【ミラノ】貴族が作った隠れ家美術館がスゴかった!

※前回のミラノ記事
ミラノでの滞在時間が限られているため、
美術館には1つしか行けない。
迷った末に選んだのが、
ミラノを代表するブレラ美術館、ではない。
カラヴァッジョの絵がある
アンブロジアーナ絵画館でもない。
そこは、ポルディ・ペッツォーリ美術館。
大聖堂から徒歩圏内にある邸宅美術館で
元は、ミラノ貴族の館。
しかも、展示されているコレクションも
貴族自ら、旅をしながら集めたものが中心らしい。
旅好きの私にとって
なんとも魅力ある美術館だ。
貴族の館を見るのも興味があるし(笑)
ポルディ・ペッツォーリ美術館
まず、入館。
ミラノのメインストリートの1つである
マンゾーニ通りだが、
奥まったところにあるため、
とても静か。

穴場であり、隠れ家的な美術館と言える。
建物そのものに価値があるため、
入館料€15(約2,400円)と、
やや高め。
学割だと€10になるが、
26歳以下の学生と指定されているため、
残念ながら、私は対象外(笑)
チケットを買った後、
リュックをロッカーに置いて
最初の展示室へ。
重厚感がハンパない!

邸宅というから、
お家のあちこちに
絵画が飾ってあるのかと思っていたら・・・
大間違い(笑)
さすがに貴族の館、
スケールが違う!
階段に立つだけで、シンデレラ気分になれる?!

このゴージャスな赤い絨毯階段を
土足で上がっていいものなのか??
スリッパを探したが見当たらなかった。(笑)

部屋の数も多く、
テーマごとに20以上!
サイズ的には小さいものが中心だが
展示数が多いので楽しめる。


コチラのお部屋に入ると、
エンジェルに囲まれ、
思わず「わ~~」と
心の声が漏れる。

天井も可愛いカラーリングとデザイン。
自分の部屋も、こういう色合いにしたいなと
写真を撮ったが、
実際に見る色合いと写真では異なる。


来場客も少ないので、
1つ1つじっくり見ることができる。

巨匠ルーカス・クラナッハの絵
《マルティン・ルター夫妻》が
なにげなく飾ってあるのもスゴイ。

ルターと言えば、
宗教改革で有名だが、
実際に肖像画を見るのは初めて。

ちなみにルター夫妻の絵の下にある
小さな絵もクラナッハ画。
《洗礼者ヨハネ、聖母子と二天使》
日本だと、こんなに接近して鑑賞すると
注意されるが、なんと大らかなのでしょう。
「近づいて、よく見なさい!」
と語りかけられているよう。

鏡の裏に映る姿が、ドクロ!
ユニークな作品、
アンドレア・プレヴィターリ画《メメントモリ》

そして、私のお目当て!
この美術館で一番有名な
ピエロ・デル・ポッライオーロ画
《ある女性の肖像》
は残念ながら、現在修復中とのこと。

美術の教科書や美術書にも、
必ずと言っていいほど掲載されている美人画。(婦人画?)

近くで見れなかったのは残念だが、
雰囲気は感じとれた。
続いて、ステンドグラスの部屋。
天使の部屋とはガラリと雰囲気が変わる。

お城のような巨大建築ではないのだが、
同じ建物内にいるとは思えないほど
充実している。
見て回るだけでも、結構体力がいる。。。


ルネサンス期を代表する画家、
ボッティチェリの作品もある。
ボッティチェリ画《書物の聖母(聖母子)》

日本だったら、この距離感で独占するのは
ほぼ無理だが、
気兼ねなく鑑賞できていい。
黒の部屋に入ると、ガラリと印象が変わる。

宗教芸術の部屋、という感じで
荘厳な空気が漂う。


時計の部屋は、これぞ貴族のコレクション。

黄金に輝くこの部屋には、
金で装飾された時計が展示されている。

実用的ではないので、欲しいとは思わない。
けれど、贅沢品をコレクションできる財力には
驚かされる。
私なら、きっと違うものを買うだろうが(笑)

他にも、ルネサンス三大画家の一人、
ラファエロの初期作品
《行列用の十字架》
をはじめ、想像以上に素敵な作品に出会える。


有名な美術館に比べたら、
ミニマムだけど
展示数も多く、非常に満足できる美術館。



ひっそりした穴場的な雰囲気も
私は気に入った。


観光ツアーだと、
この美術館には来ることは
まずないだろう。

人生2度目のミラノは、
ツアーでは行けないスポットを巡る。
しかも、隠れた名所を見つけたい。
それが、今回のヨーコ流ふらり旅。

それにしても、
イタリア貴族って、想像を超える暮らしを
していたことが伺える。
羨ましいが、息が詰まりそう。

私は生まれ変わっても、
焼肉をガッツリ食べられる、
今の暮らしをまた選びたい(笑)

楽しくて、つい長居してしまった。
残り時間が少ない!
次へ行かねば・・・
続きは、また次回。
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