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60歳以後の年収3つの崖〜どう備えるか〜

60歳以降は働き方、健康、老後の「3つの壁」がある。
その中で、早めの準備が大切な「老後の壁:年収の3つの崖」について解説します。

1つ目は、定年退職後の再雇用で収入が大きく減少
会社にもよりますが、全国的には3割~4割ダウン、首都圏は5割以上減ることも覚悟。

2つ目は、年金生活が始まる65歳
平均的には40年働いた人の年金額は夫婦2人で月23万程度。60代前半よりも、収入がダウンすることを自覚。

3つ目は、配偶者が亡くなった時
1人分の年金になるため、世帯収入はガクっと落ちます。その一方で、生活費は半分にはならないので注意が必要。

3つの崖のイメージ

この3つの崖を前提にすると、50代は最後のためどきであることがわかる。
60代前半は貯蓄を減らさず、働いて収支トントンの暮らしを目指す。


1 現在の家計把握

 まずは、現在の家計を把握することから始めましょう。
 公共料金や通信費、食費などの「基本的な生活費」のほか、家賃や住宅ローン、固定資産税などの「住居費」、それに「車維持費」や「保険料」「交際費」などを書き出し「お金がたまる家計」への第一歩に。
 50代は収入がピークなので生活全般が膨らみがちになります。最後のためどきなので家計の見直しが不可欠です。

2 家計の見直し

 支出は食費などの毎月変わる「変動費」と、通信費など決まった額が出ていく「固定費」がある。変動費を削減するのは毎日の努力が必要ですが、固定費は一度見直せばいいので、努力しなくても効果が継続する。また節約の削減効果は掛け算で考えることが大切。
 数千円の無駄をいくつか見直し積み重ねると貯蓄が増えることになる。

固定費の見直し

生命保険
 固定費の見直しで最初に着手すべきは「生命保険」。ポイントは公的保障や会社の保障を確認すること。必要な保障には、主に死亡保障と医療保障の2つがありますが、すでに持っている保障も少なくありません。例えば公的年金には遺族年金の制度もあり、死亡保障の代わりになる。
 会社から死亡退職金や弔慰金が受けとれるケースもある。
また医療費では、健康保険の「高額療養費制度」で自己負担の上限額が決まっている。

・通信費
次に見直すべきは「通信費」です。ポイントは以下の2つ
 ・携帯電話料金のプランを見直して少しずつ支出カット
 ・使っていないサービスは思い切って解約
通常のスマホ端末は、分割払いを含めなくても月8000円前後かかりますが、格安スマホに変えただけで半額になるケースも。
 また、固定電話もほとんど使っていなければ思い切って解約。

3 収入確保と資産運用

働く期間を65歳から70歳などに延ばし収入を確保することも有効。
 実際に65歳になったら、用意できた老後資金の総額から1年間に取り崩し可能な金額を計算してみるのがおすすめ。
 計算方法は「65歳時点の老後資金の総額」から「65歳以降の特別支出」を引き「老後生活の年数」で割ると把握できる。
 計算してみると、毎年取り崩せる金額が意外に少ないと気づくこともある。

貯蓄取崩可能額の試算(出典NHK)


ミドルシニアの転職

キャリアの棚卸し」をして、仕事で長年つきあってきた中小企業の立場で力を発揮しようと思うようになり、早期退職を選択して転職したケース。
 社会の活力、国の活力というのは中小企業が非常に重要な役割を果たしていて、自分がセカンドキャリアの道を歩みくす時には、中小企業に貢献できる仕事をやりたいという思いが強くなった。

再雇用スキルと目標

同じ企業で再雇用や嘱託として働く選択肢が無難のように思えるが、会社にどのように貢献するか等明確な目標が必要。
また、再雇用スキルとして、共感力、会社に貢献できるアピール、汎用的な仕事スキル(伝える力、聴く力、持続力、他人の気持ちを推察する力)が必要。

お金のためにやむを得ず働くという意識では、疎外感を感じ毎年更新時に悩むことになる。居場所がなくなり長く続かない可能性もある。

ミドルシニアの悩み


老後資金のための資産運用

できるだけ早く老後資金づくりをスタートさせることで充分な資産形成ができる。税制優遇を受けながら、iDeCoや新NISAなどで長期に積立は有効。


ここまで読んでいただいてありがとうございます
老後のことを考えている方の参考になれば嬉しいです。