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【オトナになることのうた】w.o.d. その3●大人になった気持ちがのぞく『あい』

バタバタしてました。図書館に行ったり、買い物に行ったり。それらはいつも通りか。

まず、アジカンのライヴに。素晴らしい夜でした。結成30周年おめでとう。


それからワンオクの、今週のライヴではなく、去年のライヴを映画化したものを観て来ました。今や破格のライヴバンドの真骨頂、その場がスタジアム公演。Takaにトラブルが起こった日だったけど、それはそれでこのバンドらしさが垣間見れて、良かった。


しかも僕が試写で観たのがULTRA 4DXというやつで、これはなかなかの体験でしたね。親しい人同士で観るのに良さげ。

それからもう先月になりますが、ROOTS66というイベント。このレポートを書いたものがアップされています。2パターン。


それからそれから、そのROOTS66の翌日に同じ会場で行われた佐野元春の45周年ツアーの最終日のレポートも。


みなさま、どうかよろしくです。

そうこうしてるうちにアフリカ・バンバータが亡くなって、驚きました。レコードの時代に何枚か買ったな。革命的な音楽を作り、しかし晩節を汚すことがあった人だけど。どうか安らかに。


で、そうこうしてるうちにライヴ界隈ではダイブモッシュ論争が起こってました。まあ定期的にあるものですが。

僕の若い頃はそんな議論などなかったけど、うーん。痴漢はダメだよ!みたいなのはあったか。
そういえばライヴ中にステージ前のフロアにいたら、他人のタバコの火が自分の腕に当たって、熱かった時があったな~。当人が酔っぱらってて、謝られた記憶も。あれは喫煙OKだった? そんなわけないよな。
Pファンクオールスターズでした。どこだったっけ? MZA有明? 汐留サイト?

そしてホルムズ海峡も気になります。何とかしてもらわないと。



さらに、戦争にはもちろん反対です。


それではw.o.d.の3回目です。

<僕らずっと 子どものままで 大人になんかならないはずだった>


前回紹介したシングル「STARS」をこのバンドがリリースしたのが、2023年の9月のこと。サイトウタクヤという人の内面のかなり深いところにある『星の王子さま』からの影響が重要なテーマのひとつになっている楽曲だった。


その表現に込められていたのは、「本当に大切なものは目に見えない」ということ、そして、子供から大人へと成長していくこと。

そんな「STARS」を作ったことが関係しているのか、この後の彼はこうした主題を持つ歌を楽曲として作り上げていき、そうした曲たちを次のアルバム『あい』に収録している。


w.o.d.の5作目となるフルアルバム『あい』は、2024年10月にリリースされている。前年の「STARS」も収録している。

まずは、本アルバムに先行して9月にデジタルで発表されたシングル曲の「喜劇」。

同曲には、<薬がなきゃ夢も見れない/普通の大人です>と、自身が大人であることを示すフレーズがある。


また、アルバム『あい』のリリース時には、リード曲ということか、「Take It Easy」のMVが公開されている。


これは、子供の頃からの古い友人との気のおけない関係を綴った歌だ。
一番では<俺もお前も/随分歳をとったな>と、酒に弱くなったことを唄っている。そして二番では、<大人になれば/明日のこと/気にしちゃうけど/今日はいいでしょ>という詞が唄われている。
そう、これもまた大人であることを自覚している表現である。

さらに同じアルバムの中の「ネックレス」。過ぎ去った日々を思う歌である。この歌詞は、サイトウといしわたり淳司との共作になっているとのこと。
この歌には、<僕らずっと 子どものままで 大人になんかならないはずだった>、そして<心ごと衰えた体>と唄われる詞がある。

こうして聴いてきて思うのだが……この数年前までのサイトウは「大人にならなきゃ」みたいな意識がところどころに出てきて、その中で「もう大人だ」「いや、でも」みたいな、そのどちらもがせめぎ合う心情を織り込んでいたように思う。
それがこの『あい』の段階では、自分はもはや大人で、しかも心も身体も衰えているとまで唄っているのだ。どこか達観したというか、何かを諦めた印象さえ受ける。

たどってみれば、2024年はサイトウが30歳になった年だった。

そこで彼らのインタビューをあたっていたら、この記事を見つけた。先ほどの『あい』をリリースした直後の、サイトウの言葉だ。

「実際に状況も変わっていたし、自分自身も"ロックバンドあるある"の、"27クラブ"がね。マジで嘘みたいな話なんですけど、特に俺はNIRVANAが好きなので、憧れであり目標であった27歳を過ぎて、道がわからなくなるというか。"俺、この先何をしたくて、どうやっていけばいいんや"って、ここ2〜3年呆然としてた時期があって。だから多分、道を見つけるためにチャレンジしたかったのもあるんです。で、チャレンジをして色んな方向に踏み出していくと同時に、失っていくものもあるなというのはずっと感じてて。変わることは捉え方次第でネガティブにもポジティブにもなる。ただ、まさに生活は続くので。カート・コバーンを追う気持ちにはならへんかったし......かと言ってどう生きていったらいいかもわからなかったし、でもそうやって悩んでる間も、めちゃくちゃ普通に飯食って生きてるみたいな(笑)。そういう色んな悩みを、色んなテンションで、その日の気分やその時のモードで、全部ちょっと違う視点で書いたのがこのアルバムの曲たちになってる気がします」

27クラブ……この記事ではとくに説明されていないが、つまり才能あるロック・ミュージシャンの多くが27歳という若さで亡くなったことから生まれた見方である。

僕は一昨年、SUPER BEAVERについて書いた【 #年齢のうた 】(このnoteの前身)で、この27クラブについて書いている。

現在も彼らは人生や日常を唄い、音を鳴らし続けている


そして、今。
今年、w.o.d.は、1月に『YOU ONLY LIVE ONCE.EP』という作品を配信でリリースした。


この中に「普通な日」という曲がある。これは当noteのその1で触れた、僕が観に行ったイベントでも演奏してくれた曲だ。
激しい曲が強いインパクトを残すバンドだが、この歌のリアルな感触も心に深く残った。


この歌でサイトウは<僕ら 歳をとって><なんでもない未来で>と、将来の自分たちのことを想像する。
その時、ここで唄われている<変わらないふたり>は……恋人なのか親友なのかは、わからないけど、たぶん、かなり大人の年齢になっているのだろう。おじいちゃんとか、おばあちゃんの域に入っているのかも。そんなことを想像させてくれる。

w.o.d.は、サイトウは、かなり以前から人生について唄ってきた。彼は今、31歳。今年の6月で32歳になる。
思えば、今どき珍しいほど真正面からロックを鳴らしているバンドである。その楽曲を唄うサイトウが、なぜ人生をテーマにした歌を書いているのか。そして、どうして大人へと成長していくことを主題にしてきたのか。さらに、大人になった今、これからはどんなことを唄っていこうとしているのか。

w.o.d.の音楽。楽しみにしています。



どうとんぼり神座 東京ドームシティ店にて
おいしいラーメン、850円と
餃子セット410円。
安いし、いいんでない?
家族で時々行くチェーン店です

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