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🌏世界の授業アイデア99「Big Questions」ー“大きな問い”を考える活動

授業で考えるとき、「答えのある問題」を扱うことはありませんか?

もちろん、知識を身に付けることにも意味はあります。ただ、 「簡単には答えが出ない問い」を考える学びもあります。

今回紹介するのは、Big Questions(ビッグ クエスチョン)という活動です。



👇解説・実際の授業動画(英語版)はこちらをクリック!
(子どもたちが一つの問いについて対話を深める様子が分かります)

動画はここをクリックしてください🎥

■ Big Questionsとは


これは、大きな問いについて、対話しながら考え続ける活動です。

以前紹介した「Reverse Thinking Activity」が、視点を変えて考える活動だったのに対して、
Big Questionsは、「問いそのものを深める」ことに特徴があります。

基本の流れは

① 大きな問いを設定する
② 自分の考えを持つ
③ 対話しながら深める

という形で進めます。つまり、 “答えを探すより問いを考える”活動です。


■ 面白いところ


この活動の面白いところは、“一つの答えに決まらない”ことにあります。

例えば、

「幸せとは何か」
「正しさとは何か」
「学ぶ意味は何か」

といった問いには、簡単な正解がありません。
そのため、

・考え続ける
・問いを深める
・他者の考えを聞く

という学びが生まれます。

また、 「考えが変わる」ことも特徴です。対話を続ける中で、「最初はこう思っていたけれど…」と考えが揺れ動くことがあります。

そこに、この活動の面白さがあります。


■ なぜ効果があるのか


この活動のポイントは、 「問いと向き合い続ける」ことにあります。

学校では、「正しい答えを出す」ことが重視される場面もあります。

しかし実際の社会には、

・すぐに答えが出ない問題
・立場によって変わる問題
・考え続ける必要がある問題

もたくさんあります。

そのため、「自分はどう考えるのか」を持ちながら、「他者はどう考えるのか」にも耳を傾ける経験が重要になります。

つまり、Big Questionsは、“考え続ける力を育てる”活動とも言えるのです。


■ 日本の授業で考えてみる


この方法は、

・道徳
・国語
・総合学習
・探究活動

などで使えます。

例えば道徳。
「本当の優しさとは何か」について考える。

国語なら、物語を通して「幸せとは何か」を話し合うこともできます。また、探究学習との相性もかなり良いです。

最近は、「正解のない問い」を扱う場面も増えています。その点、Big Questionsは、 「考え続けること」そのものに価値がある。

特に、 「深く考える経験」を積ませたい場面で活用しやすい方法です。


■ 明日やるなら(これだけ)

① 答えのない問いを選ぶ
② まず自分の考えを書く
③ 考えが変わってもOKにする
④ 他者の意見を最後まで聞く
⑤ 結論を急がない

まずは「幸せとは何だろう?」だけでも十分です。


■ 小さなポイント


この活動では、 「正解を決めない」ことが大切です。

教師が結論を示しすぎると、「答え探し」になってしまいます。そのため、 「なぜそう考えるのか」 「他の見方はあるか」を大切にすると、対話が深まりやすくなります。

また、意見の違いを歓迎する雰囲気づくりも重要です。


■ 注意したいところ


この活動は、

・雑談になる
・発言の強い人だけが話す
・結論を急ぎすぎる

と、深まりにくくなることがあります。
そのため、「問いに戻る」ことが重要です。

また、

・考える時間
・話す時間
・振り返る時間

を分けることで、参加しやすくなります。


■ 参考


このような活動は海外の教育サイトEdutopiaなどでも紹介されています。

海外の授業を見ていると、「なるほど」と思う小さな工夫がたくさんあります。これからも少しずつ紹介していこうと思います。



次回はいよいよ
世界の授業アイデア100です。

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