SoFiはS&P500・NASDAQ-100入りできるのか? 採用条件と時期を予想!(前編)
2025年9月5日(金)の引け後に、AppLovin(APP)とRobinhood(HOOD)が新たにS&P500に採用されることが発表され、発表翌営業日の9月8日(月)に両銘柄は10%以上、株価が急騰した。今後、SoFiもS&P500に採用されれば同様の買い需要が発生し、短期的にも株価の押し上げ要因となる可能性が高い。
市場を代表する株価指数に加わることは、「成長と信頼の証」であり、同時にインデックスファンドからの買い需要を生む。株価の安定性・認知度向上にもつながり、投資家心理に大きなインパクトを与える出来事だ。
では、SoFiはS&P500やNASDAQ-100に採用されるのか?それぞれの指数に採用される条件を整理し、SoFiの現在地と今後の展望を考えてみる。
結論から先に言うと、S&P500には今すぐ採用されても不思議ではない(次回の定期入れ替えは2025年12月)。NASDAQ-100への採用は売上構造に変化が生じる必要があり、当面期待できない。
<S&P500採用の条件>
現時点のS&P500の主な採用基準は、以下のとおりとなる。※厳密な定義は割愛し要点のみ記載。
【米国企業であること】
条件:本社が米国にあり、米国市場に上場している企業
結果:SoFiはサンフランシスコ本社、NASDAQ上場 →「クリア!🌉🚀」
【時価総額】
条件:会社全体の時価総額が約230億ドル以上
現状:2025年9月19日時点で、SoFiの時価総額は約350億ドル。基準を大きく上回っている。→「クリア!🌉🚀」
【流動性】
条件:
・浮動株比率50%以上
・直近6か月で毎月25万株以上の出来高
・年間売買代金÷浮動株調整後時価総額=1.0以上
現状
・SoFiの浮動株比率はほぼ100% →「クリア!🌉🚀」
※「浮動株比率」とは、経営陣や大株主が長期保有している売買制限のある株式を除外し、市場で実際に取引される可能性の高い株式(浮動株)の割合のこと。
・平均出来高は約7,200万株/日 →「クリア!🌉🚀」
・現在の平均出来高/日、株価水準30ドル前後から年間売買代金は5,000億ドル超。浮動株調整後時価総額=ほぼ現在の時価総額(約350億ドル)→ 「クリア!🌉🚀」
【財務健全性】
条件:直近4四半期の合計純利益が黒字で、直近の四半期単独でも黒字であること
現状:SoFiは2023年第4半期以降、7四半期連続でGAAPベースの純利益が黒字 →「クリア!🌉🚀」
SoFiはS&P500への採用基準をすべてクリアしており、残るは「委員会による最終判断」となっている。ただし、「条件を満たせば即採用」ではなく、指数全体の業種バランスも考慮される。また常に500銘柄を維持する仕組みのため、新しい企業が入るにはM&Aや業績低迷などによって除外される企業が出てくる必要がある。
<採用時期の目安>
S&P500の入れ替えは四半期ごと(3月・6月・9月・12月)に行われるほか、M&Aや上場廃止などがあれば臨時で組み入れが発表される。SoFiは、主な基準はすべてクリアしていることから、次回の定期入れ替えである2025年12月にS&P500に採用されても不思議ではない。遅くとも来年にはS&P500に採用されるだろう。
なお、指数採用は機械的な買い需要を生む。S&P500をベンチマークにしている資産は約15〜20兆ドル規模にのぼるとされ、そのうちパッシブ運用(約7〜10兆ドル)が実際の機械的な買い付けを行う。SoFiの理論ウェイト(0.05%前後)を掛け合わせると、少なくとも数十億ドル〜50億ドル程度の資金流入が発生する計算になり、需給の観点から株価に追い風となる可能性が高い。
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