今週のゲームプランーFed・PCE・マグニフィセント7決算が試す“投資コスト”の壁 (7/27 日本時間)

先週の米国株は、指数だけを見ると小幅下落でした。
しかし、中身はかなり重い一週間でした。
S&P500は7,411.98、NASDAQは24,975.82、ダウは51,947.25で終了。Russell2000は2,930.00で引けました。
週次では、S&P500が-0.6%、NASDAQが-2.1%、ダウが-0.4%、Russell2000が-1.1%。
主要4指数はすべて下落。
特にNASDAQの下げが目立ちました。

↓先週の米国株はこちら↓
先週の相場を一言でいうと、
「AI期待は残っているが、AI投資コストへの警戒が一段と強まった一週間」
でした。
AlphabetとTeslaの決算が、今の米国株にとって非常に大きなメッセージを出しました。
それは、
AI需要は強い。
しかし、AI投資にかかるお金も大きすぎる。
ということです。
Alphabetは決算自体は悪くありませんでした。
しかし、市場が気にしたのは利益よりも、AIインフラ投資の増加です。
データセンター、AIチップ、クラウドインフラ、人材投資。
これらは将来の成長には必要です。
ただし、短期的にはキャッシュフローを圧迫します。
Teslaも同じです。
EV販売だけでなく、ロボタクシー、自動運転、AI、ロボティクスへの期待があります。
しかし、投資家はここでも、
「その投資は、いつ、どれだけ利益になるのか」
を問い始めています。
これまでのAI相場は、
AI投資が増える
↓
半導体が買われる
↓
クラウドが買われる
↓
NASDAQが上がる
という単純な構図でした。
しかし先週は違いました。
AI投資が増える
↓
コストも増える
↓
利益率やフリーキャッシュフローが不安になる
↓
大型テックが売られる
↓
NASDAQが下がる
という構図です。
AIに投資しているか
ではなく、
AI投資を利益に変えられるか
が問われています。
今週の最大イベントは、FOMC、PCE、マグニフィセント7決算です。
かなり重い週です。
Fedで金利の方向を確認。
GDPで景気を確認。
PCEでインフレを確認。
Microsoft、Meta、Apple、AmazonでAI投資の採算を確認。

Fear & Greedは39でFear圏。
VIXは18台後半。
Put/Callも、Total 0.99、Index 1.08、Equity 0.79。
明らかに警戒感は上がっています。
特に、Equity Put/Callが0.79まで上がっている点は、個別株でもプット需要が戻っていることを示しています。
Apple、Microsoft、Meta、Amazonという超大型決算に加え、FOMC、GDP、PCE、原油、中東情勢が重なるため、投資家はポジションを大きく傾けにくい状況です。
↓先週のゲームプランはこちら↓
ここからは、
・今週の注目スケジュール:主役はFOMC、PCE、マグニフィセント7決算
・決算スケジュール:Microsoft、Meta、Apple、Amazonを確認
・今週の相場ロジック
・セクター別に見る今週の注目
・テクニカル:NASDAQの2週連続下落をどう見るか
・原油・金利・為替・金・ビットコイン
・今週のゲームプランまとめ
です。
※本記事は公開情報に基づく筆者の見解であり、特定の投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
※図表は公開データおよび各種サービス(Finviz、TradingView等)をもとに作成しています。
ここから先は
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?

