AIで絶世の美人・小野小町のイラストを作成してみた(ついでに小野妹子も)| ChatGPT | Gemini |
――ようこそ、黄泉トークラジオへ。
本日は番外編。
AIを使って「小野小町」のイラストを作ってみました。(ついでに小野妹子も!)
「黄泉トークラジオって何?」という方へ――
これは、時代も国も超えて、歴史に登場した人物たちが“あの世”で繰り広げる架空のトーク番組。
ラジオや番組と名乗っていますが、実際はnote上で楽しむ架空ラジオ企画です(音声配信はありません、汗)。
番組では、毎回登場する歴史人物のイラストをChatGPTで生成し、記事に添えています。
今回は、第四回に登場した小野妹子と小野小町――この2人のイラスト制作の裏側を、プロンプト全文つきで公開します。
本編はこちら ↓
といっても、私のAIイラストスキルはまだ発展途上。
だからこそ、「こうやって悪戦苦闘してます!」というリアルな試行錯誤を記録しておきたいと思いました。
AIを使って歴史人物のイラスト作成してみたいけど、何から始めたらいいのか分からない――そんな方のために参考になれば幸いです。
それでは、はじまります。
ChatGPTで小野小町のイラスト作ってみた
いくつかある画像生成AIの中で、私が使っているのはChatGPTの有料プラン(Plusプラン)です。
日本語プロンプトでもかなり的確に描いてくれるからイラスト生成初心者でも使いやすいんですよね。
今回の作業の流れはこちら。
画風・構図の特徴を言語化(材料①)
キャラクター(小野小町)の外見を言語化(材料②)
①、②を組み合わせてプロンプト化
表情の調整
1. 画風・構図の特徴を言語化(材料①)
まずは作りたいイラストの雰囲気・構図を明確にします。
この通りに作ってほしいなというイラストをまずは選び、そのイラストの画風・特徴をChatGPTに言語化してもらいます。
私の作りたいイラストは、第一回黄泉トークラジオで登場した石田三成のイラストと同じスタイル・構図のイラスト。黄泉トークラジオシリーズで統一感のあるイラストを作成したいというのが狙いです。

そこで、第1回黄泉トークラジオの石田三成イラスト(上の画像)をChatGPTに添付し、「このイラストの画風と構成上の特徴を解説してください」と依頼。
すると、以下のように回答してくれました。
このイラストは、以下のような画風スタイルと構成上の特徴を持っています。
1. 画風スタイル
デジタル和風イラスト:線は滑らかで、陰影はやや柔らかいデジタル塗り。浮世絵ほど平面的ではなく、現代的なアニメ寄りの立体感があります。
色彩の落ち着き:彩度を抑えた和色系(茶、深緑、生成色など)を多用し、全体が柔らかく落ち着いた雰囲気にまとまっています。
表情の自然さ:歴史人物を題材にしながらも、表情はやや現代風で親しみやすく、会話シーンの温かみが出ています。
2. 構成上の特徴
背景と人物の一体感:背景は障子や畳といった伝統的な室内描写で、人物が場面にしっかり溶け込む構図。
腰上〜胸上のバストショット構図:人物の上半身を中心に描き、表情や仕草が分かりやすく、対話シーンを想像しやすい。
視線の誘導:キャラクターの目線がやや横に向いており、見えない相手と会話している臨場感を演出。
光の演出:室内の柔らかな光が人物の輪郭をふんわりと照らし、影は淡く控えめに処理されている。
これが材料①となります。
2. キャラクター(小野小町)の外見を言語化(材料②)
次に、小野小町の画像を添付し、「この人物の詳しい特徴を教えてください」と依頼。
参考にしたのは、Wikipediaに掲載されている小野小町の肖像画。

すると、以下のような結果が返ってきました。
この画像は、日本の伝統的な「歌仙絵(かせんえ)」や百人一首絵札のようなスタイルで描かれた女性人物像です。特徴を細かく見ていくと、以下の通りです。
1. 装束(服装)
女性は**十二単(じゅうにひとえ)**を着用しています。
表に見える衣の色は、落ち着いた銀灰色の唐織模様で、内側には赤や白、緑など複数の重ね色が見えます。
袖や裾は大きく広がり、豪奢さを強調。特に白地に細かい模様の衣と赤い裏地の組み合わせが際立ちます。
袖口や裾の重なりが丁寧に描かれ、平安貴族女性の正装を表しています。
2. 髪型と顔立ち
髪は真っ黒で、肩から裾近くまでまっすぐに垂らす大垂髪(おすべらかし)。
顔は非常に白く、面長で、切れ長の目と細い眉、極端に小さい口という**引目鉤鼻(ひきめかぎばな)**の様式で描かれています。
表情は感情を抑えた静かなもので、古典的な平安絵巻の人物像らしい無表情。
3. 姿勢・構図
畳の上に座り、やや体を横に倒すような姿勢。
袖や裾を広げて、扇や文を持っているようにも見える(詳細は画面の細部による)。
構図の上部には和歌が書かれており、人物と詩が一体化した装飾的構成。
4. 背景
上半分は金地(きんじ)で、豪華な背景。
下半分は緑色の畳(もしくは敷物)で、白い波模様の縁取りが入っている。
シンプルな背景処理により、人物と和歌が際立っています。
5. 総合的な印象
平安時代中期〜後期の宮廷女性(おそらく歌人や物語の登場人物)を描いた伝統的肖像。
百人一首や歌仙絵に見られる典型的な構図と色彩バランス。
衣の色重ねや文様から、身分の高さや教養のある人物であることが示されています。
と
ここで、欲しい情報は、1. 装束(服装)と 2. 髪型と顔立ちです。この2つの情報が材料②となります。3. 4. 5.は使いません。
3. 「①、②を組み合わせてプロンプト化」
材料①と材料②をそのまま合体させて、次のようにプロンプトを作成しました。
もう、そのまま①、②をコピペです。その後、通し番号(1.~4.)をつけ直してます。
以下の指示に従って、平安の女流歌人・小野小町のイラストを作成してください。サイズは1:1です。
1. 画風スタイル
・デジタル和風イラスト:線は滑らかで、陰影はやや柔らかいデジタル塗り。浮世絵ほど平面的ではなく、現代的なアニメ寄りの立体感があります。
・色彩の落ち着き:彩度を抑えた和色系(茶、深緑、生成色など)を多用し、全体が柔らかく落ち着いた雰囲気にまとまっています。
・表情の自然さ:歴史人物を題材にしながらも、表情はやや現代風で親しみやすく、会話シーンの温かみが出ています。
2. 構成上の特徴
・背景と人物の一体感:背景は障子や畳といった伝統的な室内描写で、人物が場面にしっかり溶け込む構図。
・腰上〜胸上のバストショット構図:人物の上半身を中心に描き、表情や仕草が分かりやすく、対話シーンを想像しやすい。
・視線の誘導:キャラクターの目線がやや横に向いており、見えない相手と会話している臨場感を演出。
・光の演出:室内の柔らかな光が人物の輪郭をふんわりと照らし、影は淡く控えめに処理されている。
3. 装束(服装)
・女性は**十二単(じゅうにひとえ)**を着用しています。
・表に見える衣の色は、落ち着いた銀灰色の唐織模様で、内側には赤や白、緑など複数の重ね色が見えます。
・袖や裾は大きく広がり、豪奢さを強調。特に白地に細かい模様の衣と赤い裏地の組み合わせが際立ちます。
・袖口や裾の重なりが丁寧に描かれ、平安貴族女性の正装を表しています。
4. 髪型と顔立ち
・髪は真っ黒で、肩から裾近くまでまっすぐに垂らす大垂髪(おすべらかし)。
・顔は非常に白く、面長で、切れ長の目と細い眉、極端に小さい口という**引目鉤鼻(ひきめかぎばな)**の様式で描かれています。
・表情は感情を抑えた静かなもので、古典的な平安絵巻の人物像らしい無表情。
こうして生成されたイラストがこちら――

なるほど、確かにプロンプト通りには描かれています。
ただ、仕上がりは私がイメージしていたものとは少し違う印象…。
そこで、ここからさらに調整を加えていくことにしました。
4.表情の調整
何はさておき、小町ちゃんの表情、硬すぎます。
もっとも、最初のプロンプトに「無表情」という言葉を使っているので、こうなるのは当然と言えば当然なんですが、、これはいかん。
「もう少し笑顔に」とリクエストしました。
すると、

小野小町といえば、クレオパトラ、楊貴妃と並ぶ世界三大美人のひとり。
この出来上がったイラストでは、確かにプロンプト通り「切れ長の目と細い眉」で生成されていますが、現代的な感覚で見ると、必ずしも「美人」とは言い難い??
※「世界三大美人」の由来については、対談記事内で触れていますので、気になる方はぜひご覧ください。
そこで、「美人をイメージして、メイクをやや今風にしてください。」とリクエストしてみました(「美人をイメージして、」というのも雑なリクエストですが、、)。
すると、

なるほど、今風に仕上がってきたぞ。
さらに、親しみやすさが欲しかったので、そのまま「親しみやすさを加えてください」とリクエスト。
すると、出来上がった小町ちゃんがこちら。

アニメ調で、しかも親しみやすい雰囲気のキャラクターに仕上がりました。
黄泉トークラジオにもぴったりのイラストになったので、このまま採用決定。
これで完成です。
ChatGPTで小野妹子のイラストも作ってみた
次は、小野妹子のイラスト作成にも挑戦です。
まず参考にしたのは、Wikipediaに掲載されている小野妹子の肖像画。

最初は少し手抜きをして、この画像を添付しつつ、以下のプロンプトを入力。
「この画像を参考にしながら、小野妹子のイラストを作成してください。画風スタイル及び構成は以下の通りです。サイズは1:1です。(以下、小野小町イラスト生成時の材料①をコピペ)」
すると――

いや、これはないな~。
服装も飛鳥時代らしさがなく、髭の形も肖像画と違うし…。
振り返ると、手を抜いたポイントは明らかで、「元画像の特徴を言語化するプロセス」を省いてしまったことでした。
そこで改めて、小野妹子の肖像画を添付し、「この人物の詳しい特徴を教えてください」と依頼。
返ってきた回答は以下の通り
この人物は、日本の中世絵画に見られる典型的な公家(くげ)・高位貴族の肖像画スタイルで描かれています。特徴を細かく見ていくと以下の通りです。
1. 装束(服装)
**黒色の狩衣(かりぎぬ)**を着用しており、これは平安時代末期〜鎌倉時代以降の公家男性の正式・準礼装の一つ。
袖は大きく、全体がゆったりとしたシルエット。
裾は折りたたまれ、下に**白い小袖や単(ひとえ)**がのぞいています。
足元には白い指貫(さしぬき)袴(裾を紐でくくった袴)が見える。
2. 頭部・顔立ち
**烏帽子(えぼし)**を着用。これは成人男性の公式な頭装具。
白い肌色で、やや張りのある丸顔。
細い眉、切れ長の目。
赤く塗られた唇が特徴的で、やや上向きの表情。
顎と口元に**薄い髭(顎鬚・口髭)**が描かれている。
3. 姿勢・構図
畳の上に正座(もしくは胡座に近い姿勢)で座っている。
背筋を少し反らせ、顔を上に向けているため、何かに応答している場面や儀式中の一瞬にも見える。
手は右手が胸前、左手は膝あたりに置かれている。右手には巻物か文書の端を持っているように見える。
4. 背景・道具
背景は簡素な茶色系で、室内の屏風や壁を思わせる。
下には赤地に金模様の敷物(錦)が敷かれており、身分の高さを示している。
5. 総合的な印象
公家の中でも高位の人物(大臣クラス以上)の肖像画である可能性が高い。
表情と姿勢から、形式的な「肖像」というよりも、儀式や対話の一場面を切り取ったような臨場感がある。
顔の表現がやや写実的かつ簡略化されており、鎌倉時代以降の人物肖像画(似絵)の様式に近い。
さっきの小野小町と同様に、欲しい情報は、1. 装束(服装)と2. 頭部・顔立ちです。
そして、今回は髭の表現をできるだけ忠実に実現してほしかったので、さらに「髭の様子を詳細に教えてください。」とリクエスト。
すると、返ってきた答えはこちら。
この人物の髭は、非常に特徴的で、次のような様子になっています。
1. 種類と配置
口髭と顎髭の2種類のみで構成されています。
両者はつながっておらず、独立して描かれています。
2. 口髭の特徴
上唇のすぐ上に、細く短い帯状の口髭があります。
厚みは均一で、毛先が横に大きく伸びることはなく、唇の幅程度で収まっています。
全体として整えられた印象で、乱れや長い毛は表現されていません。
3. 顎髭の特徴
下唇から少し間を空けた位置に、短い逆三角形〜しずく型の顎髭があります。
面積は小さく、長く伸びてはいません。
毛の一本一本が描き込まれているわけではなく、塊として墨色でまとめられています。
4. ない部分
頬髭(もみあげ付近の髭)は描かれていません。
顎の両脇にも毛はなく、中央の顎髭だけがアクセントになっています。
この「髭」情報をすべて盛り込み、装束の時代設定も「平安末期」から「飛鳥時代」に書き換え、以下のようなプロンプトを作成しました。
以下の指示に従って、小野妹子のイラストを作成してください。サイズは1:1です。
1. 画風スタイル
•デジタル和風イラスト:線は滑らかで、陰影はやや柔らかいデジタル塗り。浮世絵ほど平面的ではなく、現代的なアニメ寄りの立体感があります。
•色彩の落ち着き:彩度を抑えた和色系(茶、深緑、生成色など)を多用し、全体が柔らかく落ち着いた雰囲気にまとまっています。
•表情の自然さ:歴史人物を題材にしながらも、表情はやや現代風で親しみやすく、会話シーンの温かみが出ています。
2. 構成上の特徴
•背景と人物の一体感:背景は障子や畳といった伝統的な室内描写で、人物が場面にしっかり溶け込む構図。
•腰上〜胸上のバストショット構図:人物の上半身を中心に描き、表情や仕草が分かりやすく、対話シーンを想像しやすい。
•視線の誘導:キャラクターの目線がやや横に向いており、見えない相手と会話している臨場感を演出。
•光の演出:室内の柔らかな光が人物の輪郭をふんわりと照らし、影は淡く控えめに処理されている。
3. 装束(服装)と頭部・顔立ち
•**黒色の狩衣(かりぎぬ)**を着用している。飛鳥時代の公家男性の正式・準礼装の一つ。
•**烏帽子(えぼし)**を着用。これは成人男性の公式な頭装具。
•白い肌色で、やや張りのある丸顔。
•細い眉、切れ長の目。
•顎と口元に**薄い髭(顎鬚・口髭)**が描かれている。
4. 髭の種類と配置
•口髭と顎髭の2種類のみで構成されています。
•両者はつながっておらず、独立して描かれています。
5. 口髭の特徴
•上唇のすぐ上に、細く短い帯状の口髭があります。
•厚みは均一で、毛先が横に大きく伸びることはなく、唇の幅程度で収まっています。
•全体として整えられた印象で、乱れや長い毛は表現されていません。
6. 顎髭の特徴
•下唇から少し間を空けた位置に、短い逆三角形〜しずく型の顎髭があります。
•面積は小さく、長く伸びてはいません。
•毛の一本一本が描き込まれているわけではなく、塊として墨色でまとめられています。
7. ない部分
•頬髭(もみあげ付近の髭)は描かれていません。
•顎の両脇にも毛はなく、中央の顎髭だけがアクセントになっています。
その結果――

服装も髭の形もバッチリ。しかも予想以上のイケメン仕上がりです。
最後に「もう少しだけ笑顔に」とリクエストすると――

柔らかく親しみやすい小野妹子が誕生しました。
(なんだか、元サッカー選手中田英寿さんに似ているな~)
Geminiで小野小町のイラスト作ってみた
さて、せっかくなので、Geminiを使って小野小町のイラストを生成したいと思います。
ちなみに、今回Geminiは無料版を使っていますよ。
先ほどと全く同じプロンプトを使います。
すると、生成されたイラストがこちら!

おお!ChatGPTとはまた異なるテイスト感!
「顔が非常に白く」そして服飾も当時の時代感がでています。
でも表情が硬い。
もちろん、これも先ほどと同様、プロンプト内で「無表情」という言葉を用いているのでそうなるのですが、「笑顔にして下さい」とリクエスト。
すると、

おしとやかな笑顔!これはこれで良さそうですよ。
とはいえ、せっかくなのでさらに「美人をイメージしてメイクをやや今風にして下さい。親しみやすさを加えてください。」とリクエストすると、

なんとまぁ、ChatGPTとはまた趣の違う小町ちゃんが完成しました。
とてもいいですね。
よかったら、みなさんの小野小町イメージとくらべて、どんな感想かコメント欄で教えてください。ChatGPT版がいいとか、Gemini版がいいいとか、、、。
なるほど、実は今回はじめてGeminiを使って画像生成してみましたが、なかなか良いですね。
noteの「Gemini (ジェミニ)」の公式アカウントのこの記事を読むと、Geminiの凄さが伝わってきます。
Geminiで小野妹子のイラスト作ってみた
ChatGPTで小野妹子を生成したときに使用した同じプロンプトをGeminiに入力してみると、、、

おお、そう来たか!!
確かに居そうな雰囲気ですが、そもそもなぜ眼鏡なの!
修正をはかるべく、即座に次の内容をリクエストしました。
1,笑顔にして下さい。
2,親しみやすさを加えてください。
3,眼鏡はかけていません。
完成したイラストがこちら!

あちゃ~
もはや、小野妹子のかけらもなくなってしまいました(お手上げです)。
小野小町は満足いく仕上がりだったのに、小野妹子になると、どうにもイメージとかけ離れた結果に。
う~ん、何か別のアプローチがあるのでしょうか。
というわけで、私の画像生成AIの修行はまだまだ続きます。
まとめ(今日の振り返り)
以上、黄泉トークラジオ番外編
「AIで絶世の美人・小野小町のイラストを作成してみた(ついでに小野妹子も)」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今回の記事では、
元画像から特徴を正確に言語化する重要性
髭や装束など細部を的確に指定することで再現度が上がること
ビフォー/アフターの比較から学べる改善プロセス
といったポイントをお伝えしました。
皆さんがAIで歴史人物や人物画を生成するときに参考になれば幸いです。
もし「自分はこんなやり方をしている」「この部分はこうするともっと良い」などの知見があれば、ぜひコメントで教えてください。
私もまた新たな経験を積みましたら投稿して皆さんと共有したいと思います。
それでは、また次回の黄泉トークラジオでお会いしましょう。
