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🗺️世界の教室アイデア㉝「Wait Time」ー教師が”待つ”ことで思考を引き出す

教室で、

・すぐに答える子ばかりが発言する
・考える前に答えを言ってしまう
・もっと子どもの思考を引き出したい

そんなことはありませんか?

海外の教室には、日本ではあまり見られない日常の小さな工夫があります。このシリーズでは、教室づくりや学級経営に関わるアイデアを少しずつ紹介していきます。

今回は Wait Time(ウェイト・タイム)です。


■ Wait Timeとは


Wait Timeは、教師が問いを投げかけたあと、すぐに答えを求めず、意図的に数秒間待つ指導技術です。

以前紹介した「Think Timeが子どもの考える時間を保障する考え方だとすれば、Wait Timeは教師が意識して待つことに着目した技術と言えます。

例えば、

・5秒ほど考える時間を取る
・ノートに書いてから発表する
・全員が考えてから指名する

といった形で行います。海外では、発言の質や思考の深まりを高める基本的な教師スキルとして広く取り入れられています。

(👇実際のイメージ)

Teach Like a CHAMPION®より引用

※少し待つ時間を設けるだけでも、じっくり考える子が参加しやすくなり、発言の内容も深まりやすくなります。


■ こんな感じ


例えば、

① 問いを投げかける
② 教師はすぐに指名せず待つ
③ 子どもが考える時間を確保する
④ 発表や話し合いへ進む

という流れです。大切なのは、「沈黙も学びの時間」と考えることです。



■ 日本ならこう使える

日本の教室でも取り入れやすい方法です。例えば、

・発問後に5秒待つ
・「10秒考えよう」と伝える
・一度ノートに書いてから交流する

といった形でも実践できます。形式よりも、「考える時間を意図的につくる」という考え方がポイントです。


■ ポイント


教師は、沈黙が続くとすぐにヒントを出したり、別の子を指名したくなったりします。しかし、少し待つことで、多くの子どもが自分の考えを整理し、自信を持って発言しやすくなります。


■ 明日やるなら


問いを投げかけたあと、心の中で5秒数えてみましょう。すぐに指名したくなる気持ちを少し抑えるだけでも、子どもたちの思考が深まる時間をつくることができます。



次回は

Music Cues

音で行動を切り替える工夫について紹介します。



💡関連記事

「Think Time」では、子どもの考える時間を保障する考え方について紹介しています。あわせて読むと、より違いが分かりやすくなります。

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