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SoFi株、大幅下落中…今は買い時か?

SoFiの株価が最近大幅に下落している。これは短期的な市場全体の調整やセンチメントの影響が大きく、少なくともSoFiの業績悪化を反映した下落ではない。

長期投資家にとっては買いを入れる良い機会かもしれない。
そこで、今回は複数の指標を用いて、現在の株価水準が割高か割安かを検証する。

<SoFi株価推移> 
2026年2月6日終値:株価20.86ドル、時価総額264.36億ドル

<PER(株価収益率)>
株価が1株あたり利益(EPS)の何倍まで買われているかを示す指標で、「株価 ÷ EPS」 で計算される。

SoFiの会社ガイダンスから、2026年の予想EPSは0.6ドルとなっており、これに基づくとPERは34.8倍(20.86÷0.6ドル)となる。一見するとPERは高く見えるが、成長率を考慮しない単年PERだけでの判断は適切とは言えない。

先日の決算説明会で2025年から2028年までのEPS成長率は38~42%と発表された。これに基づくと、下限の38%で計算しても2028年にはEPSは1ドルを超える。

・2025年EPS実績0.39ドル → 0.39×1.38×1.38×1.38=1.02ドル
※2026年の予想EPS0.60ドルの達成を前提とし、「0.6×1.38×1.38=1.14ドル」としても良いかもしれない。

会社ガイダンスに基づく2028年の予想EPSで計算をすると、現在の株価水準はPER約20倍に相当する。

<PEGレシオ>
株価が利益成長に対して割安かどうかを評価する指標で「PER÷EPS成長率」で計算される。目安は「1倍未満:割安、1.0倍前後:中立、1.5倍以上:割高」とされることが多い。

2025年から2028年までのEPS成長率「38~42%」の下限38%を前提に評価すると、
・PER 34.8÷38=0.92 と割安水準になる。

<EV/EBITDA>
企業価値(Enterprise Value)が、営業利益に近い収益指標であるEBITDAの何倍かを示す指標。目安は「10倍以下で割安、20倍以上で割高」とされることが多い。

計算方法:EV(企業価値)÷EBITDA
・EV=時価総額+純有利子負債
・純有利子負債=有利子負債−現金及び現金同等物
※実務として「Adjusted EBITDA」をEBITDAの代わりに使うのは標準的なため、Adjusted EBITDAを使用する。

SoFiの純有利子負債は以下のような推移をたどり、2025年末時点で▲31億ドルである。

※2025年の増資により財務体質のさらなる改善が図られ、純有利子負債はマイナスで、実質的にネットキャッシュポジション(現金が有利子負債を上回る状態)に近い財務状態にある。

また、Adjusted EBITDAは2026年16億ドルとされている。

そのため、EV=233億ドル(時価総額264億ドル-純有利子負債31億ドル)となり、2026年16億ドルのAdjusted EBITDAで割ると、EV/EBITDAは14.6倍(233÷16)となる。

<PSR(株価売上高倍率)>
株価(または時価総額)が売上の何倍かを示す指標。

利益が出ていない成長企業の評価に使われることが多く、EPSでは測れない企業価値を、売上を通じて評価する。目安は「1倍未満:非常に割安、1〜3倍:割安〜中立、3〜10倍:成長企業では妥当、10倍以上:成長性次第では割高」となる。

計算方法:「時価総額÷売上高」(または「株価÷1株あたりの売上高」)

2026年会社ガイダンスによると、2026年の売上は46.6億ドルとなっているため、PSRは2026年5.7倍(264÷46.6)となる。

高い売上成長率・Adjusted EBITDA Marginを記録している「金融×テック企業」としては、PSR5〜6倍は決して過熱感のある水準ではない。

<会員成長率>
会員数の増加が、ローン契約数や金融サービス事業におけるアカウント数の増加につながり、それが売上増につながる。この関係性は鮮明である。

※会員数・契約(アカウント)数に連動する売上は、ローン・金融サービス事業となるため、上記表の売上は2事業の売上としている。

その会員成長率は、2026年において“少なくとも”30%増と発表されている。また2030年までに会員数5,000万人(対象:米国内のみ)までの目標が掲げられている。

なお、後日詳細を書く予定であるが、2026年の業績はすでに「上方修正される可能性が極めて高い」。個人的には、2026年のEPSガイダンス0.60ドルは何ら問題なくクリアすると見ており、2027年のEPS1ドル超えを視野に入れている。

したがって、今後の業績上方修正を織り込めば、上記で算出されたPER・PEGレシオ・EV/EBITDA・PSRのすべては、より割安な水準にシフトする。

【補足】
PBR、ROEは以下の理由から、現時点のSoFiにおいては、あまり重要視していない。

・PBR(株価純資産倍率):会社の純資産に対して、株価が割高かどうかを見る指標
成長企業は無形資産(会員数などの顧客基盤やテクノロジーなど)に価値が集中することが多く、貸借対照表の「純資産」では企業価値を反映しづらい。またPBRからは将来の利益成長を評価しづらい。

・ROE(株主資本利益率):株主資本を使って効率的に利益を出しているかを示す指標
成長企業の場合、株式報酬費などの費用が大きく計上されるほか、利益を犠牲にして成長を優先する投資段階にあることも多く、純利益が低くなる傾向がある。またPBR同様に、ROEからは将来の成長性を評価しづらい。

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