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蝶々は、ただの蝶々だろうか ~太古から紛れ込んでいる、あの人たち~

「UFO、見てみたいなぁ」

そんな軽い一言を、ここ数年で知り合った、少し不思議な世界に縁のある人に言ったことがある。

その人は静かに笑って、こう言った。

「もしかしたら、もう見てるかもよ」

意味がわからず聞き返すと、UFOというのは、大きな乗り物の形をしたものだけではないらしい。
鳥や虫に擬態して、こちらを観察していることもあるのだという。


ぼーっとした顔で歩いているのを観察されているかもしれない


にわかには信じがたい話だったが、その人の周りには、実際にUFOを見たことがあるという人が何人もいて、私自身、その人たちに会ったこともある。
何か一部の世界に傾倒しているでもない、特に変わったところのない、ごく一般の人たちだった。

違いがあるとすれば、見えるか見えないか、ただそれだけらしい。
慣れてしまうと、UFOだ宇宙人だと、いちいち騒がなくなるもののようだ。

私はといえば、UFOを見てみたいし、できることなら宇宙人にも会ってみたいと思っている。
けれど同時に、心のどこかで少し怖いとも感じている。
もしかすると、その「怖い」という気持ちが伝わってしまって、だから私の前には姿を現さないのだろうか。

そういえば、と思い出す。
私はときどき、蝶々に突っ込んでこられることがある。
向こうから、こちらめがけて突っ込んでくるのだ。自分の頬に、蝶の羽のはばたきの、軽い空気圧のようなものを感じたほどスレスレだった。
私のことが見えているだろうに何故だ?と思う。
自分から突っ込んできて、ひゅっと逃げていく。



また、真冬の夜のコンビニ(店内)で黄色い蝶がこちらにヒラヒラ飛んできたり、昼間の道で、きれいに角を曲がって飛んできた蝶が、偶然私と鉢合わせし、まるでぎょっとしたように空中で静止したことがある。

あれは、ただの蝶々だろうか。

目の端を、小さな何かがシュッと横切ったような気がすること、ないだろうか。
それも、もしかしたら観察に来ていたのかもしれないよ、と言われた。

宇宙人は、太古の昔からずっと、人間や動物に紛れて存在しているのだという。
そういえば…世界中の遺跡の壁画の中には「人間じゃないですよね?」という方々が描かれていることも多い。




気づいていないだけで、私たちはきっと、どこかですれ違ったり、出会ったりしているのだろう。

以来、空を横切る鳥や、庭先を舞う虫を見るたび、少しだけ見る目が変わった。

あなたは、見たことがありますか。
それとも、心当たりのある瞬間、ありませんか。





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碧乃よしえ@やさしいエッセイマンガ 最後まで読んで下さりありがとうございます。いただいた応援は、マンガや文章など、誰かの心がほっとする作品づくりに使わせていただきます。これからも一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。