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🌏世界の授業アイデア78「I Used to Think… Now I Think」ー“考えの変化”を見つめる振り返り活動

授業の最後に、「今日分かったことを書こう」
という場面は多いと思います。

もちろん、学んだことを整理するのは大切です。

ただ、
👉 「自分の考えがどう変わったか」
に注目してみる方法もあります。

今回紹介するのは、
I Used to Think… Now I Think
(アイ・ユースト・トゥ・シンク… ナウ・アイ・シンク)
という活動です。



👇解説・実際の授業動画(英語版)はこちらをクリック!
(短い動画でも雰囲気がかなり分かりやすいです)

■ I Used to Think… Now I Thinkとは

これは、
「以前はこう考えていた」
「今はこう考えている」を比較しながら、
学びを振り返る活動
です。

以前紹介した
Circle of Viewpoints」が、
👉他者の視点から考える
活動だったのに対して、

I Used to Think… Now I Thinkは、
👉 「自分自身の変化を見る」
ことに特徴があります。

基本の流れは

① I used to think…(以前はこう考えていた)
② Now I think…(今はこう考えている)

を書き出します。
つまり、👉 “考えの変化を見える化する”活動です。


■ 面白いところ

この活動の面白いところは、
“学びの変化”が実感しやすい
ことにあります。

授業では、「分かった」で終わることも多いです。

しかし、
I Used to Think… Now I Thinkでは、

・最初はどう思っていたか
・なぜ変わったのか
・何が新しく見えたのか

を比べるため、👉 「自分の変化」
に気づきやすくなります。

また、
👉 「考えが変わること」そのものを、
前向きに捉えやすいのも特徴です。

学校では、「最初から正解を言う」
ことが重視されやすい場面もあります。

でも本来、👉 “学んで考えが変わる”
のは自然なことですよね。

だからこそ、
「変わったこと」自体に価値を置くことで、
学びを振り返りやすくなるのです。


■ なぜ効果があるのか

この活動のポイントは、
👉 「比較」が変化を見えやすくする
ことにあります。

人は意外と、
「自分がどう変わったか」を覚えていません。

そのため、学習していても、
「何となく終わる」ことがあります。

しかし、「前」と「今」を並べることで、
知識だけでなく、

・考え方
・見方
・価値観

の変化にも気づきやすくなります。

また、👉 「間違っていた」ではなく、
👉 「広がった」
として捉えやすいのもポイントです。

特に探究的な学習では、
「答えを覚える」だけではなく、
👉 「見方が変わる」
こと自体が重要になることがあります。

つまり、I Used to Think… Now I Thinkは、
👉 “学びによる変化”を自覚する活動
とも言えるのです。


■ 日本の授業で考えてみる

この方法は、

・単元のまとめ
・総合学習
・探究活動
・道徳
・社会
・理科

などで使えます。

例えば社会。

学習前は、
「昔の人は不便だった」と思っていた。
でも学習後には、
「工夫して生活していた」という見方に変わった。

理科なら、

「空気は何もないと思っていた」から、
「見えないけど存在している」
へ変わることもあります。

また、
道徳や総合との相性もかなり良いです。

最近は、👉 「振り返り」
を重視する場面も増えています。

ただ、「感想を書こう」だけだと、
「楽しかった」で終わることもあります。

その点、I Used to Think… Now I Thinkは、
👉 「変化」を書くため、
学びを整理しやすい。

特に、👉 「自分の成長を見つける」
活動として使いやすい方法です。


■ 明日やるなら(これだけ)

授業前の考えを残しておく

最後に「今どう考えるか」を書く

短い一言でもOKにする

「変わらなかった」も認める

なぜ変わったかも少し考える

まずは「前と今を比べる」だけでも十分です


■ 小さなポイント

この活動では、
👉 「変わること=良い」
と決めつけすぎないことも大切です。

時には、
「最初の考えが深まった」だけの場合もあります。

また、👉 「変わらなかった」
ことにも意味があります。

「なぜそう考え続けているのか」を考えることで、
逆に理解が深まることもあります。

さらに、
👉 「最初の考えを残しておく」のもポイントです。

最初の予想やイメージがあることで、
変化を比較しやすくなります。


■ 注意したいところ

この活動は、

・「正解」に寄せるだけになる
・教師の答え探しになる
・変化を書かなければいけない空気になる

と、深まりにくくなることがあります。

そのため、
👉 「どう変わったか」だけでなく、
👉 「なぜそう思ったのか」
を大切にすることが重要です。

また、👉 「考えが変わる」ことを、
「前がダメだった」と捉えないことも大切です。

学習とは、
👉 “見え方が広がっていくこと”でもあります。

だからこそ、
変化そのものを価値として扱うことが、
この活動では重要になります。


■ 参考

このような活動は海外の教育サイト
Edutopiaなどでも紹介されています。

海外の授業を見ていると、「なるほど」と思う
小さな工夫がたくさんあります。
これからも少しずつ紹介していこうと思います。



次回は

Color-Symbol-Image

イメージで表現する思考活動です。



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