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【15分で読める : 原著論文完全翻訳版】大腿骨前捻角が股関節筋力トレーニングに与える影響

股関節周りの筋肉を鍛えるトレーニングを行った事ありますよね?

股関節の機能解剖学的特徴の一つである大腿骨前捻角。
この角度の違いにより、股関節の筋肉を働かせる際、ある特徴が出るようです。

そのため、トレーニングを行う際にも角度を考慮する必要があります。

リハビリで行っている股関節の筋力トレーニングの1つであるクラムエクササイズ(クラムシェル)にはどのような影響を与えているのでしょうか?

今回は、以前要約した以下の英論を完全翻訳し記載しました。

▼全訳版で新たに理解できること
・異なる測定肢位における筋力発揮の詳細なデータ分析
・大腿骨前捻角の測定方法と評価の信頼性
・股関節外旋筋力と前捻角の相関関係の統計学的根拠
・臨床での実践に直結する著者らの重要な考察

どの様に臨床実践するのが効果的なのでしょうか?

全文を読むことで明日からの臨床にプラスの影響を与えてくれるはずです。


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※本記事では、Mitomo et al. (2024) の研究論文
“Effects of differences in femoral anteversion and hip flexion angle on hip abductor muscles activity during clam exercise in females”
PLoS ONE)を参考に、大腿骨前捻角と股関節屈曲角度が股関節外転筋の活動にどのような影響を与えるのかについて解説します。

※※本論文は Creative Commons Attribution 4.0 International License (CC BY 4.0) のもとで公開されており、適切なクレジットを明記すれば自由に利用できます。

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原著論文タイトル

【大腿骨前捻角と股関節屈曲角度がクラム運動中の股関節外転筋活動に与える影響】


1.イントロダクション(Introduction)

股関節外転筋の筋力低下や活動の低下は、腰痛【1】、股関節痛【2,3】、膝痛【4,5】のほか、前十字靭帯損傷、膝蓋大腿痛、足関節の不安定性などのスポーツ傷害のリスクと関連があることが報告されている【6–11】。
そのため、下肢や体幹のスポーツ傷害のリハビリテーションにおいて、股関節外転筋の活動を高めるための運動療法が重視されている【4,8–18】。したがって、運動中の筋活動を分析し、股関節外転筋の活動を効果的に向上させる方法を選択することが重要である【19】。

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※この先ではイントロダクションが続きます。
先行研究を引用して中殿筋や大腿筋膜張筋、大殿筋上部といった股関節外転筋の機能についてが分かりやすくまとめられています。

また、それらの筋活動パターンの崩れにより生じる機能障害や、その機能障害に対する治療アプローチの考え方についても非常に分かりやすく記載されています。

そして、クラムエクササイズに関する現在までの研究結果から、未だ解明できていない部分に関してを提示し、今回の研究で明らかにしたい股関節筋群の特徴に関して、具体的かつ臨床で大いに役立つ仮説を立てています。

特に考察では大腿骨の変位や股関節外転筋群の機能特性について、大腿骨の前捻角という形態的特徴と合わせて考えるべきことが指摘されており、非常に学びになる内容です。

英論を訳して読む事は時間のかかる作業ですが、これを読めばその手間が省けて治療効果も高められる可能性があります。
ぜひ翻訳した論文を読んでみて下さい。 
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