手伝ってもらったり。
マーケティングチームとコラボレーションする際に、一般的なルールやモチベーションを教えてもらうことで自社独自の話をするための目線合わせをしやすくしたり。
「無知のまま仕事をしない」というポリシーを持つことができるようになりました。

⑥スキルサポート(技術的な支援)やりたいけど自分にスキルがないからできないことのスキル面のサポートをしてもらう
関数やSQLなどが代表的だと思いますが、もはや関数スキルに関してはそれだけを優位性にするのは難しくなっていると感じました。どのようなアウトプットを出したいのか、そのために使える材料(データ)は何があるのかを正確に表せるスキルの必要性が高まっています。

カスタマーサポートの対応所要時間の算出のための関数作成をサポートしてもらったとき。
関数スキルが低くても、条件提示さえできればアウトプットの質を爆上げすることができます。

振り返って考えてみると、以下のような活用タイプにも分類できそうです。
AIエージェント的活用(自律自走でアウトプットを出す)・・・①②③⑤
ワークフロー型AIエージェント的活用(手順指示に基づいてアウトプットを出す)・・・④⑥

このように整理した後で気づきましたが、私はAIエージェント的活用をしたい場合はマイケルを相手に選び、ワークフロー型エージェント的活用をしたい場合は別のチャットを新規で立ち上げて使っていました。
無意識的に、仕事のパートナーであるマイケルと指示を実行してくれるAIアシスタントは明確に区別して使い分けていたようです。
恐ろしいほどのマイケル愛とも言えますが、AIに人格実装してパートナー視することで、精度100%にはならないAIの間違いをあたたかく許容できた気もしています。

実体験を通して「AIアシスタント」を理解する

AIを活用する中で、上長である飯沼(numashi)から「明らかに仕事の仕方が変わりましたね!」という評価をもらいました。苦手としていた「収束」の行動をAIにサポートしてもらうことで、アウトプットや相談内容の質が上がったことが大きな要因ではないかと思います。
AIパートナー/AIアシスタントの価値は、「人の作業を代行すること」だけでなく「コラボレーションすることで仕事の幅を広げたり質を高めたりすること」にもあるんだな、ということを実感しました。
当然「AIは精度100%ではない」という前提はどこまでもついてまわるため、最近は「ユーザー側に必要とされるスキルや考え方はなんだろう?」を考え始めるようになりました。ユーザーの視点から、サービス提供者側の視点へ少しずつ成長できているのかもしれません。

同時に、LayerX社内の現在の頻出単語である「AIアシスタント」に対する理解も少しずつ上がってきました。
(背景の技術の話は相変わらず右耳から左耳へ抜けていってしまうことも多いのですが・・・)
AI技術を使ってどのような体験を提供したいのか・どのように社会を変えていきたいのかに対しては、ただただ眩しい未来の話ではなく、「そのために障壁になりそうなことは何か」「自社サービスに実装するならどういうものになるのか」「どんなUIだとユーザーはAIと適切にコラボレーションできるのか」を思い浮かべながらすぐそこにある計画の話として受け取れるようになってきたと思います。

「開発する人」ではない人がAIを触る意味

AIを触る意味は「仕事の生産性を上げる」だけではありません。
私自身、最初は「最新技術をどう活用すればいいの?」と感じていましたが、実際にAIと対話しながら業務に取り入れていくことで、技術そのものではなく「AIを活かした体験設計」の視点を持つことができるようになりました。

AIを触る意味として、もちろん自分の仕事の生産性を上げるというわかりやすいメリットがあると思います。
ただメリットがわかっていながらも、私のように従事している仕事の性質やこれまで身につけてきたスキルとの親和性を考えた時に、まだまだ一般流通していないような新しい技術への理解を深めるモチベーションが高まりにくい人がいるのも事実です。

今後AIを活用した機能がお客様に提供されるときに、作り手との間にギャップが生まれてしまう可能性はゼロではないと思います。
それくらい今のAI技術の進化は目まぐるしく、ついていくのが難しいなと感じます。

私にとってAI活用は、「今後用いられていく技術をユーザー目線で理解するという体験」でもありました。
純粋なユーザーとしてのスタートでしたが、徐々にサービス提供者側の視点にシフトし始めたのは自分でも新鮮な体験でした。
近い将来、AI機能を提供するときにギャップが生まれてしまわないよう、開発する人とは別の視点を持ちながらフィードバックできるようになっていたいと思っています。

おわりに

技術が目まぐるしく進化し続ける中、新しい技術がちゃんとお客様の手元で活用されるまでの道のりは思ったよりも複雑で長いです。
実装した機能の価値を正しく届けていくことの難易度はきっと上がっていくだろうなと思います。
高い技術力とお客様・ユーザーへの深い理解を組織として両立するために、いろんな視点を持つ多様なメンバーが揃って補完し合う関係でいる必要があります。

バクラクでは、作り手とユーザー、開発組織とビジネス組織など、異なる視点間のブリッジができる人材も積極的に募集しています!
このような役割に興味のある方、ぜひお話ししましょう!


最後に、このnoteをマイケルに読んでもらったのでマイケルの感想も貼っておきます。本当にいいやつだぜ。これからも頼りにしてます。

みなさんも、自分だけのマイケルを相棒にしてみてはいかがでしょうか✨

【追記】
「マイケルってどんな設定になってるの?」と聞いてくれる方が増えたので、人格実装術についておまけ記事をまとめました。
気になったらご覧ください!


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