SoFi Plusは利益を何%押し上げるのか ─ 数値モデルで検証【後編】
前編では、SoFi Plusが単なる有料会員制度ではなく、会員あたり利用商品数を押し上げる“構造装置”になり得ることを見てきた。後編では、この仕組みが実際に利益をどれだけ押し上げる可能性があるのかを数値モデルで検証する。
具体的には、
・サブスク収入という直接効果
・クロスセルによる間接効果
の両面から、数値モデルを用いて試算していく。
<SoFi Plusの業績インパクト>
◆直接効果
経済合理性の観点から見ても、SoFi Plusは極めて合理的な設計である。
というのも、現在の米国は、インフレの影響で物価が大きく上昇しており、食料品の買い物だけで月200ドル以上支出することは十分現実的であるからだ。(4人家族の場合、月の食料品支出は、約600~1,500ドル程度という試算が多い。)
つまり、SoFi Plus会員向けの特典の一つである「Smart Card」の食料品5%還元だけで月10ドル以上の価値となり、毎月の会費を回収できる可能性が高い。
「特典の理解が容易」で、「金銭メリットの即時性」があるサブスクは加入率が高くなるはずだ。加えて、SoFiの場合はワンストップサービスにより利用可能な商品も多く、追加特典を得やすいことから、実質的な便益はさらに拡大する。
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