心療外科クリニック
202X年X月X日開院
駅から徒歩25分
よもぎ心療“外科”クリニック
などと訳の分からないクリニックを開院しようとしていた学生時代の私に言いたい。
「暇か?」
【心療外科】
“心”を外科的に治療する診療科のこと。
主に、疾患の原因部位を特定し、手術を実施する。
※心療外科は実在しない診療科目です。
私「心療内科に対抗して心療“外科”クリニックを開院します。」
ンゴ「なんやなんや心療“外科”なんて聞いたことないわ!」
私「あ、働く?」
ンゴ「いや、ええわ!」
私「それとも院長やる?」
ンゴ「やらんって!」
私「オペー(腕まで洗う動作)」
ンゴ「やめやめ!何を切るんや!怖い怖い!」
私「悪いところをね、ちょちょいのちょいッと。」
ンゴ「待て待て待て待て」
私「鑷子」
ンゴ「はい。オペ開幕早々何を摘むんや…ってコラァ!やめんかい!」
ンゴのノリツッコミが華麗に決まったところで
分類・術式紹介といきますか。

【ステージ0】
悪意を内視鏡を用い切除。
悪意の取り残しがなければ完治可能。
一方、切除した断端に悪意が露出している場合や、
悪意が心下層の深部まで達している場合は血管やリンパ管に悪意細胞が入り込んでいる可能性が示唆される。
この場合、リンパ節転移の可能性が約10%程度ある為、
追加手術(心一部切除+リンパ節郭清)が適応される。
また、切除部位の病理検査の結果によっては追加で手術を行う可能性もある。
全ては医師の“腕”にかかっていると言っても過言ではない。
がんも悪意も早期発見が大事です。
ンゴ「いやあのォ!心の切除部位を病理検査に回すってどういう状態なん?」
私「ホルマリン漬けにしィの、薄切りにしィの…」
ンゴ「やめやめ!心ホルマリン漬けにせんでよ!」
【ステージⅠ】
ステージⅠの悪意の中で、心の壁への
浸潤が浅いものに対しては内視鏡治療を実施する。
浸潤が深いものは悪意を取り残す可能性及び
リンパ節転移を起こしていることが考えられる為手術によって悪意部分を含む心と
転移の可能性のある範囲のリンパ節を切除する。
ンゴ「悪意ってリンパ節転移起こすん?どうなるん?」
私「リンパ節転移するとだんだんと目の奥に嫌な光が出てくる。」
ンゴ「曖昧過ぎん?!基準曖昧過ぎるやろ!」
私「あっちもこっちも嫌な光ィ!」
ンゴ「しかも心一部切除したら狭くなるやろ!心が!ポットのお湯がなくなったくらいでブチギレるようになるやろがい!」
↑
ポットのお湯がなくなるorそもそも沸いていないとブチギレる先輩についてはこちら。
ポット先輩はステージⅣです。
私「ポット先輩は術後間もないからね、仕方ないね。」
【ステージⅡ・Ⅲ】
ステージⅡ、Ⅲの悪意は手術により
悪意部分を含む心と、転移の可能性のある範囲のリンパ節を切除する。
切除したリンパ節にがんの転移があった場合には、再発予防のための抗悪意剤治療を行う。
ンゴ「いや待って!他の臓器に悪意転移って何?!どうなるん?」
私「例えば咽頭に転移するととめどなく人が悲しくなるようなことを立て続けに言うようになりますね。」
ンゴ「そんな奴いっぱいおるやろ!」
私「つまり、悪意が咽頭に転移している患者が多いということです。おわかり?」
ンゴ「嫌な世の中やな。」
【ステージⅣ】
ステージⅣの悪意の場合は悪意部分を取り除くだけでは、ほかの臓器に転移した悪意がまだ残っている状態の為、全ての悪意が取り切れたとは言えない。
その場合、心の全摘出も視野に入れる必要がある。
全摘出した場合、自己細胞を培養し心の再建を試みる。
ンゴ「待て待て待て待て待て待て待て!心全摘はあかんやろ!無くなってるやん!」
私「“心無い言葉”ってあるでしょう。」
ンゴ「あかんよ?“心無い言葉”っちゅう“言葉”を免罪符にするんは、絶対に無しや!」
私「あれはもう手遅れだったから私が全摘…」
ンゴ「言わせねえよ?全摘出とは言わせねえよ?」
私「自分で言ってどうすんねん!」
ンゴ「俺みたいな言い方やめ!」
私「あいつらはな、私が心全摘術してやった。」
ンゴ「言わせてもうた!」
私「でも再建するから大丈夫。」
ンゴ「再建できるんか!なんやそれ!」
私「iPS細胞」
ンゴ「それ心臓やないかい!」
私「まあまあ。」
ンゴ「しかもさっき出てきた全摘術適応してそのままになっとる患者はなんなんや!」
私「iPS細胞はあります。」
ンゴ「あるし、STAP細胞みたいに言うなや!」
私「ところで常にトドロキッシモで喋るのやめてもらえる?喋るたびに震度2くらいで揺れる。」
ンゴ「いやあのォ!それはよもちゃんの三半規管がいかれとるだけやろがい!耳鼻科行ったれやもう…」
もしも心を外科的に治療することができたなら、というしょうもない妄想を繰り広げ
ンゴ(同期)を盛大に巻き込みステージ設定までしたアレ。
これ、そもそもが私がよく疑似患者のがん細胞に対して
「だーれがそんなとこまで浸潤していいっつったよ?アアン?リンパ節なんかに転移していいと思ってんの?まあまあよくも肺まで転移してくれたねェ?わかってんだろォなァ?」
と喧嘩を売っていたのが始まりなんです。
クソデカひとりごとがすごすぎて教員から
「それで劇1本作って。」
と謎オファーを受けるなどしました。
それはどうでもいいのですが、
心とがんってすごく似ていると思うんです。
わりと気づかないうちに進行していて気づいた時には手遅れだったり。
鬱をやってみてわかったのですが、
“完治とは?”と声を大にして言いたいくらい
謎なんですよね。
がんも再発リスクはありますし、鬱も再発しますし。
ただ、治る治らないは別として、
がんは外科的に治療できるじゃないですか。
一応病巣切除できるでしょう?
なので、心も病変部位が見えて
切除できたらいいのにと思ったんです。
…この後いいこと言うと思いましたか?
言いませんよ。
大丈夫です。
安心してください、言いません。
しょうもないことを言いますから安心してください。
私「これより、私をいじめていた人間の心全摘術を開始します。」
ンゴ「やめんかい!それわざと医療ミス起こすやつやん!」
私「インオペで。」
ンゴ「それがええ!それでええ!」
私「その代わり悪意が全身に転移するけどな…」
ンゴ「やめ!怖い!ほんまに怖い!」
「もうお前心の中の悪意、外科的に処置してもらえよ」
といじめっ子に対して思いましたが
その言葉、そっくりそのまま自分に返します。
父ががんをもぎ取ってもらい帰ってきたにも関わらず
退院おめでとうより先に学生時代のアホエピソードを語り出す激ヤヴァ人間がお送りしました。
これについて8歳児に
「お母さん、まず“おめでとう”だよ。
幻の手術の話はあとでお風呂で聞いてあげるからね。」
と言われました。
そして、本当にお風呂で幻の手術の話を聞いてもらいました。
どっちが親なんですかね。
もしかして前世があって、その時は娘が私の親だったのでしょうか。
【参考資料】
◽︎肺がんを学ぶ
◽︎NPO法人キャンサーネットジャパン
大腸がんを知る
◽︎一般社団法人日本病理学会
ゲノム研究用病理組織検体取扱い規定
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よもぎちゃーん!
はーい!
何が好き?
ポテトチップスよりも
お・ぬ・し