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SoFi株、急騰中…今から買っても間に合う?

SoFiの株価が最近上昇基調を強めている。NoteでSoFiを初めて紹介して以来、3カ月で2倍の株価になった。株価が上昇基調を強めてくると、投資に抵抗を覚える人も多いだろう。様々な指標から割高・割安を計ってみる。

<SoFi株価推移> 
2025年7月11日終値:株価21.20ドル、時価総額234億ドル

【1.PER(株価収益率)】
株価が1株あたり利益(EPS)の何倍まで買われているかを示す指標で、株価÷1株あたりの利益(EPS)で計算される。PERが低ければ割安、高ければ割高とされるが、成長企業の場合、将来にわたって利益の増加が期待されるため、現時点のPERが高くても妥当とされる。

SoFiのEPSガイダンスは2025年0.27~0.28ドル、2026年0.55~0.80ドルとなっている。2025年、2026年のそれぞれのEPSガイダンス下限からPERを計算すると、2025年EPSが78.5倍、2026年が38.5倍となる。

2026年のEPSも十分達成可能と思っているうえ、2030年まで時間軸を伸ばすと、PERはもっと低くなることが想定される。よって、5年以上の長期投資を前提に考えれば、今の株価水準でも、個人的には割高とまったく思わない。

※参考資料
SoFi「2026年EPSガイダンスの達成が見えた!?」-前編-
SoFi「2026年EPSガイダンスの達成が見えた!?」-後編-
SoFi「2030年会員数5,000万人」その時の売上・利益・EPSは?―前編―
SoFi「2030年会員数5,000万人」その時の売上・利益・EPSは?―後編―

【2.PEGレシオ】
株価が利益成長に対して割安かどうかを評価する指標で、PERをEPS成長率で割って算出される。一般的な目安(あくまで参考)は、「1倍未満:割安、1.0倍前後:中立、1.5倍以上:割高」と見なされることが多い。

EPS成長率は、2025年、2026年それぞれのEPSガイダンスの下限で計算をすると103.7%となる(0.55ドル÷0.27ドル)。PEGレシオで見る場合、2025年EPS基準では0.76倍(78.5÷103.7)、2026年EPS基準では0.37倍(38.5÷103.7)と、割安水準と言って良い。

【3. EV/EBITDA】
企業価値(Enterprise Value)が、営業利益に近い収益指標であるEBITDAの何倍かを示す指標。一般的な目安(あくまで参考)は、「10倍以下で割安、20倍以上で割高」と判断されることが多い。

計算方法:EV(企業価値)÷EBITDA
・EV=時価総額+純有利子負債
・純有利子負債=有利子負債−現金及び現金同等物
※実務として「Adjusted EBITDA」をEBITDAの代わりに使うのは標準的なため、今回はAdjusted EBITDAを使用する。

SoFiの純有利子負債は以下のような推移をたどり、足元では10億ドルを下回る水準が続いているため、2025年末、2026年末の純有利子負債を10億ドルと仮置きする。

また、以前の記事で、Adjusted EBITDAは2025年10.1億ドル、2026年15.8億ドルと予想しているため、今回はこの数字を用いて計算を行う。

そうすると、EV=時価総額234億ドル+純有利子負債10億ドルとなり、この数字を2025年10.1億ドル、2026年15.8億ドルのAdjusted EBITDAで割ると、EV/EBITDAは2025年24.2倍、2026年15.4倍となる。こちらもPER同様、長期投資を前提に考えれば、Adjusted EBITDAがより伸びていくと想定可能なため、今の株価水準でも割高とはまったく思わない。

【4. PSR(株価売上高倍率)】
株価(または時価総額)が売上の何倍かを示す指標。利益が出ていない成長企業の評価に使われることが多く、EPS(1株あたりの利益)では測れない企業価値を、売上を通じて評価する。一般的な目安(あくまで参考)は、「1倍未満:非常に割安、1〜3倍:割安〜中立、3〜10倍:成長企業では妥当、10倍以上:成長性次第では割高」という感じである。

計算方法:「時価総額÷売上高」(または「株価÷1株あたりの売上高」)

以前の記事で、売上は2025年36.0億ドル、2026年54.1億ドルと予想をしているため、こちらの数字を採用すると、PSRは2025年6.5倍、2026年4.3倍となる。

【5.会員成長率・クロスセル比率】
個人的にはこれら数値に重きを置いている。会員数の増加が、ローン契約数や銀行口座などのアカウント数の増加につながり、それがまた売上増につながっている構造が極めて明確だからである。

会員数は順調に伸びている一方、クロスセル比率=1人あたりの契約(アカウント)数は横ばいが続いており、今後の課題と言える。逆に言えば、この数値が伸びを見せ始めれば、株価はさらなる上昇余地が生まれる。

もちろん、いつ何が起きるかわからない。最近株価が急上昇していることを考えれば、いつ大幅な調整が起きてもおかしくはない。しかし、5年以上の長期投資という視点に立てば、個人的には今でも投資するに値する株ということになる。

なお、PBR、ROEは以下の理由から、現時点のSoFiにおいては、あまり重要視していない。

・PBR(株価純資産倍率):会社の純資産に対して、株価が割高かどうかを見る指標
成長企業は無形資産(会員数などの顧客基盤やテクノロジーなど)に価値が集中することが多く、貸借対照表の「純資産」では企業価値を反映しづらいうえ、純資産に対する株価倍率からは将来の利益成長を評価しづらい。

・ROE(株主資本利益率):株主資本を使って効率的に利益を出しているかを示す指標
成長企業の場合、株式報酬費などの費用が大きく計上されるほか、利益を犠牲にして成長を優先する投資段階にあることも多く、純利益が低くなる傾向がある。またROEでは将来の成長性を評価しづらい。

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